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『旧記雑録』前編・後編・附録10冊と追録1~8(暫定版)、『旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集1~9』『家わけ1』(暫定版)、関連史料(外伝)『島津世禄記』の46,754件を横断検索できます。検索範囲は史料群・巻を組み合わせて選べます。結果は50件ずつ表示します。

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996 件 (全巻)/ 1–50件を表示

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前編2-No.638文書確認度 高

島津元久宛行状

島津元久が得丸但馬守へ、島津庄大隅方姶良庄内の得丸名一円を給分として宛行い、先例どおり領知することを認めた宛行状。

登場人物
島津元久、得丸但馬守
宛先
得丸但馬守殿
キーワード
島津元久、得丸但馬守、島津庄、大隅方、姶良庄、得丸名、一円、給分、領知、宛行状
前編2-No.2537文書確認度 高

半松斎宗養書状

半松斎宗養が阿多但馬守に、新詠の送付を喜び、春成兵庫助下国の際の贈物を謝し、今後も詠歌を送るよう求めた書状。

登場人物
半松斎宗養、阿多但馬守、春成兵庫助
宛先
阿多但馬守殿
キーワード
半松斎宗養書状、半松斎宗養、阿多但馬守、春成兵庫助、新詠、贈物、八月廿九日
後編1-No.250文書確認度 高

島津貴久琉球渡海朱印状

日向国櫛間湊の天神丸船頭・日高但馬守が琉球へ渡海することを島津貴久が認め、朱印を据えた航海許可状。

登場人物
島津貴久、日高但馬守
宛先
日向国櫛間湊天神丸船頭日高但馬守
キーワード
島津貴久琉球渡海朱印状、永禄六年、島津貴久、櫛間湊、天神丸、日高但馬守、琉球、渡海許可、朱印
後編5-No.43文書確認度 高

島津家久書状案

島津家久が浅野但馬へ、前日に御城へ召し出され中納言に任ぜられたこと、早速祝賀の使札を受け取ったことへの礼を述べた書状案。詳しい礼は面会のうえ申し上げるとする。

登場人物
島津家久、浅野但馬
宛先
浅野但馬
キーワード
島津家久、浅野但馬、中納言、任官、祝賀、使札、書状案
附録1-No.749文書確認度 高

半松斎宗養書状

半松斎宗養が阿多但馬守に、当年の新詠を送ってほしいと求める。春成兵庫助の下国時に書状を託して返書を得たこと、新作の詠歌を都で写し留め後世の教訓としたことを述べ、奥書への礼として贈られた沈香三斤および別に受領した二斤に謝意を表し、詳事は春成兵庫助に託した書状。

登場人物
半松斎宗養、阿多但馬守、春成兵庫助、近衛家
宛先
阿多但馬守殿
キーワード
半松斎宗養、阿多但馬守、春成兵庫助、新詠、奥書、沈香、八月廿九日
後編2-No.903文書確認度 高

豊臣秀吉朱印状

豊臣秀吉が、朝鮮渡海の遅れに不満を抱いた梅北国兼が佐敷辺で一揆を起こしたため、義久からの報告と首を討つ旨の命令を受け、現地諸将へ即時の成敗を指示した朱印状。 島津兵庫頭の不安を除くよう申し聞かせることも命じ、梅北一揆を島津家だけでなく豊臣政権の軍事命令として鎮圧したことを示す。

登場人物
豊臣秀吉、島津義久、梅北国兼、島津兵庫頭、加藤主計頭、鍋島加賀守、羽柴筑前侍従、前野但馬守、木村常陸介、加藤遠江守、石田治部少輔
宛先
加藤主計頭、鍋島加賀守、羽柴筑前侍従、前野但馬守、木村常陸介、加藤遠江守、石田治部少輔
キーワード
豊臣秀吉、朱印状、梅北一揆、梅北国兼、佐敷、島津義久、成敗、加藤清正、鍋島直茂、石田三成
後編1-No.940記録確認度 高

長谷場越前自記

伊東義祐の暴政に反発した福永丹波守・野村但馬守らが蜂起し、民家への放火を合図に島津方へ内応したため、義祐が豊後へ逃れた経緯を叙述する。上原尚近が報告すると、正八幡宮参詣中の義弘は直ちに野尻へ進み、評議後に本城へ迫って日向諸城へ番兵を置いた。

登場人物
島津義弘、島津義久、伊東義祐、福永丹波守、野村但馬守、上原尚近
宛先
—
キーワード
長谷場越前自記、伊東義祐、福永丹波守、野村但馬守、内応、豊後退去、上原尚近、島津義弘、野尻、日向平定
後編1-No.1149記事確認度 高

古物語

一之瀬付近の戦いで丸田但馬と川原与介が深入りし、相良方の騎馬五騎に追われた。下人早左衛門が『逃げても死ぬなら首一つ取って死のう』と但馬の鉄砲を手にして踏みとどまり、但馬も小山に忍んで先頭の騎馬を撃ち落としたため、敵が伏兵を疑い味方が退却できたという逸話。

登場人物
丸田但馬、川原与介、早左衛門、相良方騎馬衆
宛先
—
キーワード
古物語、丸田但馬、川原与介、早左衛門、鉄砲、伏兵、退却、一之瀬、相良方
後編2-No.902記事確認度 高

島津義弘譜

義弘父子の朝鮮渡海途上、平戸に滞在した梅北国兼・田尻但馬守父子らが変心して一揆を起こし、国兼が佐敷城へ入り、田尻父子が松波瀬で放火した経過を記す。 松浦筑前らが田尻但馬・荒次郎・荒五郎以下百余人を討ち、国兼の一党も赤松太郎や球磨・彦北の兵に殲滅されたとして、梅北一揆の発生から鎮圧までを島津義弘譜にまとめる。

登場人物
島津義弘、島津久保、梅北国兼、田尻但馬守父子、松浦筑前、赤松太郎、求麻彦北の兵
宛先
—
キーワード
島津義弘譜、梅北一揆、梅北国兼、田尻但馬守、佐敷城、八代城、松波瀬、松浦筑前、平戸、朝鮮出兵
後編2-No.922記事確認度 高

島津義久譜

島津義弘・久保に従って朝鮮へ渡る途中だった梅北国兼・田尻但馬守らが平戸付近で変心し、佐敷城を占拠して八代方面へ兵を出した梅北一揆の全経過を詳述する。田尻勢の放火、松浦筑前らによる迎撃、赤松太郎や球磨・彦北勢の追討、国兼の妻子・一族の捕縛と処刑、諸将からの報告と秀吉方の処置までを収める。一揆発生から鎮圧後の残党処分までを島津義久譜から通覧でき、朝鮮出兵に伴う家中統制の崩れと豊臣政権の介入を示す重要記事である。

登場人物
島津義久、島津義弘、島津久保、梅北国兼、田尻但馬守、松浦筑前、赤松太郎、佐敷・八代・球磨の関係者ほか
宛先
—
キーワード
島津義久譜、梅北一揆、梅北国兼、田尻但馬守、佐敷城、八代城、平戸、松浦筑前、球磨、残党処分
後編3-No.97文書確認度 高

小田原源右衛門上書

高岡の小田原源右衛門が、豊臣秀吉が川内泰平寺へ下向した際、龍伯(島津義久)の指図により祖父但馬と父源太兵衛が御輿を廻して奉公し、その忠節により高五石を賜った由緒を、名寄を紛失したため古書物に基づいて申し立てた上書。

登場人物
小田原源右衛門、龍伯(島津義久)、祖父但馬、父源太兵衛、豊臣秀吉、高岡
宛先
—
キーワード
小田原源右衛門、高岡、豊臣秀吉、川内、泰平寺、島津義久、祖父但馬、父源太兵衛、御輿、奉公、高五石、名寄、古書物、由緒、上書
追録8-No.412-3本文群(将軍上洛の祝儀連絡指示・家老副書)旧記雑録暫定版確認度 中

二条城着・参内と還御の祝儀を飛札・使札で伝え、領内にも周知させる記事

第一の公義通知は、将軍の上洛・二条城着と参内に対する祝儀を在国在邑者や隠居が和泉守の旅館へ飛札で送るとの先の指示を改め、留守老中へ送るよう命じる。還御に際しては拾万石以上の在国在邑者が後豊前守・和泉守宅へ使札を送り、それ以下は飛札とし、隠居は月番老中へ送るよう指示する。第二は公義の別紙を表方へ通達し、奥掛・勝手方にも伝えるよう求める四月但馬の副書。伊地知壮之丞取次注がある。十万石の区分と使札・飛札を区別し、実際の発送や将軍の帰着をこの指示だけから認定しない。

登場人物
将軍(姓名本文不記)、在国在邑者・隠居、御留守老中、和泉守(注:水野忠精)、後豊前守(注:松平齊善)、拾万石以上の諸侯、月番老中、但馬、伊地知壮之丞、表方・奥掛・勝手方
宛先
諸侯・隠居の祝儀連絡先は留守老中・月番老中等へ、但馬副書は表方・奥掛・勝手方へ通達
キーワード
二内容、公義通知将軍上洛二条城着参内祝儀、在国在邑隠居、和泉守旅館飛札から留守老中へ変更、還御拾万石以上後豊前守松平齊善和泉守水野忠精使札、以下飛札隠居月番老中、四月但馬副書、伊地知壮之丞取次、表方奥掛勝手方通達
追録8-No.549移鞍賞賜の勅書・馬具明細と収納注旧記雑録暫定版確認度 中

松平修理大夫に移鞍一具を賜う勅書と付属馬具の明細

松平修理大夫に宛て、長藩の士の暴挙に際して速やかに人数を出し凶徒を追い退けたことを「叡感不斜」と評価し、移鞍一具を賜うとする九月の勅書。別紙には鞍橋・四緒手・刀革・轡・鐙・切附・表敷・面頬類・手綱・腹帯・面掛・胸掛・尻掛・立間・差縄・引差縄・平鈴・髪結糸・鞍覆・四手・鞭・背布團などの馬具を列挙する。外包には元治元年子十一月六日、但馬から渡され大切に護置する旨を伊藤整之介が承知し、白木御文書十一番箱に納めたとの注がある。賞賜本文の九月と収納注の十一月六日を分け、功績の評価は勅書の叙述として示す。

登場人物
松平修理大夫、長藩の士、天皇(勅書)、但馬、伊藤整之介
宛先
勅書:松平修理大夫/外包収納:但馬から伊藤整之介へ
キーワード
九月勅書松平修理大夫長藩暴挙出張追退叡感移鞍一具、鞍橋四緒手刀革轡鐙切附表敷面頬手綱腹帯面掛胸掛尻掛立間差縄引差縄平鈴髪結糸鞍覆四手鞭背布團、元治元子十一月六但馬伊藤整之介白木十一番箱二十四番収納
追録8-No.680-2供列届書の提出首尾と兵員残置・先供人数の追記旧記雑録暫定版確認度 中

内田が供列届の取次を報じ、五百人のうち百人ほどを残し残りを先供とする扱いを伝える

親征の太守供奉に関する御供列の届一通を私の名前で出すという表示を掲げ、昨二十二日に二条城太政官代へ出て松尾但馬に面会・演説の上差し出し、申上げる旨を聞いたと報じる。自分たちの差支えで留守居付役勤永山左内が勤めたとして、辰二月二十三日に内田仲之助が伊勢様へ知らせる。追記では、供列の内百人ほどを残して残りを先供として出輦二、三日前に大坂へ下すこと、五百人の内で太守御供百人ほどを残すという意味を承知したと述べる。近習十人・手廻り十五人までの扱いも軍務局から聞いたとして伝える。

登場人物
内田仲之助、伊勢様、留守居付役勤永山左内、非蔵人松尾但馬、太守、御官名・軍務局
宛先
伊勢様。届書の取次先は非蔵人松尾但馬
キーワード
原680の2御書附一通親征太守供奉御供列届私名前松尾但馬昨廿二二条城太政官代面会演説提出申上私共差支永山左内勤辰二月廿三内田伊勢追百人計残其余先供出輦二三日前大坂五百内御供百近習十手廻十五軍務局
前編2-No.1542文書確認度 高

木場重著譲状

木場但馬守重著が、志への謝意として私領の小原内の水田などを種田圖書へ譲り、今後も奉公に励むよう述べた譲状。

登場人物
木場但馬守重著、種田圖書
宛先
種田圖書殿
キーワード
木場重著、譲状、種田圖書、小原、水田、私領、奉公、文明十三年
追録3-No.2415文書旧記雑録暫定版確認度 中

島津但馬守書状(入輿祝儀)

島津但馬守が竹姫入輿後の祝儀と親類の儀礼について、御広敷への参上や祝儀物の差上げを伝える。

登場人物
島津但馬守、竹姫、松平大隅守
宛先
松平大隅守
キーワード
島津但馬守、竹姫、入輿、祝儀、親類、御広敷
追録4-No.1603届書旧記雑録暫定版確認度 中

島津但馬守、唐船漂着と対応委任を届け出る

島津但馬守は、自領への唐船漂着を別紙で届け出る。参勤が迫るため、漂着船への対応を松平大隅守継豊の国元家老に頼み、以後の届出を継豊から行う旨を知らせる。継豊側が二月二十三日に提出した写しを収録する。

登場人物
島津忠就(但馬守)、島津継豊、国元家老
宛先
幕府御用番
キーワード
佐土原、島津但馬守、唐船漂着、参勤、継豊、国元家老、届書写し
追録4-No.2154記事旧記雑録暫定版確認度 中

病気の継豊に代わる島津但馬守の謝礼使者

七月二十八日以降、上使の興津帯刀を通じて継豊が拝領を受けた。継豊は病気であったため、島津但馬守忠就が代わって執政らの邸を訪れ、謝礼を述べたと記す。

登場人物
島津継豊、島津但馬守忠就、興津帯刀
宛先
—
キーワード
継豊、病気、興津帯刀、上使、拝領、島津但馬守忠就、代理、謝礼
追録4-No.2445届書旧記雑録暫定版確認度 中

用事の際の大隅守国元参上についての但馬守覚

島津但馬守が、先祖以来、用事の節には松平大隅守が国元にいるときに参上してきた慣例を述べる。自身はまだ同じ取扱いを許されていないため、今後用事があって国元へ参る際にも従前のように仕えたいと願う。御代替に際してその希望を申し上げた四月十九日付の覚。病気による登城辞退の届ではない。

登場人物
島津但馬守、松平大隅守
宛先
幕府
キーワード
島津但馬守、松平大隅守、国元参上、先祖以来、用事、御代替、四月十九日、覚
追録4-No.2446届書旧記雑録暫定版確認度 中

但馬守の国元参上の先例を伝える大隅守覚

松平大隅守が、島津但馬守の先祖以来、用事があるときに大隅守の国元へ参上した先例を説明する。但馬守から、御代替後も同様の手続を取りたいとの願いがあったため、今後も従前どおり参上を許したい旨を申し上げる。No.2445の但馬守自身の願書と対になる四月十九日付の覚。

登場人物
松平大隅守、島津但馬守
宛先
幕府
キーワード
松平大隅守、島津但馬守、国元参上、先例、用事、御代替、四月十九日、覚
追録4-No.2456連署書状旧記雑録暫定版確認度 中

島津但馬守の国元参上をめぐる取次報告

島津但馬守が従来どおり大隅守の国元へ用事の際に参上できるかについて、御代替後の取扱いを報告する。以前の先例と先月十九日に差し出した書付を引き、相手方から受けた連絡を整理して、今後の使者・取次の方法を島津左衛門へ五月朔日付で知らせる。No.2445・2446の願いに続く文書で、献上馬の取次ではない。

登場人物
樺山主計、伊勢兵部、北郷織部、鎌田太郎右衛門、島津但馬守
宛先
島津左衛門
キーワード
島津但馬守、松平大隅守、国元参上、先例、御代替、五月朔日、樺山主計、伊勢兵部、北郷織部、鎌田太郎右衛門
追録6-No.2530願書旧記雑録暫定版確認度 高

島津但馬守を在所へ帰して保養させる許可を願う

島津但馬守は持病の疝積と足痛により去々巳年五月に隠居を命じられたが、今も病状が快方に向かわないと述べる。島津淡路守が願い出たとおり、但馬守を在所へ遣わして保養させることを許可してほしいと願う。正月十八日付で、署名位置は「御名」と記す。

登場人物
島津重豪、島津但馬守、島津淡路守
宛先
宛名記載なし
キーワード
島津但馬守、疝積、足痛、隠居、島津淡路守、在所、保養、願書
追録8-No.359本文群(久光の三郎改称通知・祝儀登城指示)旧記雑録暫定版確認度 中

五月十二日の三郎改称を周知し祝儀と登城の予定を伝える但馬申渡群

雑集中の二つの申渡。第一は京都の近衛からの申進により、久光が去る十二日に三郎へ改名したとの報が届いたので承知し、表方・奥掛・御勝手方・諸郷私領へ周知する。五月但馬、本文五月廿五日二階堂源太夫取次注。第二は同じ改名について、一門方と月次御礼の者へ「明廿二日四時」の登城を指示し、その席で太守・三郎へ祝儀を述べ、当日は大奥にも祝儀を伝え、精進日間の祝儀を申し上げるよう命じる。五月廿五日但馬。廿五日の指示と明廿二日の前後疑義は原字を保持する。

登場人物
和泉・三郎久光、近衛、但馬(注:川上久運)、太守、一門方・月次御礼の者、表方・奥掛・御勝手方、諸郷私領、二階堂源太夫
宛先
表方・奥掛・御勝手方・諸郷私領と一門方等へ
キーワード
雑集中、近衛京都申進、去る十二日和泉から三郎改称、五月通知、表方奥掛御勝手諸郷私領周知、五月廿五日但馬二階堂源太夫、明廿二日四時登城原記載、一門月次御礼、太守三郎祝儀、大奥祝儀精進日間
追録8-No.362但馬申渡(大原勅使と三郎出府の到来報)旧記雑録暫定版確認度 中

大原三位の勅使出立と同日の三郎発駕を関係者へ知らせる但馬申渡

雑集中の但馬申渡。先月中旬に大原三位が勅使として関東へ出立することに伴い、同日に三郎久光も当地を発駕して出府する旨を近衛から承知したという到来報を、関係者へ伝えるよう命じる。六月、但馬。近衛への返信や勅ヶ条書そのものではなく、発駕・出府に関する伝達記事として扱う。

登場人物
大原三位、三郎久光、近衛、但馬
宛先
関係の向々へ申渡す
キーワード
雑集中、六月但馬、先月中旬大原三位勅使関東出立、同日三郎当地発駕出府、近衛承知到来、向々申渡
前編2-No.932記事確認度 高

島津義天譜

給黎を領する伊集院頼久を討つため、島津久豊が吉田・蒲生以下の軍勢を率いて陣営を構え、伊集院方の救援・反撃と交戦した記事。伊作・川邊勢の働き、本田・税所・吉田・加治屋らの戦死、城兵の夜間退去を記す。

登場人物
島津久豊、伊集院頼久、吉田氏、蒲生氏、時吉氏、中村氏、但馬守、伊作氏、川邊氏、本田氏、税所氏、吉田氏、加治屋氏
宛先
—
キーワード
島津義天譜、島津久豊、伊集院頼久、給黎、吉田、蒲生、伊作、川邊、攻城、戦死、退去
附録1-No.544文書確認度 高

通達写

養子・相続人の家格や持高、分地願、屋敷・地面の売買・質入れ、借銀、奉公・家業などの取扱いを定め、願い出や許可の手続、家中での争論防止と統制について寄合衆以下へ示した通達写。

登場人物
式部、摂津、但馬、右衛門、寄合衆、小番、新番、養子・相続人
宛先
寄合衆以下の家中
キーワード
通達、養子、相続、家格、持高、分地、屋敷、地面、質入れ、借銀、奉公、家中統制
追録5-No.52-10書状旧記雑録暫定版確認度 高

比志島範房書状

比志嶋隼人が十二月九日、島津但馬守へ、源氏へ復したいとの意向を樺山典膳からの連絡と本人の書状で承知し、使者によって願う旨も承知したと伝える。当座は記録方へ伝えてあるので、願いを出す時節について、但馬守から先に指図してほしいと頼む。

登場人物
比志嶋隼人(範房は目録比定)・島津但馬守・総州・樺山典膳・記録方
宛先
島津但馬守様
キーワード
復姓願意向と使者願の承知、記録方伝達、願時節の指図依頼
追録5-No.52-11書状旧記雑録暫定版確認度 高

比志島範房書状

比志嶋隼人が十二月二十五日、島津但馬守へ、源氏復姓願の時節を記録方に伝え、別紙の申し出を受けたと知らせる。姓の変更は勅命によらなければならず、現在これを願う機会は見当たらないため、萬壽丸の初官の際に口宣の姓を正すよう願うのがよいと述べる。家の姓について林大学頭から問い合わせがあれば別紙の通り江戸の家老へ伝えるが、今すぐ願う内意はなく、家督側の家老も使者による願いは不要としたことを伝える。将来に関わる事柄なので、別紙一通を参考として差し上げると結ぶ。

登場人物
比志嶋隼人(範房は目録比定)・島津但馬守・記録方・萬壽丸(久柄)・頴娃左京・林大学頭・江戸家老・家督側家老
宛先
島津但馬守様
キーワード
勅命と改姓、萬壽丸初官時の口宣訂正願、林家照会への方針、当座願見合
追録5-No.2183継豊書状旧記雑録暫定版確認度 高

島津継豊請書(国元三年間の養生許可への謝礼)

継豊の四月二十七日付書状控は、公方と大納言の健勝を喜び、自身の病気がなお回復しないため、薩摩守重豪を通じて当年から巳年まで三年間、国元で養生したいと願った旨を述べる。願いのとおり許可されたとの申し渡しを承知し、ありがたく思うと謝意を伝える。老中五人の人々御中と、大納言御方の秋元但馬守の人々に宛てる。

登場人物
継豊・薩摩守重豪・公方・大納言・老中五人の人々・秋元但馬守方の人々
宛先
堀田相摸守・酒井左衛門尉・松平右近将監・西尾隠岐守・松平右京大夫の人々御中/大納言様御方秋元但馬守の人々(本文宛所)
キーワード
四月二十七日、朱宝暦九年、公方大納言健勝恐悦、病気未回復、薩摩守取次、当年から巳年三ヶ年国元養生願、願之通許可承知、謝意、五官途と大納言御方秋元の人々宛、独立署名なし
追録5-No.2619請書旧記雑録暫定版確認度 高

島津重豪請書

重豪が十二月二十一日、酒井左衛門尉・松平右近将監・秋元但馬守・井上河内守へ、公方の健勝を喜び、領知判物拝領の礼を述べる。十月二十二日に名代の嶋津淡路守が御前へ召し出され、上意により判物を賜り、早速国許へ届いて頂戴したことをありがたく思うと伝える。礼使として種子嶋蔵人を差し立て、詳しくは口上で申し上げるとする。松平右京大夫への書状では、種子嶋蔵人が御礼を申し上げる旨の文面とし、側御用人板倉佐渡守へも同案とする。

登場人物
重豪・酒井左衛門尉・松平右近将監・秋元但馬守・井上河内守・公方・嶋津淡路守・種子嶋蔵人・松平右京大夫・板倉佐渡守
宛先
酒井左衞門尉様・松平右近將監様・秋元但馬守様・井上河内守様(人々)。松平右京大夫様(人々)・御側御用人板倉佐渡守様(人々、右御同案)
キーワード
十二月廿一日署なし目録重豪、十月廿二淡路守久柄名代召出、領知判物国許頂戴、種子嶋蔵人礼使、四宛右京板倉別書式
追録5-No.2794島津重豪願書旧記雑録暫定版確認度 要

島津重豪願書

重豪が四月二十二日、帰国の暇を得たが男子がいないため、在国中に不測のことが起きた場合は、国元にいる島津杢(久峯、当年三十二歳)へ相続させ、跡職を変わりなく認めてほしいと願う。酒井左衛門尉・松平右近将監・秋元但馬守・松平右京大夫の四名に差し出す。包紙の注は、連名の書付と奉書を折綱で付けた封の取扱いを記し、本文の四月二十二日と別に、二十一日に御用番酒井へ留守居を通じて差し出した旨を記す。

登場人物
島津重豪・島津杢(久峯)・酒井左衛門尉・松平右近将監・秋元但馬守・松平右京大夫
宛先
酒井左衛門尉・松平右近将監・秋元但馬守・松平右京大夫
キーワード
重豪帰国男子なし不慮時島津杢久峯三十二歳相続跡職願、四老中宛四月廿二本文・包紙廿一差出
追録6-No.321その他文書旧記雑録暫定版確認度 高

島津久般口上書

今日、上使安部平吉を通じ、公方から松平薩摩守が御鷹の雲雀を拝領してありがたく思うが、薩摩守は積気のため、名代の島津又吉郎が御礼を申し上げる口上書。八月二日付で、年は朱注の明和三年。老中四人へは墨書のとおり、西丸老中秋元但馬守へは朱書のとおりとする注がある。朱追記では、上使来訪時には太守自身が出迎えて頂戴したが、その後積気となったため、両御丸老中への礼に又吉郎が廻勤したとする。新番二階堂千太夫が付き従い、滞りなく名代の廻勤が済んだ旨を帰って申し出たことを、御使番が報告したと記す。

登場人物
島津又吉郎(久般の注)、松平薩摩守(重豪)、安部平吉(上使)、秋元但馬守(西丸老中)、両御丸老中、新番二階堂千太夫、御使番(追記報告者、名なし)
宛先
老中四人・西丸老中秋元但馬守(朱注の提出相手)
キーワード
公方から御鷹の雲雀、拝領謝礼、島津又吉郎名代、積気、老中四人、西丸秋元、墨書・朱書、二階堂千太夫随行、廻勤済報告
追録7-No.2111書状旧記雑録暫定版確認度 高

島津久風外二名家老連署返書

重豪寿像を不斷光院山内に神殿を造って安置する願いについて、北郷内記が伝えた許可と三家老連署返書の対応を収録する。源寿院当住持が、不斷光院・増上寺宿坊の双方から願い、願いどおり許されたため、諸人の拝礼と寄進物を勝手次第とすることを認めた。重豪の沙汰を別紙に示して送るので、印を許した場所で取扱いを整えるよう求める。三月五日北郷内記と四月四日の朱注を分け、掲載署名は但馬・久馬、目録は久風外二名とする。

登場人物
北郷内記久秖、島津但馬久風、川上久馬久芳、不斷光院、源寿院当住持
宛先
北郷内記(上)、島津但馬・川上久馬(下)
キーワード
島津重豪、寿像、不斷光院、神殿造立、源寿院当住持、増上寺宿坊、拝礼、寄進物、勝手次第、北郷久秖、島津久風、川上久芳、三月五日、四月四日
追録8-No.34-1書状旧記雑録暫定版確認度 高

猪飼尚敏書状

猪飼央(目録は尚敏)が島津但馬・伊勢、菱刈安房へ、斉興の転任に伴う達しの内容を伝えた書状。白書院の縁頬に老中が列座し、用番太田備後守から伝えられた書取写しを添え、別紙の内容を役人へ申し渡すよう沙汰されたと知らせる。国元での申渡は宛先側で取り計らうよう求め、御記録奉行には別に伝えてあると付す。戌年十二月六日付。

登場人物
猪飼央(尚敏。目録による)、島津但馬、島津伊勢、菱刈安房、太田備後守、御老中、御記録奉行
宛先
島津但馬殿・島津伊勢殿・菱刈安房殿
キーワード
猪飼尚敏、宰相昇進、太田備後守、書取写、役人、申渡、御記録奉行
追録8-No.35-4書状旧記雑録暫定版確認度 高

猪飼尚敏書状

猪飼央(目録は尚敏)が島津但馬・伊勢、菱刈安房へ、斉興の転任後の祝儀・勤向について太田備後守から受けた指図を伝えた書状。例書を添えて伺ったところ、朱書のとおり書取で申し渡されたとし、年頭・五節句・八朔・月次の式向も別紙写し三通のとおり伝えられたと知らせる。内容を承知して取り計らうよう求め、御記録奉行にも伝えてあることを付す。戌年十二月二十九日付。

登場人物
猪飼央(尚敏。目録による)、島津但馬、島津伊勢、菱刈安房、太田備後守、御記録奉行
宛先
島津但馬殿・島津伊勢殿・菱刈安房殿
キーワード
猪飼尚敏、宰相、祝儀、勤向、太田備後守、書取、別紙写三通、御記録奉行
追録8-No.40-2書状旧記雑録暫定版確認度 高

猪飼尚敏書状

猪飼央が島津但馬・伊勢、菱刈安房へ、斉興の白綾着用についての指図を伝えた書状。転任に伴って白綾を用いたいと内意で伺ったところ、用番太田備後守が前年十二月二十九日に、別紙写しの朱書のとおり着用して差し支えないと書取で伝えたと知らせる。承知して取り計らい、御記録奉行などへも伝えるよう求める。亥年正月三日付。

登場人物
猪飼央(尚敏。目録による)、島津但馬、島津伊勢、菱刈安房、太田備後守、御記録奉行
宛先
島津但馬殿・島津伊勢殿・菱刈安房殿
キーワード
猪飼尚敏、島津斉興、白綾、着用許可、太田備後守、書取、御記録奉行
追録8-No.44書状旧記雑録暫定版確認度 高

調所広郷書状

調所笑左衛門が島津但馬・伊勢、菱刈安房へ、斉興の帰国の暇に伴う登城礼の扱いを伝えた書状。帰国の暇を許されたことと礼を述べた経過は別紙で知らせたが、以前は月次の席である白書院で礼をしたのに対し、今回は黒書院へ引き上げて礼をしたと説明する。これは前年冬の宰相任官による重い扱いであると留守居から聞いたため、御記録奉行にも伝えたとし、国元の記録奉行などへも知らせるよう求める。亥年二月二十二日付。

登場人物
調所笑左衛門(広郷。目録による)、島津斉興(太守)、島津但馬、島津伊勢、菱刈安房、留守居、御記録奉行
宛先
島津但馬殿・島津伊勢殿・菱刈安房殿
キーワード
調所広郷、島津斉興、帰国御暇、宰相、登城礼、白書院、黒書院、御記録奉行
追録8-No.59-2書状旧記雑録暫定版確認度 中

島津久宝書状

島津主計が、島津但馬・石見、菱刈安房、猪飼央へ、中将斉宣の位階昇進に関する達しを伝えた書状。白書院の縁頬に老中が列座し、太田備後守から太守斉興へ別紙書取写しのとおり伝えられたため、江戸側の役人へ申し渡したとし、国元の役人への申渡も取り計らうよう求める。御記録奉行には別に伝えてあると付す。正文は子年十一月五日付だが、同件の昇進記事は十二月四日で日付にずれがある。朱注は十二月十九日に急飛脚で到来したとし、外包は十二月四日の昇進関係書付を平田助之進へ渡して帳面へ写し、本書を町田二郎四郎へ差し出した経過を記す。

登場人物
島津主計久宝(本文人物注)、島津斉宣(中将)、島津斉興(太守)、太田備後守、島津但馬、島津石見、菱刈安房、猪飼央、平田助之進、町田二郎四郎
宛先
島津但馬殿・島津石見殿・菱刈安房殿・猪飼央殿
キーワード
島津久宝、島津斉宣、位階昇進、書取写、役人申渡、御記録奉行、急飛脚
追録8-No.315-4川上式部書状(石塔建立成就・納物と記録指示)旧記雑録暫定版確認度 中

斉興石塔・玉垣完成と点眼供養、梵経納物・灯籠献備を報告する川上式部書状

斉興の大圓寺石塔建立に関する川上式部の書状。天璋院の篤い内沙汰と特別な評合で進め、石塔・玉垣等が完成し、拙者と御役人が拝見したところ石柄も申し分なく、去る十五日に点眼供養を済ませたと報告する。天璋院から御筆の梵経等を石櫃へ納める旨が伝えられ、姫等の別紙名列分も二箱に整え、櫃蓋裏の経緯記載と別紙どおりの彫刻を命じる。差し掛けのことなので順聖院の例を記録奉行に調べさせ直ちに取り計らい、建立経緯の記録も整えるよう求める。入目の別紙ができ、拙者・御側御用人・御側役・大奥女中の灯籠献備も石塔脇に成ったと伝える。申九月十九日、左衛門・筑後・伯耆・攝津・但馬・登の六名宛。朱書に十月廿二日到来・急便の表示があり、外包に万延元年申十月廿八日とある。

登場人物
金剛定院(斉興)、天璋院、姫等の納物関係者(原名細字留保)、御側御用人・御側役・大奥女中、拙者、川上式部、嶋津左衛門・川上筑後・嶋津伯耆・喜入攝津・川上但馬・嶋津登、御記録奉行
宛先
嶋津左衛門殿・川上筑後殿・嶋津伯耆殿・喜入攝津殿・川上但馬殿・嶋津登殿
キーワード
金剛定院斉興、大圓寺石塔玉垣成就、天璋院内沙汰、九月十五日点眼供養、御筆梵経納物、姫等二箱、石櫃蓋裏経緯、彫刻指示、順聖院先例調査、御記録奉行、入目別紙、灯籠献備、川上式部六名宛、九月十九日、十月廿二日到来、十月廿八日外包
追録7-No.2525書状旧記雑録暫定版確認度 高

川上久芳外四名連署返書

三位様こと島津重豪の八十八歳の祝儀について、猪飼が三月二十日付で五名へ照会した本書と、その行間の小字返答を収録する。本書は十五日の年賀に伴う月次礼、重豪本人・両殿・若殿・諸士からの祝儀、大奥関係の祝儀、佐土原・中山王・近親への通知と使番による内輪の取扱いを尋ね、御内證へ伝えるよう求める。返答は祝儀を伝達済みとし、中山王への通知を琉球館聞役へ指示したこと、佐土原は仮屋守へ伝えた一方、隣国への通知は不要としたことなどを記し、重豪に滞りなく届いたことを喜ぶ。日付は朱注の四月十六日。京都・大坂へは三月二十日の便で伝えたと記す。本書の猪飼署と五宛、小字返答の方向・日付を分ける。

登場人物
島津重豪、御内證、両殿、若殿、中山王、猪飼央、川上久馬、島津但馬、島津丹波、川田信濃、二階堂主計
宛先
本書:川上久馬・島津但馬・島津丹波・川田信濃・二階堂主計/返答:猪飼
キーワード
島津重豪、八十八歳、米寿、猪飼、川上久芳、天保三年三月二十日、四月十六日、年賀、祝儀、大奥、佐土原、中山王、琉球館聞役、京都、大坂、本書、小字返答
追録7-No.2733書状旧記雑録暫定版確認度 高

猪飼尚敏書状(瑞聖寺祠堂金取扱)

重豪公御譜中、家老座に控正文を置く猪飼央尚敏の書状。前年二月に瑞聖寺へ寺納した御祠堂金二百両の取扱いを定め、月七分の利足を金十六両三歩と三匁と算定する。内訳として大信院の年中祭料六両を設け、毎朝の酒水・茶湯・仏餉、御霊屋僧の回向、忌日の菓子四盆・上供六味、祥月の菓子六盆・上供六味と住持焼香・大衆誦経に充てる。正月・七月の寺納分は屋敷に預けて積金し、年回法事料へ回す。享和三年の寺納金に由来する毎年七月十一日の御施餓鬼料について、日々の供養、御霊前の菓子十盆・上供八味、住持焼香・大衆誦経の手当を示し、文化十三年以後の加増分と合わせて大施餓鬼料を構成する。さらに大信院御仏前の年中花香料、御霊屋附年中僧料を含め、総額のうち金六両二歩は年回法事料として屋敷に積み置き、残る金十両一歩と三匁を盆暮二度に分けて渡すよう定める。瑞聖寺からの申出を享和三年の先例で吟味し、寺とも内談して了承を得たため、施餓鬼が迫る中で中将へ達して処理し、四人へ貴聞に達するよう求める。天保五年八月二日付。基金二百両、利足、祭料・施餓鬼料・花香料・僧料、積金と盆暮支払を分けて整理する。

登場人物
猪飼央(尚敏)、大信院(島津重豪)、瑞聖寺、中将、市田美作、島津但馬、諏訪治部、調所笑左衛門
宛先
市田美作殿、島津但馬殿、諏訪治部殿、調所笑左衛門殿
キーワード
猪飼尚敏、猪飼央、瑞聖寺、御祠堂金二百両、月七分利足、十六両三歩三匁、大信院、年中祭料、忌日祥月、施餓鬼料、享和三年先例、文化十三年加増、年回法事料、花香料、僧料、積金、盆暮支払、天保五年八月二日
追録8-No.62書状旧記雑録暫定版確認度 中

島津久宝書状

斉宣の位階昇進に伴う位記・口宣の受領経過を、島津主計が家老らへ伝えた書状。使者の物頭川上拾郎左衛門を京都へ遣わし、先月五日に徳大寺の邸へ官物を納めて口宣等を受け、献上物も済ませたと記す。通常は江戸で願い出た日に宣下されるが、今回は触穢中のため同じ扱いにできず、先月四日の叙位となったと説明する。近衛への目見、所司代牧野備前守や両御丸老中への伝達、川上からの礼と女房奉書の受領、御三殿への祝儀、国元からの使者の派遣についての取計らいも記す。取込中でありながら滞りなく受領できたことへの喜びを述べ、叙位日などを御記録奉行へ伝えるよう求める。丑年二月三日付、朱注は二月二十七日に到来した旨を示す。

登場人物
島津主計(久宝。目録による)、島津斉宣(中将)、川上拾郎左衛門、徳大寺、近衛、滋賀右馬大允(字形留保)、牧野備前守(京都所司代)、島津但馬、島津石見、菱刈安房、島津登、猪飼央
宛先
島津但馬殿・島津石見殿・菱刈安房殿・島津登殿・猪飼央殿
キーワード
島津斉宣、位記、口宣、京都、官物、献上、触穢、叙位日、女房奉書、御記録奉行
追録8-No.466-1長州側七名連署の書状(船の真偽・誤認確認の依頼)旧記雑録暫定版確認度 中

赤間関で砲撃した船が薩摩船だったとの風説について真偽と返答を求める書状

七名連署の書状。修理太夫の安否を尋ね、去る廿四日に赤間関沖へ外国船一艘が来て合図を打ったが、船が無沙汰に夜入って砲臺前へ寄り急襲と考えて砲撃したと述べる。出張者の注進と、取扱いについての風説の中に薩摩の御手船だったという話があるため、真偽を確かめたいとする。もし誤りなら極めて重大なので一人を遣わして相談し、飛札で返答を聞いてほしいと求める。署名四名が第一頁、三名が次頁に続き、薩摩側五家老へ宛てる。月日しれずとの原注を保持し、実際の船籍や誤認の成否をこの依頼だけから確定しない。

登場人物
宍戸備前、益田右衛門介、福原越後、浦靱負、根木上総(来の字注)、國司信濃、清水清太郎、修理太夫(注:島津茂久)、島津大藏・喜入摂津・小松帯刀・川上但馬・川上式部
宛先
島津大藏様・喜入摂津様・小松帯刀様・川上但馬様・川上式部様
キーワード
長州側七署宍戸益田福原浦根木上総字注來國司清水、薩摩五家老宛、修理太夫島津茂久安否、去廿四赤間関沖外国船一艘合図夜急接近砲撃の説明、御手船風説真偽問、使者相談飛札返答、月日しれず
追録4-No.1604届書旧記雑録暫定版確認度 中

島津但馬守の唐船漂着・救助詳報

島津但馬守は、日向国那珂郡徳之淵浦沖へ漂着した唐船の経過を詳報する。正月二十日から荒天で接近できず、二十一日に乗組員四十四人、二十三日に二十人を救助して小屋で介抱・警護した。通事を呼んで六十四人乗りの船が暴風で帆を失ったと確認し、長崎奉行へ知らせた。

登場人物
島津忠就(但馬守)、唐船乗組員、浦手役人、長崎奉行
宛先
幕府御用番
キーワード
日向国那珂郡、徳之淵浦、唐船漂着、暴風、六十四人救助、通事、長崎奉行、介抱
追録5-No.2038老中書状旧記雑録暫定版確認度 高

秋元但馬守凉朝書状(竹姫入節・菊初御目見)

秋元但馬守凉朝が五月二十一日、松平大隅守継豊へ、公方と大納言の機嫌がよいことを伝える。三月十八日、竹姫君が西丸へ入る際に初めて召し連れた菊が、大納言と御簾中への御目見を許され、拝領物もあったことについて、継豊の感謝を受け止める。書面の趣旨を承知したと返答する。

登場人物
秋元但馬守凉朝
宛先
松平大隅守(島津継豊)
キーワード
五月廿一日、三月十八日西丸、竹姫君入節、菊初御目見、大納言御簾中、拝領物、重畳難有、紙面之趣令承知
追録5-No.2069老中書状旧記雑録暫定版確認度 高

秋元但馬守凉朝書状(酷暑見舞い・鰹節献上)

秋元但馬守凉朝が六月二十二日、松平大隅守継豊へ、酷暑の折に公方・大納言の機嫌を尋ねた書状を受け、両者は安泰なので安心するよう伝える。献上された鰹節一箱を披露し、一段の御仕合であると知らせる。

登場人物
秋元但馬守凉朝(本文署名・判の表示)
宛先
松平大隅守殿(継豊。本文宛名)
キーワード
酷暑見舞い、公方大納言安泰、鰹節一箱献上、披露、仕合
追録5-No.2071老中書状旧記雑録暫定版確認度 高

秋元但馬守凉朝書状(琉球布・天門冬・赤貝・泡盛献上)

秋元但馬守凉朝が六月二十二日、松平薩摩守重豪へ、今朝献上した琉球布一箱、砂糖漬天門冬一器、赤貝塩辛一器、琉球泡盛酒二壺を披露したと伝える。一段の御仕合であると知らせる。

登場人物
秋元但馬守凉朝(本文署名・凉朝判表示。朱在口裏注あり)
宛先
松平薩摩守殿(重豪。本文宛名)
キーワード
今朝献上、琉球布一箱、砂糖漬天門冬一器、赤貝塩辛一器、泡盛二壺、披露
追録5-No.2088老中返書旧記雑録暫定版確認度 高

秋元但馬守凉朝書状(八朔祝儀・太刀一腰と馬代黄金十両)

秋元但馬守凉朝が八月四日、松平薩摩守重豪へ、八朔の祝儀として使者を通じて献上された太刀一腰と御馬代黄金十両を披露したと伝える。一段の御仕合であると知らせる。

登場人物
秋元但馬守凉朝(凉朝判表示・裏署名。朱在口裏注あり)
宛先
松平薩摩守殿(重豪。本文宛名)
キーワード
八月四日、八朔祝儀、使者、太刀一腰、御馬代黄金十両、逐披露、御仕合
追録5-No.2101老中返書旧記雑録暫定版確認度 高

秋元但馬守凉朝書状(安否伺い・干鯛一箱献上)

秋元但馬守凉朝が九月十三日、松平大隅守継豊へ、公方・大納言の機嫌を尋ねた礼状を受け、両者は健勝なので安心するよう伝える。献上された干鯛一箱を披露したと知らせる。一段の御仕合であると伝える。

登場人物
秋元但馬守凉朝(本文署名・判表示)
宛先
松平大隅守殿(継豊。本文宛名)
キーワード
九月十三日、公方大納言機嫌伺い、健勝、可御心易、干鯛一箱(原千鯛)、披露、御仕合
追録8-No.458本文群(関所江戸出入の書付・名目取締と領内副書)旧記雑録暫定版確認度 中

関所・江戸出入に調印書付を求め、御供等の名目や不要出府を取り締まる二通知と副書

三内容の通知群。御上洛の留守中は関所と江戸の出入口・宿・番所での確認を厳重にし、来る正月十日までの遠国からの出府者に限って、主人・領主等の調印書付により日限・怪しい事情や説明を確認するとする。次の詳告は来る廿五日から、万石以上の家来往来に月日・人数を明記した調印書付を求め、本道以外の通行や強引な通行を取り締まる。代官・手代、寺社家来、主人不在の小給所等にも発行主体と確認条件を定め、万石以下も相応の書付で扱う。御供・御付を名乗る不急の出府を戒め、印鑑三十枚ほどを来る七日までに日付を付して出入口宿番所へ返すとする。最後は別紙貳通を表方・奥掛・勝手方へ伝える三月但馬副書と、甲子三月二日市来次十郎の伝達注。期限の月や年を推定で揃えない。

登場人物
大目付、関所番所、主人・領主・地頭・代官・手代、寺社・家来・百姓、万石以上以下の供・家来、御勝手方、但馬、市来次十郎
宛先
関所・番所の関係者、領分と家来へ、表方・奥掛・勝手方へ伝達
キーワード
三内容、上洛留守関所江戸出入口宿番所確認、遠国正月十日迄主人領主地頭調印書、来廿五日から万石以上家来月日人数書付、本街道・脇道押通取締、代官寺社小給所例外、万石以下対応、御供御付不急出府戒、印鑑三十枚程来七日付返納、十二月通知、三月但馬別紙貳通、甲子三月二市来次十郎