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外伝:島津動物図鑑の目録
人物事典の外伝として作成中の動物図鑑です。史料中の動物の記述を、確認範囲と留保を添えて先行公開しています。
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AN002815 馬・馬乗衆五拾騎/被召立候乗馬五拾騎/馬可被出衆/夫馬可被下無足衆(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.45-2)
出陣準備の頭書帳は、馬乗衆五拾騎、召し立てる乗馬五拾騎、馬を出す衆、乗馬衆の役割、無足衆への夫馬支給などを別条目で検討する。同じ五拾騎が二欄に現れても百騎へ加算せず、騎と馬疋を機械的に同一視しない。多くは議題・提案で、全項目の実施完了を示さない。
AN002816 馬・於戦場無御免衆、乗馬可為停止事(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.45-3)
掟は戦場で御免のない衆の乗馬を禁止する。これは騎乗資格の規制であり、違反・実際の騎乗や馬の頭数を記したものではない。後段の刊行物注記は掟本文から分ける。
AN002821 馬・乗馬御供被遣付ましく候間(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.51)
左衛門佐の病状を案じる書状は、薩州様が陣へ直接着けば乗馬御供を遣わすことはあるまいと見込む。乗馬御供は騎馬随行の役割・編成区分として現れるが、派遣実績や馬匹数は記されない。
AN002824 馬・馬乗衆五拾騎/被召立候乗馬五拾騎/馬可被出衆/夫馬可被下無足衆/御馬屋(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.55)
出陣の人数・装備・輸送を検討する頭書帳は、馬乗衆五拾騎と召し立てる乗馬五拾騎を別欄に置き、馬を出す衆、夫馬支給、御馬屋も挙げる。二つの五拾騎の関係は未確定で百騎に加算しない。帳面の相談・手配・未決の条目を全て実施済みとはしない。
AN002826 馬・馬取放し申間敷事/人馬の足場を見定/騎馬の与頭下知を守(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.57-2)
法度は馬を取り放さないこと、人馬の足場を見定めること、騎馬が与頭の下知を守ることを命じる。馬の管理・騎乗の規範であり、違反や特定の馬の出撃を記録したものではない。
AN002830 馬・御馬驗(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.64)
薩州様の大坂着と軍衆の出船等を記す書状に、御はた・御馬驗などの項目を確認した。
AN002833 馬・乗馬衆/内十三人乗馬衆(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.69-2)
島原立の人員賦課帳は石高別の負担者を列挙し、乗馬衆を区分して末尾で『内十三人乗馬衆』と記す。十三人は人員数で馬十三疋ではない。帳面上の編成から、各人の実際の騎乗や馬の到着を確定しない。
AN002834 馬・御馬屋(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.70)
御賦に関する覚の職務列記に御馬屋を確認した。
AN002835 馬・御馬驗(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.72)
覚に御旗御馬驗、御持筒・御持弓等の御見合と兵具の相談を記す。
AN002836 馬・送之夫馬(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.74)
薩州様が急に通行する場合に備え、『送之夫馬』を少しも滞らせず手配するよう命じ、道橋の普請や陸路通行への対応も求める。
AN002846 牛・牛(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.113-3)
文書は、判読保留の地名とみられる場所で牛を切った者一人を成敗した旨を報告し、後段で首を村役人へ渡す段取りを相談する。
AN002858 馬・御馬弐疋、今日被遣候/乗馬衆十騎/乗馬衆百騎(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.137)
書状は御馬二疋を当日遣わしたと報じ、乗馬衆十騎と御陸衆五十人には早く参るよう申し渡す。当地への着陣後の出陣となれば乗馬衆百騎・御陸衆百五十人という別の編成も述べる。発送済みの二疋、派遣指示の十騎、条件付き百騎を合算せず、騎を馬疋に換算しない。
AN002859 馬・馬乗十騎/御馬二疋/舟之用意(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.138)
書状は馬乗十騎と御馬二疋を人員・道具と別項に挙げ、渡海用の船を用意して待つよう述べる。十騎は騎馬編成、二疋は馬匹数であり、両者を加算しない。手配の記述から全員・全馬の乗船や受領完了を推定しない。
AN002884 馬・馬(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.199-1)
肝付兼豊の覚書に掲げる島津久賀従兵時任氏日記の戯歌引用で、馬に人なみにという語句を確認した。
AN002896 馬・御馬(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.226)
帰国の道筋と迎えについての書状。市来八左衛門殿を早く遣わすことに続き、「御迎之御馬」を國分帯刀長如に川内表で手配させるよう指示する。
AN002912 馬・日高安右衛門・内田権兵衛両人騎馬ニ而参候/此両人自力ニ騎馬ニ而陣立仕候(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.258)
訴状は日高安右衛門と内田権兵衛の二人が騎馬で参り、自力で騎馬して陣立てしたと報告されたと述べる。当事者側の申述における騎乗行動で、独立した実施証明ではない。二人を馬二疋の確定頭数に換算しない。
AN002924 牛・牛の角・牛角製酒筒(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.279-2)
著作史料集2-No.279-2は、元日の城責に際し、牛の角で作った酒筒に泡盛を入れて携行させ、上使板倉重昌に奉った事例を記す。
AN002939 馬・馬印奉行・先旗馬印奉行(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.307-3)
傳云として水野日向守・美作守・伊織助の城攻めに関する談合、諸役・軍勢、鍋島勢の先手と攻撃・雨などを記す。諸役一覧に『馬印奉行近藤七兵衛』、後段に『先旗馬印奉行』を確認した。
AN002942 猫・猫(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.315)
籠城方の夜討計画で、合言葉「鼠か」に「猫」と答えるよう定めた。生体の猫の記事ではない。
AN002943 馬・馬(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.315)
籠城方は夜討計画で、先行する二百人に敵陣へ入り馬を追い放す役を割り当てた。
AN002945 馬・馬(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.318-1)
薩摩軍の城攻め・軍勢配置や使者、黄門様の病状と世子の往来などを述べる戦記的記述。城攻めの逸話で四本縫殿に続き『馬の口を城の方に引向け』と記し、馬を城の方向へ向ける所作を確認した。
AN002951 馬・馬・馬驗・馬印・鐙(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.332)
寛明日記の城攻め記録。作州が馬に乗りながら身支度した場面、作州の馬驗と近藤七兵衛の馬印、黒田忠之が鐙を使って進軍を促し鉄砲の時に馬を抑えた場面を確認した。
AN002953 馬・馬乘(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.333-20)
米田与七郎差出の見出しを持つ記録。本丸堺前の土井への着と有吉頼母に関わる記述に続けて『馬乘とも』、二の丸・本丸で『手ニ合申候』と述べる。
AN002958 馬・馬場・右馬助〈人物〉/一騎掛〈用例留保〉(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.333-36)
城攻めの叙述に「一騎掛ニ乗込衆モ多ク有之」と記す。
AN002959 馬・馬乘共(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.333-37)
右馬助差出の見出しを持つ戦闘報告。城内での行動・負傷などに続いて『私馬乘共ニ者』と配下に指示する記述を確認した。
AN002962 犬・犬走(城郭用語)(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.333-43)
城攻めの報告に「石垣犬走」「犬走り」に上ったという記載がある。
AN002973 馬・馬乘(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.339-7)
細川家中討死之名附の途中に「又者馬乘分」の区分を設け、松井外記などの氏名と家中での役割・石高を挙げる。
AN003017 馬・馬印(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.403)
水野美作守と有馬藏人の本丸一番乗り争論を述べ、語り手側が松の丸へ真一番に馬印を立て旗を入れたこと、旗・馬印の場所を直に尋ねたことを記す。美作守の陣屋でも馬印と旗を一番に本丸へ入れたとの主張があった。
AN003043 馬・馬印/主馬印/大馬印(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.453)
旗・馬印之覺として諸家の主馬印・大馬印、形・色・紋や付属物を列挙する。板倉内膳・板倉土水・黒田甲斐守等の馬印を本文で確認。
AN003057 馬・牛馬死札;馬札(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.517)
覚は、牛馬死札三十一帳を有馬主馬首へ渡し、そのうち一疋分の馬札に年齢・区分の違いがあったため銀二匁の科料としたことを記す。
AN003058 牛・牛馬死札;馬札(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.517)
覚は、牛馬死札三十一帳を有馬主馬首へ渡し、そのうち一疋分の馬札に年齢・区分の違いがあったため銀二匁の科料としたことを記す。
AN003059 馬・馬鞍(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.520)
光久公の家督以後初下国に際した法度。諸士は武具・馬鞍などを備えて軍役を勤める心構えが肝要とする。
AN003060 馬・乘馬衆(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.524)
銀の利率、武家統治、軍備・軍役、人員派遣などを論じる書付。乘馬衆について一万石に廿騎の規定を挙げ、七拾万斛の千四百余の賦と、せめて五百騎を出すことに言及する。
AN003061 牛・牛頭(虫の形状比喩)(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.527)
筑紫に、形が牛の頭のようで大きさが蚤のような虫がいたという「世説」を載せる。
AN003066 馬・馬・駒馬(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.544)
天草江移百姓人数并馬道具帳。各世帯の男女の人数、馬・駒馬の壱疋・弐疋・三疋、農具・家具・衣類等を列記する。
AN003067 馬・馬しるし持壱人/馬取四人/乗馬十五騎/乗馬十五人/壱騎ニ付主従七人宛(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.547)
石高に応じた軍役の賦課は、馬しるし持壱人、馬取四人、乗馬十五騎と乗馬十五人、一騎につき主従七人宛の人員算定を別欄に記す。馬印は標識、馬取は職務、騎と人は異なる単位である。実際の出陣・馬匹十五疋の報告ではない。
AN003076 馬・御馬驗(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.561-1)
御鑓・御旗・御馬驗・御昇等を列挙する覚に、平田藤右衛門「宗則」の担当記載を確認する。
AN003077 犬・御犬井付衆(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.561-3)
覚書の役務項目に「御犬井付衆」を掲げる。
AN003078 馬・御馬屋方(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.561-3)
覚書の役務項目に「御馬屋方」を掲げる。
AN003079 馬・此中者高三百石より上之衆、乗馬ニて御奉公/自今以後者弐百石より可為乗馬候(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.562-1)
書状は、従来は高三百石より上の衆が乗馬で奉公していたが、今後は弐百石より乗馬とし、百石より上の者には小荷駄を課すと述べる。石高による軍役資格の変更であり、個別の馬の所有・実際の騎乗頭数は示さない。
AN003080 馬・高弐百石より弐百九拾九石迄之衆者主従四人、三百石より者騎馬ニ被仰付候御作法(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.562-3)
延宝六年の書状の抄出は、二百石から二百九十九石の衆は主従四人、三百石からは騎馬を命じられるという過去の作法を回顧し、今の役負担との不均衡を訴える。これは過去の制度への言及で、延宝六年時点に新たに制定された騎馬命令ではない。
AN003081 馬・馬鞍(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.568-3)
軍役道具数を先の指示から変更する触書。弓・鉄炮・玉薬・鑓・馬鞍・具足・さし物等を与中で念を入れて改めるよう述べ、前年の二両八分の出銀皆済も承知すべき事項とする。
AN003082 馬・馬廻り(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.569)
伊東次郎右エ門祐充の持高に応ずる人数賦とする見出しを持つ覚。「馬廻り二十人但人躰共二廿一人」と記し、鉄炮・足軽・小姓・手道具・中間等を別に列挙する。
AN003095 鳩・鳩目銭(旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集2 / 著作史料集2-No.無番号_0003)
『琉球御掛衆愚按之覚』は、冊封使録に鳩目銭の記事があることなどを引き、琉球で用いられた銭の来歴・通用を検討する。動物としての鳩の記事ではない。
AN003096 馬・馬(旧記雑録 後編2 / 後編2-No.1475)
島津勢の虎狩りの記事には、馬の手綱を取って猛虎へ向かう場面が記される。
AN003097 馬・膝付栗毛(旧記雑録 後編1 / 後編1-No.632)
『木崎原合戦記』は、島津忠平(後の義弘)が伊東方の丹後を討った際、乗馬が両膝をついたことで首尾よく討ち取れたため、この馬を「膝付栗毛」と名づけて秘蔵したと記す。八十余歳まで生き、死後は帖佐亀泉院に葬られ、石塔が立てられたという。