SEARCH THE ARCHIVE

文書を探す

『旧記雑録』前編・後編・附録10冊と追録1~8(暫定版)、『旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集1~9』『家わけ1』(暫定版)、関連史料(外伝)『島津世禄記』の46,754件を横断検索できます。検索範囲は史料群・巻を組み合わせて選べます。結果は50件ずつ表示します。

検索範囲
すべての文書
読込量の目安
小
数行~半頁未満。短い書状、感状、証状、記事、本文省略や同文注記のみ。
中
半頁~1頁程度。一つの用件をある程度詳しく記すもの、複数項目を含む目録・交名。
大
1頁を超え3頁未満。複数の用件・事件・人物・地名を含む長文書、詳細な譜記事・合戦記録・日記・知行帳。
特大
冊子頁3頁以上。長大な日記・軍記・系図・知行帳・軍役帳。

908 件 (全巻)/ 1–50件を表示

ページ 1 / 19

追録8-No.582-2大坂・兵庫居留地普請の入札募集の町触旧記雑録暫定版確認度 中

大坂・兵庫の外国人居留地の地所引と普請希望者へ入札を募る町触

大坂と兵庫の両所に外国人居留地を設けるため、地所引とその他の普請を希望する者には入札を命じるので申し立てるよう求める町触。入札日限は追って知らせるとして、大坂町中へ漏れなく伝えるよう命じる。正文年月日、入札額、具体的な面積・期限や落札結果は記されない。募集・入札の予定と実施結果を区別する。

登場人物
外国人居留地取設の担当、地所引・普請の希望者、大坂町中
宛先
大坂町中、地所引・普請の希望者
キーワード
大坂兵庫両所外国人居留地取設地所引普請望者入札申立日限追達大坂町中不洩町触
後編3-No.14記録確認度 高

年代記

慶長元年、京都・大坂で大地震が起こり、家屋が崩れて数万人が死亡したこと、同年七月六日に御衆が志布志から出船して帰洛したことを記す年代記記事。

登場人物
島津家中、京都・大坂の人々
宛先
—
キーワード
慶長元年、地震、京都、大坂、家屋倒壊、死者、志布志、出船、帰洛、年代記
後編4-No.312文書確認度 高

島津家久判物

慶長十一年十二月二十四日、入津した南蛮船の生糸について、京都・大坂の商人を呼び寄せ、割付後に残った糸も商人へ売るよう島津家久が命じた判物。価格の相談と売却に油断のないよう両名に指示する。

登場人物
島津家久、本田六右衛門尉、蒲池休右衛門尉、南蛮人、京都・大坂商人
宛先
本田六右衛門尉、蒲池休右衛門尉
キーワード
島津家久判物、南蛮船、生糸、糸割符、京都商人、大坂商人、本田六右衛門尉、蒲池休右衛門尉
後編4-No.1053文書確認度 中

島津義弘書状

十月十日、島津義弘が、先便や大坂からの書状を読み返して喜び、船旅が順調であったこと、家族・家中の近況、京都での滞在や道中の苦労、今後の連絡と再会への願いを長文で述べた書状。

登場人物
島津義弘、有馬奉膳兵衛尉、大坂・京都関係者、島津家中
宛先
—
キーワード
島津義弘書状、航海、旅程、大坂、京都、家族、家中、有馬奉膳兵衛尉、近況報告
後編4-No.1054文書確認度 高

島津義弘書状

慶長十八年十月十日、島津義弘が、大坂衆を通じた便りと茶道具二筋などの贈答に謝し、京・大坂を離れて東国へ下る相手との距離を惜しみ、今後も折々に消息を知らせるよう望んだ書状。

登場人物
島津義弘、大坂衆、東国下向者
宛先
—
キーワード
島津義弘書状、大坂衆、茶道具、贈答、東国下向、消息、惜別
後編4-No.1211文書確認度 高

島津家久書状抜書

家久から義弘への十二月十五日付書状の抜書。大坂城内では米一石が銀百二十目となり、籠城した町人・百姓らが困窮して後悔しているとの情報を伝える。

登場人物
島津家久、島津義弘、大坂籠城者
宛先
島津義弘
キーワード
島津家久書状抜書、島津義弘、大坂籠城、米価、銀百二十目、町人、百姓、慶長十九年十二月十五日
後編4-No.1660記事確認度 高

細川忠興譜

元和六年、徳川秀忠が播磨国大坂城の築造を進めた際、細川忠興に本営の石垣築造を命じたことを記す譜記事。

登場人物
細川忠興、徳川秀忠、大坂城
宛先
細川忠興
キーワード
細川忠興譜、細川忠興、徳川秀忠、播州大坂城、石垣築造、元和六年
後編4-No.1730文書確認度 高

山崎正信書状

山崎正信が島津家久へ、井上筑後・馬場三郎左衛門のもとへ遣わされた者が五日に大坂へ着き、日和次第で出船する予定であること、家久が東目筋を下ると承知したこと、現地に変事がないことを報告した書状。

登場人物
山崎正信、島津家久、井上筑後、馬場三郎左衛門、大坂
宛先
山崎正信
キーワード
山崎正信書状、島津家久、井上筑後、馬場三郎左衛門、大坂、着船、出船、東目筋、元和七年三月十三日
後編4-No.1745文書確認度 中

細川忠興書状

細川忠興が島津家久へ、山田民部を介した書状・使者に答え、徳川和子の入内と供奉衆、入内進物の扱い、板倉父子への相談、琉球酒・塩硝・竹への礼を述べた。また大坂普請の巨石運搬と費用、家久から進上された材木、江戸にいる忠利への用命などを伝えた書状。

登場人物
細川忠興、島津家久、山田民部、徳川和子、酒井雅楽頭、土井大炊助、板倉父子、正源院、伊勢貞昌、細川忠利、大坂
宛先
島津家久(薩州様)
キーワード
細川忠興書状、島津家久、山田民部、徳川和子、入内、酒井雅楽頭、土井大炊助、琉球酒、塩硝、大坂普請、巨石、材木、細川忠利、元和七年六月十三日
後編4-No.1748記事確認度 高

島津家久譜

島津家久が六月二十七日に大坂へ着岸し、将軍の命によって翌二十八日早朝に大坂を発って江戸へ向かったこと、関西諸侯が大坂城修築を命じられる一方、薩摩国はその役に加わらなかったことを記す系譜記事。

登場人物
島津家久、徳川秀忠、大坂、江戸、関西諸侯、大坂城
宛先
—
キーワード
島津家久譜、大坂着岸、江戸下向、徳川秀忠、関西諸侯、大坂城修築、薩摩国、六月二十七日、六月二十八日
後編4-No.1749文書確認度 中

伊勢貞昌書状

伊勢貞昌が喜入忠政・三原重種へ、島津家久が六月二十七日に大坂へ着き、相次ぐ注進を受けて翌朝江戸へ急行したことを報告した。また和子入内の供奉、大坂普請での巨石運搬と費用、家久進上材木の利用などを伝えた書状。

登場人物
伊勢貞昌、島津家久、喜入忠政、三原重種、徳川和子、酒井雅楽頭、土井大炊助、池田宮内、加藤肥後守、大坂、江戸
宛先
喜入摂津守・三原備中守
キーワード
伊勢貞昌書状、島津家久、大坂着船、江戸下向、徳川和子、入内、酒井雅楽頭、土井大炊助、大坂普請、巨石、材木、元和七年六月二十八日
附録1-No.476文書確認度 高

島津重豪達書

島津重豪が、江戸・京・大坂での借金増大、利払い、諸用金、産物収入不足など藩財政の窮迫を示し、産物・勤事の立て直しと倹約を命じた達書。派閥や私情に流されず、諸役人が一致して改革を進め、国中の飢渇を避けるため速やかに処置するよう求める。

登場人物
島津重豪、家老中、江戸・京・大坂の財政関係者、領国内の役人
宛先
家老中
キーワード
島津重豪、家老中、藩財政、江戸、京都、大坂、借金、利払い、産物、倹約、財政改革、派閥、飢渇
追録8-No.695-2本文群(延期後の行幸予定・道筋人数届と参朝天機伺いの諸通知)旧記雑録暫定版確認度 中

二十一日出立から二十三日着坂の予定と、諸侯の参朝・天機伺いの時点・場所を伝える

三月五日の通知は、親征を延期し来る二十一日に発途、石清水社へ参詣して一泊、二十二日に森口で一泊、二十三日に着坂し、その後海軍整備を叡覧する予定を伝える。但書で太政官代の移転は一旦止め、道筋は本街道、各々の人数書は烏丸家へ出すとする。続く通知は、明後二十一日の行幸出輦に伴い同朝の天機伺いと参朝を在京諸侯へ命じる。別通は明二十日に伺うよう求め、名代の上京者は禁中仮建で伺うとする。さらに供奉・大坂警衛諸侯は禁中・大宮御所などへ出頭して天機を伺う指示と、大坂着御後は行在所で翌朝から伺い、大坂の重臣も同様に伺う指示を収める。

登場人物
主上、議定・参与・諸侯、在京諸侯、名代として上京する者、供奉・大坂警衛の諸侯、大坂に居合わせる重臣、烏丸家
宛先
日程道筋人数届は議定・参与・諸侯、天機伺いは在京諸侯・供奉大坂警衛諸侯等(各宛表示)
キーワード
原695の2親征延期三月五来廿一発途石清水参詣一泊廿二森口泊廿三着坂海軍整備叡覧但太政官代移転先止本街道人数書烏丸家議定参与諸侯明後廿一同朝天機参朝在京諸侯別通明廿名代禁中仮建禁中大宮御所供奉大坂警衛諸侯着坂行在所翌朝天機大坂重臣三月
追録7-No.2728申渡書旧記雑録暫定版確認度 高

島津久風申渡書(京・大坂居付者の帰国)

白木御文書九番箱中三十八番に収められた申渡書。京・大坂に住み付いている者のうち勤め方のない者は、以後国元へ下るよう命じる。幼少者については別段の吟味を命じる場合もあると留保し、この旨を両御留守居へ申し越して関係者へ申し渡すよう求める。四月、但馬署、朱書天保五年。対象者の氏名・人数、帰国期限、幼少者の年齢基準、個別処分は本文にないため補わない。一般的な帰国命令と幼少者の例外的審査を分ける。

登場人物
島津但馬久風、京・大坂居付者、幼少者、両御留守居
宛先
両御留守居
キーワード
島津久風、島津但馬、京、大坂、居付者、勤方なし、国元帰国、幼少者、別段吟味、両御留守居、申渡、天保五年四月、白木御文書九番箱三十八番
追録8-No.908-3京大坂詰公用人を引取り大坂会計奉行詰と公用理事兼務を定める達旧記雑録暫定版確認度 中

朝廷の公用人詰不要に従い引取り、大坂会計奉行が京師会計も管し出納局が公用方理事を兼ねる

京都・大坂詰の公用人は今後詰める必要がないと朝廷から告げられたため、引取を命じる。大坂には今後会計奉行を詰めさせ、京師の会計も管轄することとし、同所の平日の出納局は公用方理事を兼ねて勤めるよう定め、関係先への通知を求める。朱明治二巳八月、知政所。公用人の引取、会計管轄、兼務の各扱いを区分し、全会計機能廃止や実人員削減数・引取兼務完了は補わない。

登場人物
知政所、朝廷、京都・大坂詰公用人、大坂会計奉行、出納局、公用方理事、関係向々
宛先
承知すべき関係向々、会計・公用担当
キーワード
原908の3京都大坂詰公用人不及詰朝廷指示引取大坂会計奉行詰京師会計管轄同所出納局公用方理事兼務朱明治二巳八月知政所
追録4-No.431申渡書写旧記雑録暫定版確認度 中

樺山久初申渡書

高野山恵光院の龍伯石塔修復について、前年からの願出と大坂留守居への申渡し、記録奉行での書留を指示する。

登場人物
樺山久初、高野山恵光院、龍伯、大坂留守居
宛先
大坂留守居ほか関係役人
キーワード
樺山久初、高野山、恵光院、龍伯、石塔修復
追録8-No.621-1薩州の伏見防禦・増員と厳重警衛を命じる沙汰旧記雑録暫定版確認度 中

大坂兵出張の報告を受け、薩州へ伏見防禦と早い増員を命じる

大坂兵の出張が容易ならぬ事態だとの度々の言上を受け、薩州に伏見方面の防禦へ十分尽力し、早く人数を増して厳重に警衛するよう命じる。慶応四年戊辰正月と記し、追って長・土・藝にも同様に命じたと注記する。本文は薩摩国元の家老衆への添書末にあるとの表示があり、命令の対象・伝達の記録と実際の増員実績を分ける。

登場人物
薩州、大坂兵、長州・土州・藝州、国元御家老衆
宛先
薩州。長・土・藝にも同様との後注
キーワード
原6211薩州坂兵出張不容易追言上伏見防禦尽力人数相加厳重警衛慶応四年戊辰正月長土藝同様御家老衆添書末
後編6-No.128記事確認度 中

島津光久譜

島津光久譜の記事。光久の妹婿で島津相模久信の二男にあたる島津大和久章が、光久の使者として江戸へ赴いた帰途、五月朔日に京都三条へ着いたのち十七日に逐電して行方不明となったことを記す。家臣らの捜索では見つからなかったが、七月十日に紀州高野山蓮金院へ隠れていたことが判明し、大坂留守居へ通報され、のち薩摩の福昌寺に禁錮され、子らの遠島や関係者の処罰に至ったとしている。

登場人物
島津久章、島津久信、島津光久、蓮金院、大坂留守居
宛先
—
キーワード
島津久章、島津久信、島津光久、妹婿、江戸、京都三条、逐電、行方不明、紀州、高野山、蓮金院、大坂留守居、福昌寺、禁錮、遠島、譜記事
後編6-No.134文書確認度 高

幕府条書写

島原で申し渡された幕府条書の写。ポルトガル船が再来した場合は乗員を死罪とし、領内の海上を見渡す場所へ常時番人を置いて早期発見に努め、高力摂津守・長崎奉行へ急報し、大坂や隣国にも知らせるよう命じる。沖にいる船へ軽率に攻撃せず長崎側の差図を待つ一方、唐船その他の外国船は従来どおり船内人数を改め、上陸させず長崎へ送ることを定めている。

登場人物
幕府、高力摂津守、長崎奉行、大坂定番衆
宛先
—
キーワード
幕府、高力摂津守、長崎奉行、大坂定番衆、島原、ポルトガル船、沿岸監視、番人、早期発見、急報、隣国、攻撃禁止、唐船、外国船、上陸禁止、長崎、条書写
後編6-No.135文書確認度 高

松平信綱外二名連署書状

松平信綱・阿部忠秋・阿部重次が島津光久へ、異国商船が領内へ来航して訴訟を申し出た場合の取扱いを指示した連署書状。乗員を不安にさせず、長崎で奉行を通じて訴えるよう案内を付け、現地での訴訟を望む場合は番を置いて大坂定番・町奉行・長崎奉行・高力摂津守へ急報すること、沖から小舟で申し出た場合は本船や重要人物を入港させず、長崎へ行けなければ出帆させ、妨害しないことを命じている。本文注記は年不詳のためこの位置に載せたとする。

登場人物
松平信綱、阿部忠秋、阿部重次、島津光久、高力摂津守、長崎奉行、大坂定番衆、大坂町奉行
宛先
松平薩摩守殿(島津光久)
キーワード
松平信綱、阿部忠秋、阿部重次、島津光久、高力摂津守、長崎奉行、大坂定番衆、大坂町奉行、異国商船、訴訟、案内、番人、急報、入港制限、通事、長崎、出帆、連署書状
追録3-No.337文書旧記雑録暫定版確認度 中

琉球渡銀吹替に関する覚

薩摩藩側が、琉球へ渡す当年分八百四十貫目の銀の吹替えを願う。長崎奉行所などへの申出と、大坂御蔵の銀子を用いた引替えの手続を説明する。

登場人物
島津吉貴、鳴津帯刀、長崎奉行、大坂御蔵
宛先
松平薩摩守
キーワード
島津吉貴、鳴津帯刀、琉球、八百四十貫目、渡銀、吹替、長崎奉行所、大坂御蔵
追録3-No.1023文書旧記雑録暫定版確認度 中

琉球使者の帰国と浦触状に関する別書状

琉球使者の帰国に伴う大坂から薩摩への渡海について、浦々の風波や急用に備え、浦触状と受渡しの手続を求める別書状。添書に先行の浦触状の扱いを記す。

登場人物
島津吉貴、琉球使者、大坂御留守居
宛先
—
キーワード
島津吉貴、琉球使者、大坂、薩摩、浦触状、帰国、御留守居
追録5-No.983書状旧記雑録暫定版確認度 要確認

平田正輔・市来政方連署書状

平田靭負正輔・市来左中政方が六家老へ、太守・隅州の有徳院遺物拝領後の御礼について、江戸での相談と書状・使札の提出経過を報告する。加賀守から名代御礼についての照会がないため、留守居を通じて御用番酒井左衛門尉へ申し上げ、山澤小左衛門を取次に遣わした。国元在住の拝領者には名代御礼の例がなく、上使の差図もないまま、有徳院の隠居祝いの拝領例だけで処理するのは不足があるとして、堀田相模守へ内談した。留守居が御用人浅井八兵衛から、御用番の出勤を待って礼使札を差し出す扱いを聞き、赤松甚右衛門にも申し合わせた。甚右衛門は病気で参上できず、小左衛門が佐久間源太夫へ事情を伝え、先月十五日に相模守へ内談する手はずを整えたが、浅井八兵衛の内用のため進まなかった。そこで倉次甚太夫にも相談し、十七日付の手紙と十九日の来訪を経て、御用番の差図どおり名代で勤めることになったと報告する。 名代が登城して御礼するのか、廻勤で済むのかについても堀田側と相談した。隅州が病中のため、在府の加賀守が両丸へ登城し、老中へ廻勤する扱いとし、似寄りの例書を添えるよう八兵衛から伝えられた。当分出勤しない酒井左衛門尉・秋元但馬守への御礼は差し控え、出勤後に改めて勤める。大納言への御礼も御用番へ申し上げて済ませるという。有徳院遺物の両殿への拝領について本多伯耆守へ提出した書付一通と例書一通、隅州から大納言への御礼についての書付一通と付紙の扱いを挙げる。加賀守父子の名代については先に願い、御用人を通じて登城を要しない廻勤の差図を受けた。先月二十五日の書状提出、翌二十六日の加賀守の老中・上使側への廻勤、若年寄への菱刈孫兵衛の使者、側衆への表方・隠居方それぞれの使者を記す。 太守・菊姫の遺物拝領に隅州から謝礼する連署書状一通について、本多への提出と受け取り、秋元宛書状が西丸用務のため登城しなかったこと、西尾隠岐守宛書状の提出、元で整えた連署書状と御右筆の案文を挙げる。太守・菊姫の拝領に対する奉書一通、隅州から大納言への謝礼に関する同一通、本丸の老女五人から隅州への返事六通も報告する。隅州の公方・大納言への御内証の御礼は名代使札で決めにくく、国元で文面を整えるよう伝えられた。八月二十一日付の御文と御案文、御礼文の八月九日・九日付、使札の八月二十一日付に相違があるため、御文を案文として扱い、双方を相談して調え直した。先月二十六日に御守殿から提出した御文はその日に返事が下り、女使の口上と春井の取次を経た。二十七日には春井から添文付きの御文六通を提出したという。 太守の御頂戴がまだ済んでいないため、七月十日の拝領として差し出す御礼文の扱いを佐々木に尋ね、差し支えないとの返答を得た。隅州の御礼文は御右筆が提出し、国元の御案文も添える。日付の異なる案文と調え直した文面を送って、国元の心得とする。京都諸司代・大坂城代への通知は、隠居祝いの拝領時の例に従って調えるよう使番へ申し渡したが、先例が見当たらないため、近衛その他への通知とあわせて相談する。日光宮・御三家・御一門への通知は、太守の御礼が済んだ時に使番へ申し渡すよう求める。隅州の御礼が済んだことも伝え、別紙九通を送るとして結ぶ。末尾に十月四日の朱記と、平田靭負・市来左中の名義、六家老宛名を掲げる。

登場人物
平田靭負正輔・市来左中政方・太守・隅州・菊姫・嶋津加賀守・山澤小左衛門・酒井左衛門尉・堀田相模守・浅井八兵衛・赤松甚右衛門・佐久間源太夫・倉次甚太夫・有徳院・秋元但馬守・本多伯耆守・西尾隠岐守・菱刈孫兵衛・大納言・公方・春井・山野・老女五人・御留守居・御用番・御右筆・御使番・老中・若年寄・側衆・物頭・京都諸司代・大坂城代・近衛・日光宮・御三家・御一門
宛先
嶋津主殿・伊勢兵部・義岡相馬・嶋津主鈴・鎌田典膳・河野八郎左衛門
キーワード
遺物拝領、名代御礼、御用番、酒井、堀田、留守居、浅井八兵衛、赤松甚右衛門、佐久間源太夫、倉次甚太夫、両丸登城、廻勤、病中隅州、加賀守、菱刈孫兵衛、本多、西尾、秋元、連署書状、奉書、老女五人、返事六通、八月二十一日、礼文日付相違、御守殿、春井添文、御文六通、御右筆、佐々木、京都諸司代、大坂城代、近衛、日光宮、御三家、御一門、別紙九通
追録6-No.133記事旧記雑録暫定版確認度 高

琉使読谷山朝勤ヲ終ヘ帰国ス

中山王の信使読谷山が儀礼を終え、尾張宗睦・紀伊宗将・水戸宗翰・徳川宗武・宗尹・重好、台老、京都所司代、大坂城代、若年寄以下の諸官から、それぞれ謝礼への贈物を受けた。十二月十一日に琉使が江府を発ち、川田伊織国福・島津登久運・関山新左衛門金郷・本田六左衛門親相を護送に付けた。東海道・美濃路を通り、閏十二月四日に大坂へ到着、九日に大坂を発って舟で西海へ向かった。翌年正月廿八日に薩州久見崎港へ入港し、二月四日に薩府へ着いた。その後、琉人は順風を待ち、舟で南帰した。琉球への到着日は記さない。目録は記事、出典は全御譜中。

登場人物
中山王信使読谷山、尾張黄門宗睦、紀伊黄門宗将、水戸参議宗翰、徳川参議宗武、同参議宗尹、同三位中将重好、台老、京都所司代、大坂城代、若年寄以下管事庶達官、家老川田伊織国福、用人島津登久運、近習関山新左衛門金郷、使番本田六左衛門親相、琉人
宛先
—
キーワード
読谷山、朝勤終了、謝礼贈物、十二月十一日江府発、護送、川田国福、島津久運、関山金郷、本田親相、東海道、美濃路、閏十二月四日大坂着、九日出航、西海、翌年正月廿八日久見崎着、二月四日薩府着、順風、南帰
追録6-No.671書状旧記雑録暫定版確認度 高

桂久中・島津久健家老連署書状

太守様の再縁願書を別紙写のとおり、昨日二十七日に取次を頼んだ松前主馬から御用番板倉佐渡守へ差し出し、滞りなく受け取られたと報告する。御守殿へ申し上げ、一門その他あらかじめ知らせていた人々への報知も済ませ、旅の途中へは別紙で伝え、当地の通達と京都・大坂留守居への知らせも行ったという。御女中様方へ申し上げ、国元の通達なども首尾よく整えるよう求める。願書が首尾よく受け取られたことをともに喜び、御守殿と太守様へは差出人らから祝詞を申し上げるので、宛先各人も祝詞について相談するよう求める。於綾の国元出立の時節などは、先に伝えたとおり旅の途中へ国元で決めた内容をその都度知らせ、時々報知して承知させるよう依頼する。別紙二通を添え、但書は御女中様方と於綾へ差出人らからは祝詞を申し上げないとする。三月二十八日付、年は明和七年の朱注、嶋津仲・桂織部の二署と喜入主馬殿・小松帯刀殿・川田伊織殿宛を備える。

登場人物
桂織部(久中注)、嶋津仲(久健注)、喜入主馬(久福注)、小松帯刀(清香注)、川田伊織(国福注)、太守様、御守殿、於綾、松前主馬、板倉佐渡守、京都・大坂留守居
宛先
喜入主馬殿、小松帯刀殿、川田伊織殿
キーワード
再縁願二十七日提出、取次松前主馬・用番板倉佐渡守、願書受取、御守殿・一門報知、京都大坂留守居通達、祝詞相談、於綾出立時節の途中報知、別紙二通、御女中・於綾への祝詞は申上げず
追録6-No.682書状旧記雑録暫定版確認度 高

島津久金・樺山久智家老連署書状

太守様の再縁願書を松前主馬が御用番板倉佐渡守へ差し出し、滞りなく受け取られた件は三月二十八日の桂織部・嶋津仲の便のとおりとする。今日、佐渡守から主馬が呼ばれ、別紙書付写のとおり命じられて太守様が承知したため、老中と田沼主殿頭へ礼に回る予定だったが、脚痛のため名代の島津式部から伝えた。若年寄へは左中を、側衆へは物頭を使者として礼を伝えたという。内証からは女使をもって公方様・大納言様・御臺様へ礼を申し上げ、民部卿様・日光御門主様・御三家その他、知らせるべき人々へも使者で伝えた。京都諸司代・大坂城代等へは京都・大坂留守居の使者で知らせ、今日の便で使番へ伝え、江戸に当分いる長崎奉行へは使者、在勤の奉行へは付人からの使者を出すよう命じた旨を、同役へ知らせるよう求める。浄岸院様には太守様から側用人を使者として願いのとおり命じられたことを伝え、将来は浄岸院様から甘露寺家へ知らせ、太守様の表向きの報知と同様、京都留守居の使者で伝えるという。礼の献上物の控書は先例に従って添付し、追って知らせるとする。於綾の大坂出立についても佐渡守から命令があり、今日京都へ伝えた。大坂へはまだ知らせが届かず、甘露寺家の取計らいの返答時期は計りがたいが、相手方へ伝達後、その報知を承知して大坂を発つ予定で、京都留守居から先に申し伝えるよう求める。於綾の名と字等は別紙のとおり「御順様」と命じられたので国元にも伝える。役人・諸士は即日祝儀を申し上げ、残る者は明後十三日に行う予定で、国元の祝儀はその後の使便で報告し、御守殿その他への祝儀も先例に従って相談・通達するよう求める。於綾が江戸へ着く日は着到の一通の祝いとし、結納・婚姻は軽い式で行うとの意向で、婚姻日は来月二十一日の吉日とする。その前の精進日間までに到着する予定を御女中様方へ伝え、広め方と隣国への報知も先例に従って整えるよう求め、到着当日と婚姻次第書、祝物の取替えは追って知らせるという。本日の飛脚は大坂まで極急、そこからも急いで送るよう命じた。仰渡書付写一通・通達写三通を添え、五月十一日付、樺山左京・島津左中の二署と喜入主馬殿・小松帯刀殿・川田伊織殿宛を備える。

登場人物
樺山左京(久智、目録)、島津左中(久金、目録)、喜入主馬、小松帯刀、川田伊織、太守様、御守殿、於綾(御順様の名を記す)、浄岸院様、甘露寺家、板倉佐渡守、松前主馬、島津式部、田沼主殿頭、公方様、大納言様、御臺様、民部卿様、日光御門主様、御三家、京都諸司代、大坂城代、長崎奉行、使番
宛先
喜入主馬殿、小松帯刀殿、川田伊織殿
キーワード
再縁願許可報知、板倉佐渡・松前取次、太守脚痛と島津式部名代御礼、若年寄側衆女使、公方大納言御臺、諸宮御三家・京都大坂長崎報知、浄岸甘露寺連絡、御礼献上物控、於綾大坂出立、御順様の名と字、即日祝儀と十三日残員、江戸着到祝い、来月二十一日軽式婚姻・精進日間、極急飛脚、仰渡写一通通達写三通
追録6-No.1262その他文書旧記雑録暫定版確認度 高

留守居寄合席順の示問書―主人の官位・服装と諸所の例

諸御役場や寄合の席順が主人の官順に従うのは以前からのことだが、留守居仲間の寄合では家来自身の年功で座配を決めていると述べる。これでは公辺の取扱いに相当せず、主人が重い官位を蒙って列席するのに家来が互いの官位を蔑む筋にも見え、よろしくないとして、今後は家来個人の年功を沙汰せず、主人の官位に従い座配を改めたいと提案する。それでも新役は古役に、席順と関係なくさらに謙譲をもって交わり、問い合わせ等の諸事にも疎意のないよう申し合わせることを求める。別条は、寄合で白衣となることについて、主人の用談の席ではやはり上下を着用し、勤務その他の事柄を談じ、用談が済めば肩衣を取ってよいとする。京都・大坂・長崎の留守居の座配は御当地に準じ、諸所の御役場内では主人の官順の通りにしたいと述べる。長崎では特に奉行所で列席の上、御用を仰せ渡されることが多いので、なお主人の官順の通りであるべきとする。奉行所へ届けを置いている方には、今後右の通り申し合わせることを周知すべきと付す。末尾は、これまでの申合せをこの節改めたいので、意見の趣旨を承知したいと求め、以上、朱の安永四年四月と結ぶ。扣の正文は右筆所。二箇条と諸所の補足・意見照会を合わせて整理し、合意・施行済みの命令とはしない。

登場人物
組合留守居、主人、家来、新役・古役、京都・大坂・長崎の留守居間役、諸所御役場、御奉行所
宛先
留守居組合の関係者(御存寄の照会先、独立宛書なし)
キーワード
主人官順、家来年功不及沙汰、官位随座配改度、新役古役謙譲、諸事問合疎意無、白衣、上下、肩衣、京都大坂長崎、御当地、御役場内、長崎奉行所御用、届済方周知、御存寄承知度
追録7-No.無番号_0090届書旧記雑録暫定版確認度 高

早川兼備届書(1380の3・豊後守所帯向の写)

印刷(の3)・写。豊後守所帯向は先代以来の災殃、去寅年の3屋敷焼失と同年琉球人参府、格外の臨時用金で難渋していると述べ、倹約追加・家中宛行と供人数の一部減少を届ける。領内疲敝で倹約が成り立たず、豊後守の参勤等も調え難いため、榮翁の介助を必要とした。去秋国許へ下って種々の趣法を用い、帰府の際京・大坂銀主に相談したが借財は莫大で延立の見込みなく、別の計らいも立たないとする。従来の倹約・人減・10ヶ年余の省略を続け臨時用や勤めに差支えぬよう努めるので、年限中は御用捨を重ねて願う。家格に関わる供立ては後に先規通り召連したいとも述べ、以前の内意を受け豊後守から命じられた届とする。7月19日、御名内早川渡・兼備注。榮翁本人の届書とは分け、借財総額、返済計画、願いの許可済を補わない。

登場人物
豊後守(島津斉興注)、榮翁(島津重豪注)、御名内早川渡(兼備注)、家中、京大坂銀主
宛先
独立宛名なし(届書写)
キーワード
1380の3写豊後守斉興先代災殃寅年三屋敷火琉球参府臨時用難渋、家中宛行人数減領内疲敝榮翁重豪介助、京大坂銀主借財延立見込なし十ヶ年余省略年限用捨先規召連願、七月十九御名内早川渡兼備
追録6-No.2704書状旧記雑録暫定版確認度 中

月次御礼・養女縁組の予定と称号、各方面の祝意・種姫への贈文を報告する

先月十五日の月次御礼は前日に大目付へ書面で命じられ、当日太守が登城して御礼を済ませた後、目付から桜の間で松平伊予守とともに呼ばれ、老中が出席し、御用番に代わって水野出羽守から御縁女の件を伝えられたと報告する。近衛家の養女を命じられ、結納は来春、婚礼は来々年の酉年中とすること、御縁女を姫君様と称することが通知された。太守は喜んで退座し、後に老中・若年寄・留守居・側衆へ表方の使者で祝意を伝えた。京都所司代・大坂城代には御書を送り、中将からも御用番に留守居を遣わして祝儀を伝えた。また同じ内証・確認の上、両殿からの文言をもって姫君に祝意を伝えること、将軍の書状に種姫への祝意が書き入れられたこと、関係者が出仕して大奥ほかへも伝えたため当面改めて祝い知らせる必要はないことを報じる。これらを承知して女中へも伝え、通達等を適切に取り計らうよう求める。水野出羽守が通知した趣旨を留守居が書き取って提出したため、見合として別紙を送るという。

登場人物
島津登(久連)、太守、松平伊予守(越前・治好)、水野出羽守、近衛家、御縁女(茂姫)、中将、種姫、老中、若年寄、京都所司代、大坂城代、留守居、側衆、和泉、安房、大炊、主計、糺
宛先
島津和泉殿、喜入安房殿、菱刈大炊殿、二階堂主計殿、関山糺殿
キーワード
月次御礼、先月十五日、太守登城、桜の間、松平伊予守、水野出羽守、近衛養女、結納来春、婚礼来々酉年、姫君様、種姫、祝意、京都所司代、大坂城代、留守居書取
追録7-No.274請取状旧記雑録暫定版確認度 高

島津斉宣拝借金請取状并老中裏書

斉宣が拝借金二万両のうち一万両を請け取った旨を記す請取状と老中裏書。外の一万両は江戸御金蔵から請け取る積りとし、No.273とは請取場所と宛先を分ける。用費の重なりと先頃の上納金後の難儀を理由に拝借を命じられ、書面の通り受領し、来る巳年から十ヶ年賦で上納する旨を約する。寛政6年寅閏11月、松平豊後守御印、大坂町奉行松平石見守・大坂御金奉行坂部能登守宛。裏書は表書の金一万両を渡すよう認め、本文がある旨を注する。對馬・備中・采女・伊豆の四官途を記し、對馬には病気による無加印の注がある。

登場人物
島津斉宣(松平豊後守)、松平石見守(大坂町奉行)、坂部能登守(大坂御金奉行)、對馬・備中・采女・伊豆の老中
宛先
松平石見守殿、坂部能登守殿
キーワード
島津斉宣、松平豊後守、大坂拝借金一万両、江戸御金蔵残一万両、上納金後難儀、十ヶ年賦返納、松平石見守、坂部能登守、老中裏書、對馬病気無加印
追録7-No.963諭達旧記雑録暫定版確認度 高

重豪諭達(借金・積金・給金削減と国家立直し)

所帯向きが極めて難渋し、江戸・京・大坂の借金が増え、利物・諸用金やこれまでの産物料も大きく不足し、大坂の積金が滞っていることを指摘する。今のままでは年々困窮して国家が立ち行かず、公私に格段の入価に及ぶ事態が来れば必ず差し支え、取り計らう段取りもないという重大な時節なので、1日も放置せず担当へ命じて諸向きを取締り、細部まで自ら問い、減少と産物仕送りなどの手段を国元へ掛け合って尽くすよう命じる。隠居が引き受けることは容易でなく、以前の介助とは意味が変わり、老年に効果を上げられなければ後の恥辱となるため、日夜心労していると述べる。江戸・国元ともこれまで省略してきたが、今回さらに賄料・諸給金の引方と壱両出銀まで命じ、以前とは異なる不便利や諸人への甚だしい迷惑が生じることを憂える。一通りの扱いでは改善せず年々衰微し、国中の飢渇を逃れられなくなるとして、救い方もある今こそ急いで厳しく取締り、年限中に効果を立て人々を安堵させるよう求める。不如意を常態として怠らず、国家のため職務を整え、一統和熟して精勤し、単に申し渡しただけで理解できない者には支配頭が親切に説明するよう命ずる。江戸・国元・京・大坂の屋敷まで洩れなく伝え、家老中からも細かく申渡して諸事を行き届かせる。家老中宛、文化5年9月朱注、重豪公御譜中、正文在文庫。財政上の具体的不足、取調と産物送付、諸給金等削減、国民の困窮への懸念、職務・和熟・周知の命令を分ける。

登場人物
重豪、家老中、掛役、支配頭、諸人、江戸・国元・京・大坂の屋敷役人
宛先
家老中
キーワード
所帯難渋、江戸京大坂借金増長、利物諸用金産物料不足、大坂積金滞、公私格段の入価懸念、一日放置不可、掛役取調、産物仕送り、隠居引受老年恥辱、賄料諸給金引方壱両出銀、諸人迷惑、国家衰微飢渇、年限効果、安堵、国家精勤和熟、支配頭親切説明、四拠点洩れなく周知
追録7-No.1664願書旧記雑録暫定版確認度 高

島津重豪願書(財政難と豊後守の帰国願)

重豪公御譜中、扣正文は文庫にあるとする。世帯向が極めて切迫し、大坂銀主が出銀を一切断り、国元の産物の不振・災殃が続き、繰方が整わないと訴える。豊後守に暇を与えて帰国させるにも、旅費の手当が差し支え、役人と何度相談しても未だ手当や今後の返弁の見通しがなく、術計がないとする。家老も国家の傾廃には換えられないとして国元へ帰ることを求めており、人の気持ちにも関わる軽くない事情だと述べる。従来、旅行を差し留めた厚い思召をありがたく承知していたが、やむを得ず暇を再願したいという。まず内々で事情を聞き、許可を得たうえで早く取り計らい、表向きの願を出せるようにしたいと求める。万一暇が許されなければ溪山も帰国できないので、同人の暇を願いたいと続く。末尾は文政二年二月の朱書。帰国の許可を求める段階の願であり、斉興がすでに帰国した報告とは区別する。具体的な日、旅費額、返弁額、独立した署名・宛名は示さない。

登場人物
島津重豪、松平豊後守(島津斉興)、家老、大坂銀主、溪山(島津斉宣)
宛先
宛名なし
キーワード
重豪公御譜扣正文文庫世帯向差迫大坂銀主出銀停止国産物災殃繰方豊後守帰国御暇手当旅費役人示談未治定返弁方便術計国家傾廃家老人気差留旅行厚思召再願内々許容表向願溪山帰国文政二朱書二月
追録8-No.539本文群(松平大膳太夫の書付・歎願と申述)旧記雑録暫定版確認度 中

毛利側の家来渡航・脱走騒動と鎮静方針を述べる三件の書付

松平大膳太夫の書付等を三件収める。七月廿二日の書付は家来二人が英船に乗り横浜へ赴いた報知を受け、脱走者の鎮静へ向かっていた長門守も上京差止めを途中で知って帰国したので、まず届けると述べる。七月廿五日の歎願書は、過る十八日夜の脱走家来・浪士の下関付近での騒動について、大坂藏屋敷からの報知を受け取調べを進め、詳細説明のため栗屋刑馬を差し登らせると記す。続く八月の申述は、去月十八日の騒動の鎮静に国司信濃を送ったのに益田右衛門介・福原越後も呼び寄せられ、自分の書付を偽って同氏長門守の意向にも反したとして、三人の家を毛利淡路守へ預け、自分と子も国元で慎んでいると述べ沙汰を請う。責任・不在・指示の有無は毛利側の主張として示し、二つの十八日の月や真偽を独自に確定しない。

登場人物
松平大膳太夫(注:毛利敬親)、長門守、家来二人、脱走家来・浪士、大坂藏屋敷の者、栗屋刑馬(粟カ注)、国司信濃、益田右衛門介、福原越後、毛利淡路守、朝廷
宛先
御届・歎願・申述の相手名は正文不記
キーワード
松平大膳太夫毛利敬親七月廿二家来二人英船横浜長門守帰国、七月廿五歎願過十八夜脱走浪士関下大坂藏屋敷栗屋刑馬粟カ、八月申述去月十八国司信濃益田右衛門介福原越後鎮静偽書長門守意向違反主張、毛利淡路守預家国元慎沙汰請
追録8-No.861-2招魂祭の対象と親族一人ずつの参列届出・拝礼を求める達旧記雑録暫定版確認度 中

出軍戦亡・江戸邸等の犠牲者の招魂祭に、親族一人ずつの参列と届出を求める

去春以来畿内その他東北諸道へ出軍して戦亡した者、一昨冬江戸邸で徳川氏の原文いう暴挙の際に戦亡した者、一昨春以来大坂または新潟で原文いう賊徒に殺害された者を列記する。延期中の招魂祭を来る25日に御対面所で命じ、親族の拝礼と引き続く御目見を予定する。貴賎・男女によらず親族の内一人ずつが当日四ツ時の時刻に合わせて出席し、差引方へ届け出るよう求める。時刻後の字形の厳密な読みは留保する。但書は足軽以上を改服または戎服とする。朱明治二年己四月、知政所。対象の三類型、各親族の一人と予定時刻、通知日不記を分け、全対象を軍人としたり実参列者総数・祭礼完了を補ったりしない。

登場人物
知政所、去春以来畿内東北出軍戦亡者、一昨冬江戸邸の戦亡者、一昨春以来大坂・新潟で殺害された者、各親族、差引方、関係向々
宛先
各犠牲者の親族と関係向々(貴賎・男女によらず一人ずつ)
キーワード
原861の2去春畿内東北出軍戦亡一昨冬江戸邸徳川氏暴挙原評価一昨春大坂新潟被殺害招魂祭延期後来廿五御対面所親族拝礼目見貴賎男女不拘一人当日四ツ時時刻後字形留保差引方届但足軽以上改服戎服朱明治二年己四月日不記知政所
追録8-No.895金札流通正金交換上納期限と藩内納入の複数文書旧記雑録暫定版確認度 中

行政官が金札流通・正金交換と納入期限を示し、知政所が十八万両の正金納入と交換を求める

通達留に六月行政官の布告と別紙を載せる。軍費と疲弊への措置として貸した金札が三都府で正金へ交換され、金札を嫌う扱いが物価高騰と困難を生むという布告の評価を述べ、府藩県への配当・正金交換によって広く流通させるよう求める。東京会計官は六月十五日まで半高、七月五日まで残半高、京都大坂は六月二十日・七月十日とする。石高一万石につき金札二千五百両を割渡し、その額の正金納入期限を布令日から距離別三十~九十四日とする。続く藩の達は六月六日東京での呼出しと引換の指示、藩の軍費を記し、新貨鋳造と三年内の旧貨回収方針、正金十八万両を当九月十一日までに高に応じ納める要求を載せる。不足と負担に言及して金銀所持者に報告・金札交換を求め、貯置きの無用者は取上げの対象とする。朱明治二巳七月廿三日、知政所、正金を俗に古金と呼ぶ注。額・割合・期限・交換方針と実績を区分し、物価や政策効果の記述を原文へ帰属させ、現代通貨・実収額・交換完了は補わない。

登場人物
行政官、東京京都大坂会計官・出納司、府藩県、内田仲之助、参与東久世中将、議定岩倉公、藩の担当、会計局、正金銀所持者、関係向々
宛先
府藩県、会計出納担当、藩内の正金銀所持者、関係向々
キーワード
原895通達留金札軍費疲弊三都府正金交換流通行政官六月東京六月十五半七月五残京都大坂六月廿半七月十残一万石二千五百両距離納入30里30日50里38日75里46日100里54日125里62日150里70日200里86日以外94日六月六東京内田仲之助東久世岩倉新貨三年旧貨正金十八万両九月十一納入会計局金銀報告金札交換取上古金注朱明治二巳七月廿三知政所
追録8-No.1035-5両京・大坂等への出張者の道中賄料支給基準を定める達旧記雑録暫定版確認度 中

知政所達書(出張旅費)

両京・大坂その他他邦へ士族以下を派遣する際の道中賄料について、前年の官等別定則を適用する。藩の蒸気船で移動する場合は定則の半額とし、特別な用向きで別支給が必要なときは会計局へ申告するよう命じる。辛未五月知政所。

登場人物
知政所、両京・大坂等への出張者、士族以下、会計局
宛先
出張者・会計局および関係向々
キーワード
両京、大坂、他邦、出張、士族以下、道中賄料、官等別定則、藩蒸気船、半額、特別支給、会計局、五月
追録8-No.1075-8米穀その他の抜売を厳重に取り締まる達旧記雑録暫定版確認度 中

鹿児島県庁達書(米穀等抜売取締)

米穀その他の抜売は以前から禁止しているが取締が行き届かないため、津口等で一層厳重に取り締まる。大坂へ無手形で送る抜物を含め、関係役人が不正を見逃さず処理するよう命じる。辛未十一月鹿児島県庁。

登場人物
鹿児島県庁、諸郷津口役人、抜物関係者、大坂商人
宛先
諸郷・津口役人および商人
キーワード
米穀、抜売、抜物、津口、取締、無手形、大坂、商人、諸郷、関係役人、十一月
旧記雑録拾遺 著作史料集1-文書ID 32連署書状旧記雑録拾遺暫定版確認度 高

島津久元・伊勢貞昌連署書状

島津久元・伊勢貞昌が喜入摂津守・川上左近将監へ、軍役準備の進捗を問い、急には調わない具足・馬・鞍の用意を督促する。大坂御蔵奉行衆と相談して注文の書立を送り、知行高や分限に応じた価格・品質を定めるよう求める。肥後のような不測の事態への備え、乗馬の用意不足、四国・中国・九州衆の参上予定、借銀返弁の催促と琉球表の相談状況も伝える。

登場人物
島津久元、伊勢貞昌、喜入忠政、川上久国、三原左衛門佐(重庸)、吉利下総守、新納右衛門佐、大坂御蔵奉行衆
宛先
喜入摂津守・川上左近将監
キーワード
島津久元、伊勢貞昌、軍役、具足、乗馬、大坂、肥後
追録8-No.617本文群(薩藩を非難する軍列加入要請・慶喜の訴えと布告記事)旧記雑録暫定版確認度 中

薩藩の行動を非難して軍列加入を求め、慶喜の訴えを諸藩留守居へ布告する文書

薩藩の「奸黨」の罪状を挙げるとの標題で、松平修理大夫の家来が幼帝を擁し叡慮を偽って乱階を醸したと非難し、君側の悪を掃うため早く駈登り軍列へ加わるよう求める文書を収める。大坂で去る四日に目付から渡され、酒井若狭守留守居から通達されたとの注がある。続く慶喜の訴えは、十二月九日以降の変革を薩藩家臣の陰謀と論じ、幼帝や摂政、堂上方への働きかけ、宮闕への兵の進入、九門の警衛、浪人との談合、江戸の強盗・砲発、野州・相州の焼討などを罪状として列挙する。これらは布告側の政治的主張である。大坂で諸藩留守居へ布告した由と卯十二月晦日を記す。

登場人物
慶喜、松平修理大夫・家来、酒井若狭守、薩藩、幼帝、先帝、摂政、堂上方、酒井左衛門尉、諸藩留守居
宛先
前文は軍列へ加わる者、後文は大坂の諸藩留守居への布告
キーワード
薩藩奸黨罪状軍列加入松平修理大夫幼帝擁叡慮偽君側悪掃去四日大坂目付酒井若狭守留守居通達慶喜十二月九以来薩家臣陰謀奏聞上参摂政宮闕九門江戸強盗酒井左衛門尉砲発野州相州焼討布告卯十二月晦日
追録1-No.478書立旧記雑録暫定版確認度 高

琉球使大坂・江戸間宿泊休憩所書立

琉球使が大坂から江戸まで通行する際の宿泊地と昼休地を、伏見・石部・関・四日市・熱田・赤坂・浜松・金谷・江尻・三島・小田原・藤沢等に定めた書立。

登場人物
—
宛先
松平大隅守(島津光久)
キーワード
琉球使、大坂、江戸、宿泊地、昼休地、街道、阿部忠秋
追録2-No.56記事旧記雑録暫定版確認度 高

綱貴大坂・伏見経由参府記事

島津綱貴が三月二十一日に大坂へ着船し、同二十四日に河舟で大坂を発った後、霖雨による増水のため同二十五日に伏見へ着き、同二十七日に伏見を発って四月九日に参府し、翌十日に上使阿部正武の慰労を受けた経過を記す記事。

登場人物
島津綱貴、阿部正武
宛先
—
キーワード
島津綱貴、大坂着船、大坂発、河舟、霖雨、河水増水、伏見、参府、阿部正武、上使、慰労
追録2-No.3019参府記録旧記雑録暫定版確認度 中

琉球使者の大坂着船から江戸参府・帰途までの記録

御代替の祝儀使者・美里王子と中山王の継目使者・豊見城王子が、島津吉貴に伴われ江戸へ赴いた経過を、十一月十一日の大坂川口着船から記す。船と宿所、警固・食糧の手配、登城時の御目見・献上・席次、二十一日の琉球音楽披露、使者らへの拝領や中山王への遣物を詳記する。十二月十八日に使者が江戸を発ったことまで、日ごとの手順を記す。

登場人物
記載なし
宛先
記載なし
キーワード
中山王、島津吉貴、美里王子、豊見城王子、琉球使者、大坂川口、江戸、登城、御目見、献上、音楽、拝領、警固、参府記録
追録2-No.3140覚書旧記雑録暫定版確認度 中

琉球使者の大坂通行・引渡しを定める覚書

前年の琉球使者が江戸から帰る際の浦触と大坂町奉行の引渡しを踏まえ、今後の琉球使者について大坂での引渡し・帰路の通行手続を記す。大坂からの書状や留守居の申出を受け、関係者に知らせて御記録奉行へ申し渡すよう求める。

登場人物
記載なし
宛先
御記録奉行(伝達先)
キーワード
琉球使者、江戸、大坂町奉行、浦触、大坂、留守居、御記録奉行、通行、覚書
追録2-No.3185書状旧記雑録暫定版確認度 低

大坂川筋の船除再開を求める書状

松平薩摩守の大坂川筋通行時に船除が中絶していたことを述べ、大坂留守居大嶋孫右衛門へ、時節を見て町奉行所へ申し渡すよう委ねた経緯を伝える。大坂町奉行が通船年寄側へ命じ、正徳元年七月十八日に旧来どおりの船除を行った旨を記す。

登場人物
記載なし
宛先
松平薩摩守
キーワード
松平薩摩守、大坂川筋、船除、大嶋孫右衛門、大坂町奉行、通船年寄、正徳元年七月十八日、書状
追録2-No.3186覚書旧記雑録暫定版確認度 低

大坂川筋の船除の旧例を述べる覚書

東照大権現の治世初めの恩遇を受け、曾祖父家久以来、島津家の参勤往復で大坂川内を通る際は諸国の船を除け、乗船を妨げない旧例があったと記す。吉貴の代には途絶えていたが、前年に家臣大島孫右衛門忠宣が官家へ申し立て、旧式を復活した。詳細は左掲の書付によるとする。

登場人物
記載なし
宛先
—
キーワード
大坂川筋、船除、東照大権現、島津吉貴、大島孫右衛門忠宣、旧例、覚書
追録2-No.3187口上覚旧記雑録暫定版確認度 低

大坂川筋の船除復旧を求める大島忠宣口上覚

七月十二日、大島孫右衛門が船奉行石川四郎左衛門の家老・猪瀬喜内と鈴木弥市右衛門へ、吉貴が帰国暇を得て近日到着するので、大坂川筋通船時に以前のように船除を行ってほしいと願う。一昨年の帰国は陸路で、前年参府時は願い出なかったが、船が入り込んで危急を感じたという。

登場人物
大島孫右衛門忠宣
宛先
猪瀬喜内・鈴木弥市右衛門
キーワード
大島孫右衛門忠宣、猪瀬喜内、鈴木弥市右衛門、船奉行石川四郎左衛門家老、大坂川筋、船除、一昨年陸路、前年参府、船入危急、旧例復旧、口上覚
追録2-No.3188覚書旧記雑録暫定版確認度 低

大坂川筋の船除由緒と先例を述べる覚書

薩摩守家が大坂川筋を船で通る際に他船を除ける由緒を述べ、松平肥前守・松平陸奥守らとの比較や、船手への御下知、町奉行所への申上げを記す。元和六・七年の扱い、江戸へ呼び寄せた妻子の船路などを挙げ、今回も旧例に沿った船除を求める。添えられた覚には船年寄から町奉行所へ差し出す書類と引渡しの手続きを記す。

登場人物
記載なし
宛先
記載なし
キーワード
薩摩守、大坂川筋、船除、松平肥前守、松平陸奥守、元和六年、元和七年、町奉行所、船年寄、覚書
追録2-No.3192書状旧記雑録暫定版確認度 低

大坂川筋の船除実施を求める大嶋孫右衛門書状

大嶋孫右衛門が市来次郎左衛門へ、薩摩守の大坂川筋通船時に旧例どおり他船を除けるよう町奉行所に申し立てた経緯を報告する。大津屋勘兵衛と唐金屋助九郎に照会し、差図・書状の写しを添えて、今後の船年寄・町奉行への申渡しを求める。

登場人物
大嶋孫右衛門
宛先
市来次郎左衛門
キーワード
大嶋孫右衛門、市来次郎左衛門、大坂川筋、船除、大津屋勘兵衛、唐金屋助九郎、町奉行所、書状
追録2-No.3193書状旧記雑録暫定版確認度 低

大坂川筋の船除差図をめぐる大嶋孫右衛門書状

十一月三日、大島孫右衛門が御用人衆へ、七月の大坂川筋船除について調査経過を報告する。町奉行の申付けは川方役所の帳面に残る公の扱いで、船奉行からの船除は内証で船手・家来が行うとの違いを、若林新五兵衛・羽津元右衛門らの説明から整理する。城代土岐伊予守への照会、町奉行二人への挨拶と紗綾・縮緬十巻宛または年頭等の金馬代、川奉行四人への銀一・二枚、若林への謝礼案を述べる。礼物の案について協議し、御用人衆を通じた披露を求める。

登場人物
大嶋孫右衛門
宛先
御用人衆中
キーワード
大嶋孫右衛門、御用人衆中、大坂川筋、船除、町奉行所、石川四郎左衛門、若林新五兵衛、羽津元右衛門、書状
追録2-No.3195書付旧記雑録暫定版確認度 低

大坂川筋船除の実施・謝礼をめぐる書付

十二月二十九日、大島孫右衛門が御用人衆へ、大坂川口船除の謝礼を調整し、使者を立てて贈った品と返答を記す。町奉行北条安房守・桑山甲斐守へ各紗綾十巻・干鯛一箱、船奉行石川四郎左衛門へ紗綾十巻・干鯛一箱、川奉行四人へ銀二枚宛、同心八人へ一部分金一切宛、若林新五兵衛へ銀三枚を挙げる。家老・用人等の人数も示す。正徳二年三月に島津帯刀が、今後の通船の格式として記録方から帳の写しを江戸家老座へ渡し後代に残すと追記する。白木は品を載せる受台・容器の注記である。

登場人物
大嶋孫右衛門ほか
宛先
記載なし
キーワード
大嶋孫右衛門、島津帯刀、大坂川筋、船除、町奉行、船年寄、紗綾十巻、干鯛一箱、銀三枚、銀二枚、書付