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附録1の目録
旧記雑録 年代不詳の文書・記事です。
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附録1-No.998 島津義久書状案
島津義久が宰相殿へ、遠境のため連絡を欠いたことを述べ、日向境への出兵と防戦、千石・長宗我部・義統らの動向を説明する。京都との疎隔はないので戦を避けるよう申し渡したが承引されず、戦勝と多数の討死に至った経緯、府内で京都・四州の士卒を島津家久が船で退避させたことを伝え、仲介を求めた書状案。宰相殿の人物同…
附録1-No.999 島津義久書状案
島津義久が薩摩守殿へ、改年の吉兆を祝い、豊州・北郷殿・新納殿・典厩・金吾・薩州らに関する返礼文言の扱いを示し、年賀の祝儀として五明二本を贈った書状案。薩摩守殿の人物同定は保留する。
附録1-No.1000 島津義久書状
島津義久が兵庫頭へ、筑州へ自ら出張する意向の有無を尋ね、島津忠棟から筑紫方が逆意を構えたとの報告を受け、討伐のため軍勢を急ぎ差し上せる件を税所新介から伝えさせると述べる。さらに鷹を多数京都へ届けるよう協力を求めた書状。
附録1-No.1001 島津義久書状
島津義久が、御家門から相良方と一つに組むよう仰せ下されたことについて、先年から神名を掲げて疎隔はないが、命令の上は春日大明神・八幡大菩薩に誓って一層深く結び、異議はないので披露してほしいと述べた書状。
附録1-No.1002 島津義久書状
島津義久が薩摩守へ、歳暮の吉祥を重ねて祝い、恒例の贈答に対する礼を述べるとともに、明春には相互の祝言を申し交わしたいと伝えた年末の書状。
附録1-No.1003 島津義久書状案
島津義久が内空閑備前守へ、前年春の八城出発時にその領域へ軍勢を差し向けた際、異議なく当邦の幕下となったことを喜び、祝詞・使書・太刀・織筋の到来を謝して、今後も疎意なく結ぶと述べた書状案。
附録1-No.1004 島津義久書状案
島津義久が宇久次郎へ、先年の不慮の件をめぐって両使が渡海したこと、日向方面で豊州から戦いを仕掛けられたが前年冬に勝利したことを伝える。今後当家の幕下となるとの申し入れを喜び、太刀・馬・甲冑を贈った書状案。
附録1-No.1005 島津義久書状案
島津義久が北郷左衛門入道へ、その境で雑説による騒動があるとの風聞を案じる。双方に疑いがあっても今後は隔心を持たないと神文で誓ったので別意はなく、諸神も照覧しているとして納得を求め、委細は南林寺へ申し含めた書状案。
附録1-No.1006 島津義久書状
島津義久が兵庫頭へ、今回申し出た件を承諾してくれたことを喜び、今後も忠勤に励むよう求める。また必要な書紙が届いたので神妙であると謝し、永く変わらぬ関係を願った書状。
附録1-No.1007 新納忠元・肝付兼盛連署書状
新納忠元・肝付兼盛が勝軍坊へ、弓箭をめぐって長く音信が途絶えたことを不審とし、内村八兵衛尉の子二人が召し越され押し置かれた件について、相当の人質を留めるなどして返還・調停するよう求め、島津義久の意向に沿うことを願った連署書状。
附録1-No.1008 川上忠克外二名連署書状
川上忠克・村田経定・伊集院忠金が琉球国三司官へ、新年の祝意を述べ、琉球の船が当地に着津したので船を加えて渡海させたこと、報礼の尊使と大守の勅書を拝受したことを伝え、綿九斤の贈答に謝意を表した連署書状。
附録1-No.1009 佐伯惟教外三名連署書状
佐伯惟教ら四名が島津方六名へ、南蛮へ差し渡した船の帰朝と使節をめぐる交渉を説明する。大風で到着が遅れ、使節の扱いや船が南蛮国にある場合の処置について、相手国と直接相談し、使節を差し渡すよう求めた連署書状。
附録1-No.1010 鍋島信昌書状
鍋島信昌が平田・村田両名へ、相手方の義陽との和融について重ねて書状を送り、納得するよう取り成しを求める。遠方のため音信を欠いても疎略ではなく、今後も同意して用向きを伝え合い、万事に配慮してほしいと述べた書状。
附録1-No.1011 某覚書
差出人不詳の覚書。公儀からの呼称や大坂での座次、阿州衆・木朝倉への書面、越州・丹州への下向、織田弾正忠の扱い、前年以来の公儀との交渉、島津貴久への弔使僧、日向国など、複数の交渉・儀礼事項を箇条書きにしたもの。
附録1-No.1012 喜入季久書状
喜入季久が真木嶋玄蕃頭・一色式部少輔入道へ、入洛調略について内書を下されたことを頂戴し、冥加至極と謝意を表すとともに、沈香十斤と段金一端を進上して披露を求めた書状。
附録1-No.1013 本田親貞書状案
本田親貞が、年賀と使節への謝意を述べ、両使が到着して交渉を進めていること、島津忠平が前月以来八城に滞在し熱談していることを報告する。また今後も疎遠にせず、恒例の贈答として鷹羽一尻を進上した書状案。
附録1-No.1014 宗固・道正連署書状
宗固・道正が本坊と同宿衆へ、大坊の上洛と国情の説明を頼み、島津龍伯の取次、宗易御成敗、宗安女房の預かり、石田・小西両殿、紫野和尚・福原殿への使者、上洛や武庫様に関する多数の懸案を列挙して処置を求めた連署書状。
附録1-No.1015 某覚書
太閤蔵入・治少蔵入の収納、寺院、上米、般若寺、島津龍伯・義弘・忠恒の上洛供衆、忠恒の越年、浜之市・蒲生への移住者、軍役、地頭私領、藤次郎母や福永宮内少への知行、伏見屋形などの懸案を箇条書きにした覚書。
附録1-No.1016 臨江斎書状
臨江斎が龍伯の御番衆へ、新年の祝意と伽羅・沈香三両の贈答への謝意を述べ、香の品質を賞する。仮名遣いや連歌の心得、宗運の木、里村五郎八・昌叱らの人物評にも触れた書状。
附録1-No.1017 明宗書状
明宗が島津方三名へ、先年使者を介して受けた厚情と琉球勘合の取り成しに謝し、永興寺の帰国に際する書状を受け取ったこと、両使の扱いと船の遅延について取り成しを求めた書状。
附録1-No.1018 元昌書状
元昌が御奉行所へ、祈禱一万度と御祓・大麻・土産を進上し、神宮造営のため諸国からの奉加を取りまとめる件について、御領国にも神忠を尽くすよう命じて奉加・披露を願った書状。
附録1-No.1019 鞍馬寺妙寿院盛雅書状
鞍馬寺妙寿院盛雅が島津入道へ、祈念の依頼を受けて誠意を尽くし、護摩祈禱を行うと述べる。使者に詳しい事情を申し含めたので聞き取り、祈禱料・奉加について取り計らうよう求めた書状。
附録1-No.1020 鞍馬寺妙法坊客全書状
鞍馬寺妙法坊客全が島津修理大夫へ、本堂修理の勧進使僧を派遣したことを伝え、毘沙門尊像と御札・薄板物一足を贈り、武運長久の祈禱に精誠を尽くすので満足するだけの援助を求めた書状。
附録1-No.1021 連長書状
連長が伊集院右衛門大夫へ、恒例に従って祈禱巻数と牛王宝印を進上し、武運長久・国家安全を祈ることを伝える。あわせて織筋一段を祝儀として贈り、披露を求めた書状。
附録1-No.1022 勢田宗句書状
勢田宗句が島津龍伯へ、薩摩滞留中の厚恩に謝し、当国の八十島助左衛門尉が下着したため書状を託すと伝える。留守役人衆の配慮で日々命をつないでおり、龍伯の下国時に詳しく申し上げたいと述べた書状。
附録1-No.1023 石田正澄書状
石田正澄が島津龍伯へ、大明との和睦に伴う朝鮮での通詞を勅使に付けて釜山浦へ渡すこと、その通詞の親弟が現地で夫役・地下役を課され困窮していることを伝え、代官衆へ諸役免除の墨付を出すよう求めた書状。
附録1-No.1024 近衛前久書状
近衛前久が島津龍伯へ、久しく便りがないことを詫び、再会を願いながら老病で下国が難しい近況を述べる。足腰が不自由でも鷹への執心は衰えず、籠で山野へ出ること、所持する鷹や龍伯から贈られた鶴・犬の飼育と狩猟事情を詳しく語った書状。
附録1-No.1025 前田玄以等連署書状
前田玄以・長束正家・増田長盛・石田三成が薩摩侍従(島津忠恒)に宛てて連署した書状。薩摩・大隅両国の知行をまとめた御前帳を調製し、郡ごとの絵図も作成して上覧に供するよう命じる。帳面の作成様式を別紙で送り、来る十月以前に提出すること、諸国にも同様に命じているので油断なく進めることを求めている。
附録1-No.1026 近衛前久書状
近衛前久(龍山)が島津義久(伯老)へ宛てた返書。新造での振舞、大坂への下向、賀茂競馬見物への祝意、禅林寺への書付、馬や鷹の扱いなどを述べ、帰京時の対面を望み、一条殿・祐乗・友枕らの来訪も伝える。
附録1-No.1027 島津勝久書状
島津勝久が相模守へ、相手の意向を踏まえて荘厳寺で北原方と談合したこと、肝要な事情は使節に申し含めたことを伝える。父子を憐れみ、荘厳寺の仲裁では処理できない点について申し入れを求めた書状。
附録1-No.1028 龍造寺家門書状
龍造寺家門書状。掲載頁では本文を再録せず、『旧記雑録前編二』二二八三号文書と同文である旨のみを注記する。巻末目録の年月日・分類・標題を採用し、本文内容は参照先に委ねられている。
附録1-No.1029 近衛尚通書状
近衛尚通が島津修理大夫へ、書状を喜び、京都がなお静謐でない状況を察すると述べる。懸案の事情を詳しく承知して祝意を示し、今後の取り計らいを頼み、各人の詠進については筑後守が詳しく伝えるとした書状。
附録1-No.1030 近衛尚通書状
近衛尚通が島津修理大夫へ、便宜により筆を執り、相手の息災を喜ぶ。前年派遣した進藤筑後守が諸事に馳走を受けたことへ謝意を述べ、今後も万事引き立てるよう頼み、詳細は類姓左馬助に託した書状。
附録1-No.1031 某書状
某が島津修理大夫へ、疎遠が続いたことを遺憾とし、官途の件が遅れているため申し調えたことを伝える。短冊十枚を求められ、拙筆ながら染筆して送り、詳細は進藤左衛門大夫に託した書状。
附録1-No.1032 有馬義純書状
有馬義純が島津殿へ、五月の出発後に海路を遠く進み、牛草の城へ到着した経過を報告する。道中で相応の助力を受けたことに謝し、太刀一帯と織物一端を進上し、詳しい事情は伊集院善左衛門尉に説明させるとした書状。
附録1-No.1033 志岐麟泉経諸書状
志岐麟泉経諸が島津方の重臣へ、上意を受けた公私の厚遇に謝し、遠方の知行回復や天草大夫義虎との和融について方策を求める。薩州・天草境の弓箭や訴訟を静謐に導くよう励み、事情の上聞を頼んだ書状。
附録1-No.1034 土持親成書状
土持親成が伊集院右衛門大夫へ、豊州から南蛮国へ派遣された船が帰帆時に島津領内で風破したことを伝える。両国関係を損なわぬよう船と積荷の処置を求め、豊州へ戻った後の補償・調整にも協力を願った書状。
附録1-No.1035 天草鎮尚書状
天草鎮尚が島津方重臣へ、言上に対する懇切な上意と見事な馬の下賜に謝意を述べる。薩州との和談について異見を受けたことを承知し、細目は新納武蔵守と相談するとして、今後も助言と取次を求めた書状。
附録1-No.1036 土持親成書状
土持親成書状。掲載頁では本文を再録せず、『旧記雑録後編』所収文書と同文である旨のみを注記する。巻末目録の年月日・分類・標題を採用し、本文内容は参照先に委ねられている。
附録1-No.1037 飛鳥井雅綱書状案
飛鳥井雅綱が島津修理大夫へ、日向で大勝を得て平定したとの報を京都でも聞き、祝意を述べる。使者を下したいが織田信長の上洛に伴う用務で叶わないため、愛宕からの便で書状を送り、今後も交流を求めた書状案。
附録1-No.1038 龍造寺隆信書状
龍造寺隆信が伊集院右衛門大夫へ、島津義久と相良方の和睦を以前から望んでいると述べ、重ねて申し入れる。双方の意向をまとめて和睦が成立するよう、伊集院に取り合わせと尽力を求めた書状。
附録1-No.1039 近衛尚通書状
近衛尚通が島津修理大夫へ、国の危急と京都の錯乱で所領支配も難しく窮乏していると訴える。再興のための援助を求め、色紙三十六枚と板物二端を贈り、詳細は進藤筑後守に伝えさせるとした書状。
附録1-No.1040 足利義昭御内書
足利義昭が島津修理大夫へ、日向産の巣若鷹を所望しているので、入手できれば送るよう命じる。到来すれば喜ぶとし、詳しい指示は細川藤孝に申し含めた御内書。
附録1-No.1041 島津義久書状
島津義久が大友左衛門督入道へ、書状を喜び、祝意を伝える。太刀一腰(弘恒)と鹿毛の馬一疋を贈って誠意を表し、今後も懇意に交わるよう求めた書状。
附録1-No.1042 伊集院忠棟書状
伊集院忠棟が伊集院右衛門大夫へ、本田刑部少輔から伝えられた忠平方の軍事行動と宗運の不穏な返答を報告する。合志殿との北目働や有馬境の情勢、諸口での悪事発生を警戒し、同名日向守を添えて忍び寄らせる策を相談した書状。
附録1-No.1043 毛利輝元書状
毛利輝元が島津殿へ、旧冬以来の使者到来と委細の報告に謝意を述べる。天下静謐と九州の事情について関白殿の意向を踏まえ、京都への馳走・助言を頼み、今後も連絡を求めた書状。
附録1-No.1044 秋月種実書状
秋月種実が島津氏に宛てた書状。薩摩・大隅での弓箭に関する決定を聞き、本望の時節であるとして、相応の援助を惜しまない旨を述べる。命じられた趣旨を承知し、両家へ申し渡すとともに税所新介へも伝えたので、同人から言上されるだろうと報告している。
附録1-No.1045 松浦鎮信書状
松浦鎮信が本田下野守へ、例年の祝儀を重ねて受けたことに謝し、諸邦から厚遇されて静謐に過ごしていると伝える。返礼として太刀一腰(金覆輪)と縮五端を進上し、今後も変わらぬ交誼を求めた書状。
附録1-No.1046 小早川隆景書状
小早川隆景が伊集院右衛門大夫へ、真連坊を介して丁寧な書状を受けたことに謝する。関白殿との対談が行われ、鎌田殿が帰国する運びとなったことを喜び、当面の判断を相手の賢慮に委ねた書状。
附録1-No.1047 尊朝法親王書状
尊朝法親王が島津氏に宛てた書状。筑前国箱崎八幡宮は往代から当門跡に由緒のある旧領であるとして、元どおり還付する下知を求める。還付が実現すれば武運長久を懇ろに祈るとし、詳細は仁秀法印に申し含めたと伝えている。
附録1-No.1048 尊朝法親王書状
尊朝法親王が島津修理大夫へ、久しく音信がなかったものの本意に背くものではないと述べる。明春の諸事を尋ね、妻紅扇二本を贈り、今後の厚意を求めた書状。
附録1-No.1049 近衛前久書状
近衛前久が島津修理大夫へ、堀池父子が下国するので、その被官を懇ろに取り扱うよう頼む。詳細は貞知・宗固から申し越すとした短い書状。
附録1-No.1050 島津義久老臣某書状案
島津義久の老臣某が琉球国三司官へ、会盟符改めと広済寺の渡海を受け、往古の例に従う交誼を求める。近年の不正な商人往来を問題とし、正印を帯びない渡船の船・財物を公用とする取締りを求め、詳細を雲岑長老に託した書状案。
附録1-No.1051 某書状
某が、武家の秘術である小笠原流の書について、その技法を見ずに論じる者が多いと述べる。正しい人を直接召して武家の業を伝授させるべきであり、原正の人物に多数の巻物を書写させ、後世の観覧に供するとした書状。
附録1-No.1052 近衛前久書状
近衛前久が島津義久(龍伯)に宛てた書状。龍伯が上洛するとの知らせを今承知したとして祝意を述べ、先日の懇意を忘れていないと伝える。時間ができ次第の対面を望み、自身も訪ねる意向を示している。
附録1-No.1053 島津義久書状案
島津義久が友枕斎へ宛てたと目録上整理される書状案。当地には用職の稽古に通じる者がいないため、本田与左衛門尉に太刀目録の様子を尋ねようとしたが病気で出仕しなかったことを述べ、平田弓兵衛尉から指南を受けるよう依頼する。友枕斎は伊勢貞知(友枕斎如芸/有枕斎)と比定される可能性が高い。差出人署名はないが、「…
附録1-No.1054 島津義久書状
島津義久が岳西院僧正に宛てた書状。遠邦ゆえ久しく無音だったことを詫び、先方の勇健を祝う。甚堯が上洛したため、伝受に関して格別の助力を依頼し、贈り物を届け、詳細を使僧の口上に託している。
附録1-No.1055 島津義久書状案
島津義久書状案。掲載頁では本文を掲げず、島津義久公御譜の年号不詳部分に収める旨の注記のみを置く。巻末目録の年月日・分類・標題を採用し、本文内容は確認できない。
附録1-No.1056 島津義久書状案
島津義久の書状案。緩五端の贈答に謝し、名代の勝光坊が観世音宝前で祈念を受けたことを喜ぶ。舞台再興のため銀子十貫目を勝光坊へ渡すので、作事を急ぎ命じるよう清水寺成就院へ求めた文書。
附録1-No.1057 島津義久書状案
島津義久が相良左兵衛佐へ、先の申し入れを承知し、遠路と大雨のため帰路の時刻を見通せないと伝える。先方の礼を受けるのは難しいとして、事情を踏まえた取り計らいを求めた書状案。
附録1-No.1058 島津義久老臣某書状案
島津義久の老臣某が熊野方へ、前年の弓開と神力山伏の件を踏まえ、鈴才への申し入れと銀子一貫六百目の支給を伝える。往来の儀礼は相残るとして忠棟らに判断させ、詳細を永殿に託した書状案。
附録1-No.1059 島津義久書状
島津義久が堀田新次郎へ、原房を召し抱えて別護一座の修行に当たらせたいと伝える。螺貝二口を進覧し、懇ろな祈念と詳しい取り計らいを求めた書状で、朱書は熊野宛老中書状と注記する。
附録1-No.1060 島津義久書状案
島津義久の書状案。御門跡様の下向を喜び、懇意にあずかることへ謝意を述べる。妻紅扇二本を贈り、遠国の事情に配慮しつつ今後も取り計らいと披露を求めた文書。
附録1-No.1061 秋月宗閑書状案
秋月宗閑が大乗寺殿へ、先日の思いがけない来訪と閑談を喜び、芸能の見物にも感銘を受けたと述べる。京都から重ねて命が下ったため取り紛れて返事が遅れたことを詫び、詳細は追って伝えるとした返書案。
附録1-No.1062 島津義久書状案
島津義久が大村殿へ、年頭以来の祝意に謝し、こちらが多事で音信を欠いたことを詫びる。太刀一腰・馬一疋・生糸一丸を進上し、今後も変わらぬ懇意を求め、詳細は口上に託した書状案。
附録1-No.1063 島津義久書状案
島津義久の書状案。年少者の病気を聞いて遠路から見舞いの使者と書状を受けたことに謝し、すでに快気したので安心するよう伝える。今後も懇意に申し通じたいとした文書。
附録1-No.1064 島津義久書状案
島津義久の書状案。相良左兵衛尉から願成寺へ符を届けてもらった厚意に謝し、符の件で改めて使者を願成寺へ遣わすと伝える。先方の近況に変化があれば知らせるよう求めた文書。
附録1-No.1065 島津義久老臣某書状案
島津義久の老臣某が琉球国三司官へ、日州商人の船が漂着した際、残留者や品物の扱いが不当であると抗議する。商人への偏頗や僧による利得を戒め、両国関係を阻害しないよう、今後の是正を求めた書状案。
附録1-No.1066 島津氏告論并唐船着津之時所定法度
島津氏が大明各地の船主・商客へ告諭し、唐船入津時の交易法度を定めた文書。官買・押買・不正抽分を禁じ、日明双方の商人が合意した価格で売買すること、清廉な役人を置くこと、官用購入と銀の抽分率などを規定する。
附録1-No.1067 島津義久書状案
島津義久の書状案。相手の入洛を祝うべきところ、領国内の戦乱が絶えず遅れたことを詫び、疎意はないと伝える。祝儀として太刀一腰・馬一疋を贈り、詳細を喜入摂津介に託している。
附録1-No.1068 島津義久書状
島津義久の書状。歳後の無音を詫び、長期在陣の苦労を察すると述べる。重なる戦勝と名誉を祝い、東国全体が掌中に帰することを願い、嘉瑞を表す進物を贈った文書。
附録1-No.1069 桜井紹白書状
桜井紹白の書状。遠方のため久しく音信がなかったことを詫び、前年夏ごろに最上宗檜を遣わして以来無音であるため、使書を送り取次を求める。緞子を少量贈ったことを述べるが、掲載本文は末尾を欠く断簡である。