SEARCH THE ARCHIVE

文書を探す

『旧記雑録』前編・後編・附録10冊と追録1~8(暫定版)、『旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集1~9』『家わけ1』(暫定版)、関連史料(外伝)『島津世禄記』の46,754件を横断検索できます。検索範囲は史料群・巻を組み合わせて選べます。結果は50件ずつ表示します。

検索範囲
すべての文書
読込量の目安
小
数行~半頁未満。短い書状、感状、証状、記事、本文省略や同文注記のみ。
中
半頁~1頁程度。一つの用件をある程度詳しく記すもの、複数項目を含む目録・交名。
大
1頁を超え3頁未満。複数の用件・事件・人物・地名を含む長文書、詳細な譜記事・合戦記録・日記・知行帳。
特大
冊子頁3頁以上。長大な日記・軍記・系図・知行帳・軍役帳。

209 件 (全巻)/ 1–50件を表示

ページ 1 / 5

附録2-No.500文書確認度 高

島津家久書状案

当年を祝い、中川内膳正が長く関東へ勤務して好結果を得ていることを喜んだ。遠方のため下向を知らず音信を欠いたところ先に使札を受けて恐縮し、その後も返事が遅れたことを詫び、太刀一腰・馬一疋・緞子十端を贈った書状案。

登場人物
島津家久、中川内膳正
宛先
中川内膳正殿
キーワード
島津家久、中川内膳正、関東勤務、下向、使札、太刀、馬、緞子十端、贈答
後編3-No.1989記事確認度 高

得能氏記録

得能氏記録は、慶長九年の一里塚築造、家康の上洛・熱海入湯・池田輝政邸訪問、黒田如水の死、秀忠の入洛・参内、家光誕生を記す。さらに松平忠輝家中の横田内膳事件、諸大名への加増、朝鮮使節来訪と被虜人返還を収録する。

登場人物
徳川家康、徳川秀忠、徳川家光、黒田孝高(如水)、池田輝政、松平忠輝、横田内膳、朝鮮使節
宛先
(得能氏記録)
キーワード
得能氏記録、慶長九年、一里塚、東海道、越後海道、奥州海道、徳川家康、上洛、熱海、黒田孝高、如水、池田輝政、徳川秀忠、参内、徳川家光、誕生、松平忠輝、横田内膳、加増、朝鮮使節、被虜人返還
附録1-No.195文書確認度 高

川上久國書状

川上久國が新納仲左衛門尉・市来備前守に、大脇主馬丞の子息舎人佑へ肥後内膳正の知行の一部を分け与え、当地へ移すよう御老中が命じたことを伝えた書状。山田民部少輔が使者を務め、詳細は主馬丞から伝えるとする。

登場人物
川上久國、新納仲左衛門尉、市来備前守、大脇主馬丞、舎人佑、肥後内膳正、山田民部少輔
宛先
新納仲左衛門尉殿・市来備前守殿
キーワード
川上久國、新納仲左衛門尉、市来備前守、大脇主馬丞、舎人佑、肥後内膳正、知行分与、移住、御老中、使者
附録1-No.384文書確認度 高

伊勢貞昌書状

伊勢貞昌が種子島武蔵守に、進上された二つの茶入、とくに茄子形の茶入を見事と賞し、一つは所望者があれば取り計らうため預かると伝えた書状。屋敷の件は内膳から申し達すること、貞昌の孫と又三郎との縁組・祝言が整ったことも述べる。

登場人物
伊勢貞昌(伊勢兵部少輔)、種子島武蔵守、内膳、又三郎
宛先
種子島武蔵守様
キーワード
伊勢貞昌、種子島武蔵守、内膳、又三郎、茶入、茄子茶入、進上、屋敷、縁組、祝言
附録1-No.404文書確認度 中

伊勢貞昌書状

伊勢貞昌が有川治部左衛門尉・八木民部左衛門尉に、吉加江内膳の居屋敷を早急に渡すよう求めた書状。自らの知行や屋敷が荒れていることを受け、田掃部・東長左らに管理を命じ、孫八・甚左衛門らの働きや掃除・馬場の整備、小姓らの派遣について具体的に指示する。

登場人物
伊勢貞昌、有川治部左衛門尉、八木民部左衛門尉、吉加江内膳、田掃部、東長左、孫八、甚左衛門、竹伊佐、小倉七介、堀帯刀
宛先
有川治部左衛門尉殿・八木民部左衛門尉殿
キーワード
伊勢貞昌、有川治部左衛門尉、八木民部左衛門尉、吉加江内膳、居屋敷、知行、荒地、掃除、馬場、小姓、管理、書状
附録1-No.415文書確認度 中

伊勢貞昌書状

伊勢貞昌が曾木五兵衛尉に、書状を受け取り、小林殿の書状を奥州様へ披露して相談する旨を述べた書状。道頓の書状を進上し忘れたため同封し、内膳の口上や五嶋殿の能、龍伯様から比紀伊までの内証、翌日の国府参府予定などを報告する。

登場人物
伊勢貞昌、曾木五兵衛尉、小林殿、奥州様、道頓、内膳、五嶋殿、龍伯様、比紀伊
宛先
曾木五兵衛尉殿
キーワード
伊勢貞昌、曾木五兵衛尉、小林殿、奥州様、道頓、内膳、五嶋殿、能、龍伯様、比紀伊、国府、書状
附録1-No.416文書確認度 高

伊勢貞昌書状

本文はNo.384と同文として省略される。No.384によれば、伊勢貞昌が種子島武蔵守に、進上された二つの茶入、とくに茄子形の茶入を見事と賞し、一つは所望者があれば取り計らうため預かると伝えた書状。屋敷の件は内膳から申し達すること、貞昌の孫と又三郎との縁組・祝言が整ったことも述べる。

登場人物
伊勢貞昌(伊勢兵部少輔)、種子島武蔵守、内膳、又三郎
宛先
種子島武蔵守様
キーワード
伊勢貞昌、種子島武蔵守、内膳、又三郎、茶入、茄子茶入、進上、屋敷、縁組、祝言、No.384、同文省略
附録1-No.418文書確認度 中

伊勢貞昌書状

伊勢貞昌が、竹與殿の長旅からの無事な帰国を祝い、笛の上達を賞して今後も稽古を続けるよう勧めた書状。当世の芸について新九郎・長右衛門らは拍子を心得る程度で、樋口らの芸風は聞いたこともないと評し、指導者を欠く世情を嘆く。相手の笛で二番舞いたいと述べ、内膳からも事情が伝わること、時節の品を進上することを付記する。

登場人物
伊勢貞昌(伊勢兵部少輔)、竹與殿、新九郎、長右衛門、樋口、内膳
宛先
—
キーワード
伊勢貞昌、竹與殿、新九郎、長右衛門、樋口、内膳、帰国、笛、稽古、芸能、拍子、舞、進上、書状
附録1-No.545文書確認度 高

通達写

町田内膳に若年寄と同様の勤めを命じ、勤務終了後は蒸気船で急ぎ上京して島津伊勢と交代すること、在京中の用件は家老方へ取り次ぐことを定め、表方・奥掛・御勝手方へも知らせるよう命じた通達写。

登場人物
町田内膳、島津伊勢、家老、右衛門
宛先
表方、奥掛、御勝手方
キーワード
通達、町田内膳、若年寄、蒸気船、上京、島津伊勢、家老、表方、奥掛、御勝手方
後編5-No.1137文書確認度 高

島津氏老臣覚書

「覚」として、幕府が十一月二十六日付の奉書により肥後・薩摩勢へ天草一揆の鎮圧を命じたことを受け、有馬方面で一揆が起きた際の即応、一万人のうち動員できる兵数、川尻に進出した肥後勢との歩調、薩摩勢用の船の準備を問い合わせる。天草平定後の早急な報告、一揆勢の首級を目付衆に見せるため捨てないことも指示する。さらに松平隠岐守の条書、松平伊豆守らへの兵粮・音信、渋谷知兵衛尉の派遣、天草一揆が長引き上洛延期となる場合の報告に言及する。吉利織部祐が署名し、使者を川越三右衛門尉とする。寛永十四年十二月五日付。

登場人物
吉利織部祐、川越三右衛門尉、松平隠岐守、松平伊豆守、戸田左門、松倉内膳、石ヶ谷十蔵、渋谷知兵衛尉、土井大炊頭、酒井讃岐守、黄門様、兵部少
宛先
—(覚書・宛所なし。使者:川越三右衛門尉)
キーワード
覚、吉利織部祐、川越三右衛門尉、天草一揆、島原の乱、肥後勢、薩摩勢、幕府奉書、十一月二十六日、一万人、川尻、動員、渡海、船、首級、目付衆、松平隠岐守、松平伊豆守、戸田左門、松倉内膳、石ヶ谷十蔵、渋谷知兵衛尉、土井大炊頭、酒井讃岐守、黄門様、兵粮、上洛延期、十二月五日
追録8-No.771東国民への慰撫を理由とする主上東行予定の達と藩内周知旧記雑録暫定版確認度 中

主上が軽い行装で東国へ出発する予定を伝え、一同へ周知する

通達留。先の海内一家・東西同視の趣旨で東京のことを告げたが、当春の兵馬以来、東国の民が戦乱によって苦しみ流離して主を失っているとして、主上が親臨して慰撫したいので、非常に手軽な行装で近く出発する旨を告げる。末は朱辰八月。続く内膳の達は同趣旨を再掲し、別紙の通り仰せ出されたと伝え、一同が謹んで承知するよう向々へ周知を命じる。こちらも朱辰八月。民の境遇や相手方評価は発令側の叙述、親臨と出発は予定として記し、実際の出発日や到着は補わない。

登場人物
主上、東国の蒼生、兵馬・敵対勢力(原「賊類」)、内膳、向々・一同
宛先
一同・向々(内膳の周知指示)
キーワード
原771通達留海内一家東西同視東京当春兵馬東国蒼生塗炭流離主ヲ聊セズ原注主ヲ親臨慰撫非常手軽行装不遠出発辰八月別紙内膳一同奉承知周知
追録5-No.2175重豪縁組願書旧記雑録暫定版確認度 高

島津重豪願書(薩摩守又従弟女と淡路守の縁組願)

四月七日付の願書控は、松平薩摩守の又従弟女を島津淡路守に嫁がせたいとして、縁組を願い出る。薩摩守側の取次を久世忠右衛門、淡路守側の取次を堀田内膳と記す。

登場人物
松平薩摩守・又従弟女・島津淡路守・久世忠右衛門・堀田内膳
宛先
取次欄:久世忠右衛門(薩摩守側)・堀田内膳(淡路守側)。独立宛名表示なし
キーワード
四月七日、朱宝暦九年、松平薩摩守又従弟女、脇島津貴徳、淡路守久柄注、縁組願、薩摩守取次久世忠右衛門、淡路守取次堀田内膳
追録8-No.592-7勅書写・召書の明細と受渡報告・収納注旧記雑録暫定版確認度 中

太守・中将の勅書写二通と条件付きの召書を受けた報告と収納注

太守と中将への勅書写二通、召書一通を列挙する。召書は中将に快気がなければ太守が上京するとの扱いで、傳奏日野大納言の雑掌近藤外記を通じて渡されたとする。夕刻に出席する切紙を受けて出た際、国元へ早く知らせるよう申し置いたことを内田仲之助が帯刀へ報告する。卯十月十五日、留守居付役永山左内が同勤している旨と、用事による追加の出席指示も記す。外包には四通一包の注、慶応三年卯十二月十九日に内膳から上村休之進へ渡され、白木御文書十一番箱に納めたとの注がある。明細の二通・一通、報告と梱包数、十月の受渡と十二月の収納を分け、上京の完了や快気を確定しない。

登場人物
太守、中将、内田仲之助、帯刀、傳奏日野大納言、雑掌近藤外記、永山左内、内膳、上村休之進
宛先
帯刀様への報告/外包:内膳から上村休之進へ収納
キーワード
原5927勅書写二通太守中将召書一通中将快気無ければ太守上京、日野大納言近藤外記雑掌切紙夕出席国元早伝内田仲之助帯刀永山左内卯十月十五追出席、外包四通一包慶応三卯十二月十九内膳上村休之進白木十一番箱収納
追録8-No.656-1日向元郡代支配地の取締、請書受領と年貢・高辻帳の調査を伝える書状旧記雑録暫定版確認度 中

日向の御領取締を請け、年貢残穀・高辻帳の取調べと連絡を四名へ求める關山書状

七日に太政官代への御用出席を内国掛から命じられ、留守居付役赤井直之進が出たところ、日向の元郡代窪田治部右衛門支配地が御領となったため取締を命じられたと報告する。別紙の請書を太政官代へ持参し、非藏人松室信濃が受領したと聞いたことを伝える。年貢の残穀と高辻帳等を調査し、そちらで吟味した上で知らせるよう求め、さらに詳しいことは本田圭兵衛へ伝えるとする。辰二月十七日に關山が圖書・右衛門・龍衛・内膳へ送る。任命・受領の取伝と帳簿の照合依頼を分け、実収税額や最終の領地高を補わない。

登場人物
關山(署名下一字は字形留保)、嶋津圖書・桂右衛門・川上龍衛・町田内膳、御留守居付役赤井直之進、日向国元郡代窪田治部右衛門、非藏人松室信濃、内国掛
宛先
嶋津圖書殿、桂右衛門殿、川上龍衛殿、町田内膳殿
キーワード
辰二月十七關山日向国元郡代窪田治部右衛門支配地御領取締勅命七日御用太政官代内国掛赤井直之進留守居付代理請書非藏人松室信濃落手年貢残穀高辻帳取調吟味本田圭兵衛嶋津圖書桂右衛門川上龍衛町田内膳
追録8-No.669-1関山紘の家老四名宛行幸・天気伺い連絡と臨幸警固の書状旧記雑録暫定版確認度 中

関山紘が三日の二条城行幸と太守の参内、天気伺いの飛札連絡、臨幸の四辻警固を報じる

去る三日辰刻に主上が二条城の太政官代へ行幸し、宮・三公・堂上・諸侯が供奉したと報じる。太守は衣冠で卯刻に供を揃えて先に上り、主上の還御後に下って直ちに参内し、天気を伺って帰殿したという。中将が承知した上で参与衆へ飛札で天気を伺う意向が伝えられ、留守居が申出て中将も同意したこと、右筆頭に回った書付を日積で差し出すよう取扱いを求める。臨幸では室町通ほか四か所の辻の固めを命じられ、期限前に兵隊を配置し手当てを申渡したとして、別紙を添え心得を求める。辰二月十七日、関山紘が島津圖書・桂右衛門・川上龍衛・町田内膳の四名へ報じる。

登場人物
関山紘(金生原注)、主上、太守、中将、宮・三公・堂上・諸侯、参与衆、御留守居、御右筆頭、島津圖書(久治注)・桂右衛門(久武注)・川上龍衛(久議注)・町田内膳(久慶注)
宛先
島津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・町田内膳殿
キーワード
原669の1雑録中辰二月十七関山紘金生島津圖書久治桂右衛門久武川上龍衛久議町田内膳久慶去三日辰二条城太政官代主上行幸宮三公堂上諸侯太守衣冠卯供揃還御参内天気伺帰殿中将参与飛札留守居右筆頭日積臨幸室町通外四ヶ所辻御固兵隊期限前手当別紙添心得
追録8-No.770民の生業・軍律・国力培養の御筆写と五署奉承知書、保管記旧記雑録暫定版確認度 中

生業の勧励と軍の賞罰・国力培養を説く御筆を写し、一同に忠勤を求める

外包四十三番、御筆御書取一通。内膳から前田彦四郎へ慶応四辰八月十九日に渡され、当座の格護を命じられ白木御文書十三番箱へ納めたと記す。所収の御筆写は、民をそれぞれの道で生業に励ませること、朝廷の定めた綱目を民にも示して実行することを説く。軍局は国の興廃と人の生死に関わるので、信をもって規律と賞罰を立てて人を安んじ、王政一新の時勢を察して政治の基礎と国力を養い、心を合わせて事業を進め、主の不足を補い、主だけに頼らないよう求める。添えた五署の書取略は、昨日十三日に磯御茶屋へ召され別紙の御筆を受けたので、一同謹んで承知して旨を厚く奉じ忠勤するよう告げる。末は朱慶応四辰八月、右衛門・龍衛・内膳・良馬・隼人。政策論と忠勤要求は御筆・添達の主張として記す。

登場人物
御筆の主(原注良馬=島津久義)、右衛門・龍衛・内膳・良馬・隼人、前田彦四郎、衆庶・一同
宛先
御筆と五署奉承知書:一同、外包保管記:内膳から前田彦四郎
キーワード
原770外包四十三御筆御書取一通慶応四辰八月十九内膳前田彦四郎当座格護白木十三箱衆庶業勉励朝廷綱目軍局信規律賞罰和親王政一新国力培養合力同心不足補依頼戒昨十三磯御茶屋八月五署右衛門龍衛内膳良馬隼人
後編6-No.423文書確認度 高

北郷久加書状

北郷久加が三司官らへ、諸所の地頭帳を衆中の石高・人数まで詳しくして早急に提出するよう求める書状。併せて七島へ異国船が着岸し、上陸者一人を捕らえて長崎へ送った事件と、その報告が江戸の阿部忠秋へ伝えられた経緯を知らせ、今後も異国船着岸時には速やかに薩摩へ上申するよう命じる。

登場人物
北郷久加、三司官、金武王子、阿多内膳正、阿部忠秋、七島役人、長崎役人
宛先
三司官・金武王子・阿多内膳正
キーワード
北郷久加、三司官、金武王子、阿多内膳正、地頭帳、石高、人数、七島、異国船、上陸者、捕縛、長崎、阿部忠秋、早急報告、寛永二十一年九月二日
追録8-No.619新納刑部の到着船・封書急送と大坂の情勢報告旧記雑録暫定版確認度 中

翔鳳丸の江戸報告、平運丸の帰帆不安と封書急送を五名へ伝える新納書状

翔鳳丸が江戸から廻着して江戸の挙動を別紙で報告したこと、同夕に大坂川口から国元へ出帆予定の平運丸が当湊に碇泊し、翌日は臨機に処置する予定を伝える。無事に帰帆するか不安があるため、連名の御用封丈を開いて内容を撰分け、新納喜之助に足軽壱人を付けて陸路から急送する。今日幕兵二小隊位も大坂へ到着したとの聞取り、大坂の形勢不明、尾越両侯の尽力などに触れるが、平穏に処置できる見通しは乏しく翌日の一挙を心配していると述べる。辰正月二日に新納刑部が五名へ連絡し、夜明けが不幸の儀になり得るため急いで大略を知らせたと追記する。予定・聞取り・懸念と封書処置の報告を区別する。

登場人物
新納刑部(久脩原注)、島津圖書、小松帯刀、桂右衛門、川上龍衛、町田内膳、新納喜之助、幕兵、尾越両侯
宛先
島津圖書殿、小松帯刀殿、桂右衛門殿、川上龍衛殿、町田内膳殿
キーワード
辰正月二日新納刑部久脩翔鳳丸江戸廻着別紙挙動平運丸大坂川口国元帰帆当湊入碇臨機応変封丈連名抽者開見撰分新納喜之助足軽壱人陸路急送幕兵二小隊位大坂下着聞取尾越尽力平穏不見翌一挙島津圖書小松帯刀桂右衛門川上龍衛町田内膳
追録8-No.633-1脱走者二人の奉公願取扱いと勤王・取締に関する新納書状旧記雑録暫定版確認度 中

竹内健藏・木場十藏の奉公願を取締上の問題として検討し、五名へ判断を求める新納書状

昨年脱走した竹内健藏・木場十藏が今回京都へ来て、重大な形勢のため滞京して奉公したいと願い出、事情を聞き置いたと、五日の堀直太郎の急便で伝えられた件を述べる。情勢上その志を捨て難いが、認めれば今後の取締にもかかわるため容易ではないと相談する。高野方面に浮浪の者が集まり、鷲尾侍従も勤王の意を示していると聞くが、この時節に御用へ立てるかは分からないという。国家のため忠志を立てておけば自然に採用される場合もあり得るとの考えを内々に伝え、中将にも知らせた上で吟味・取計らうよう、辰正月十日に新納刑部が五名へ送る。奉公願と採用の可否を相談する文書で、赦免・採用済みとはしない。

登場人物
新納刑部、竹内健藏、木場十藏、堀直太郎、鷲尾侍従、浮浪輩、中将、嶋津圖書・桂右衛門・小松帯刀・川上龍衛・町田内膳
宛先
嶋津圖書殿、桂右衛門殿、小松帯刀殿、川上龍衛殿、町田内膳殿
キーワード
原6331辰正月十新納刑部竹内健藏木場十藏昨年脱走滞京奉公歎願形行聞置去五堀直太郎急便吟味取締不容易高野浮浪輩鷲尾侍従勤王御用未詳内諭採用見込中将判断嶋津圖書桂右衛門小松帯刀川上龍衛町田内膳
追録8-No.669-2関山の家老四名宛親征召命・請書取次と警衛申出の書状旧記雑録暫定版確認度 中

関山が隈元の親征通知受領、翌五日の請書取次と中将の承知、警衛申出を報じる

去る四日に太政官代へ出るよう求められ、留守居付役隈元敬一郎が出頭して親征と今後の軍議・参集に関する別紙の通知を受けたと報じる。請書を別紙写しのとおり差し出し、翌五日に軍務掛非蔵人松室豊後へ渡して取次を頼み、沙汰を待つと申渡したという。中将にも伝えて承知を得たので、その許しの伝達を取り計らうよう求める。但書では、子年以来の諸国警衛なども申出るよう命じられ、御官名内留守居の名前で別紙写しのとおり提出したと記す。辰二月十七日、関山が家老四名へ報じる。

登場人物
関山(署下一字は紘カ、字形留保、目録親書状は関山金生)、隈元敬一郎、軍務掛非蔵人松室豊後、中将、御官名、留守居、島津圖書・桂右衛門・川上龍衛・町田内膳
宛先
嶋津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・町田内膳殿
キーワード
原669の2辰二月十七関山金生署字留保四日太政官代留守居付隈元敬一郎親征軍議参集別紙請書翌五日軍務掛非蔵人松室豊後取次中将承知許申渡子年以来諸国警衛御官名内留守居名前別紙写嶋津圖書桂右衛門川上龍衛町田内膳
追録5-No.2203重豪加冠仮名書出旧記雑録暫定版確認度 要確認

島津重豪加冠仮名書出(旧名不記・内膳命名)

宝暦九年七月朔日付の加冠仮名書出は、加冠に際し、内膳と称するよう定める。対象者の旧名は記されず、「本ママ、ナシ」の注記がある。本文に「御判」と記す。

登場人物
内膳(加冠後の仮名。旧名記載なし)・島津重豪(目録による)
宛先
対象者の旧名記載なし(本ママ、ナシ注)
キーワード
宝暦九卯七月朔日、加冠宜為、内膳命名、旧名本ママナシ注、御判表示、対象者比定留保、所在注頴娃織部と区別
追録7-No.1292書状旧記雑録暫定版確認度 高

島津重豪書状(嶋津内膳を介する御礼献上)

重豪公御譜中・扣正文在文庫。公方・大納言の機嫌を喜び、湯治御暇を願いどおり許され、御羽織を拝領し大納言からも拝領した恩に謝意を述べる。今日、同氏豊後守の国元に到着したので、御礼として嶋津内膳をもって目録のとおり献上し、然るべく披露するよう求める。文化10年朱注、9月13日、松平榮翁署、五宛。豊後守国元は榮翁の到着先で、豊後守本人の帰着記事とはしない。羽織の数量と献上目録の内訳は本文にない。13日付の今日という報告と1266実帰着14日・告官13日注を区別して保持する。

登場人物
松平榮翁、同氏豊後守、公方、大納言、嶋津内膳、松平伊豆守、牧野備前守、土井大炊頭、青山下野守、西丸松平能登守
宛先
松平伊豆守様・牧野備前守様・土井大炊頭様・青山下野守様・西丸松平能登守様
キーワード
九月十三榮翁到着告礼、湯治御暇御羽織大納言からも拝領、豊後守国元、嶋津内膳目録献上五宛、実十四告官十三注別
後編3-No.1170記事確認度 高

島津義弘譜

島津義弘(惟新)の関ヶ原合戦譜。九月十三日に大垣城外で石田三成・島津豊久らと軍議し、赤崎丹後の勇名を語ったことから、十四日の赤坂方面の戦闘、夜雨中の関ヶ原移陣、十五日の布陣と鉄砲戦を時系列で記す。西軍敗走後は義弘勢が敵中を突破し、豊久らの戦死を経て伊勢・近江方面へ退き、農家への潜伏、追撃回避、渡海、堺・大坂への帰着を重ねる。道中の戦闘・飢渇・船便の確保、従軍者名を交え、帰国に至る苦難を詳述する。

登場人物
島津義弘(惟新)、石田三成、島津豊久、山田有栄、赤崎丹後、志摩左近、雑賀内膳、徳川家康
宛先
該当なし
キーワード
島津義弘(惟新)譜、関ヶ原合戦、大垣城、石田三成、島津豊久、赤崎丹後、夜間移陣、鉄砲戦、敵中突破、伊勢路、渡海、堺、大坂、退却行
後編5-No.554文書確認度 中

島津久元・伊勢貞昌連署書状

島津久元と伊勢貞昌が、加藤忠広改易後の熊本城受渡しと上使到着、相良・加藤右馬頭・大口・山野・出水・綾・高岡等からの注進を確認し、早打への礼を命じた。また肥後へ向かう諸勢への兵糧米貸与、山川・頴娃方面に着岸した唐船への対応、喜入久正没後の国分地頭職と喜入久右衛門尉の鹿児島移転などを指示した連署書状。

登場人物
島津久元、伊勢貞昌、喜入忠続、川上久国、加藤忠広、相良清兵衛尉、細川忠利、中川内膳正、喜入久右衛門尉、唐船関係者
宛先
喜入摂津守殿・川上左近将監殿
キーワード
島津久元、伊勢貞昌、加藤忠広、熊本城、上使、相良清兵衛尉、早打、兵糧米、出水、山川、頴娃、唐船、喜入久正、国分地頭職、鹿児島移転
後編5-No.733文書確認度 低

島津家久書状

島津家久が仮名書きで、伊勢丸の長患いと種々の療治にも回復がはっきりしないことを案じ、相手の無事、京都の変わりない状況、近く下向する予定を伝えた書状。

登場人物
島津家久、伊勢丸、島津内膳久兵衛
宛先
—
キーワード
島津家久、仮名書状、伊勢丸、長患い、療治、京都、下向、近況
後編5-No.737文書確認度 中

入来院重高書状

入来院重高が、支配未決着のため使者を下し、公儀への多額の出銀に伴う領内配当、借銀増加と諸士知行の上地を遅滞なく調えるよう家臣へ命じた書状。

登場人物
入来院重高、東郷三右衛門、東郷内膳正、本田九兵衛尉、宮里治部左衛門尉、東郷吉兵衛尉
宛先
宮里治部左衛門尉殿・東郷吉兵衛尉殿
キーワード
入来院重高、支配、配当、公儀出銀、借銀、知行上地、東郷三右衛門、領内
追録5-No.53返書旧記雑録暫定版確認度 要

島津久甫外四名連署返書

在国家老が九月二十一日、頴娃内膳・伊勢兵部の八月三日付書状に朱書で返答し、源姓復姓について記録奉行に調べさせたが、先年の申出と変わらないと伝える。隼人と相談したところ、総州が以前に願い通り仰せ出ているので改めて願いを申し上げるには及ばず、首尾を整えるようにとのことで、隼人にも伝えたと述べる。総州への報告は首尾を申し上げる際に行う旨を隼人から聞き、太守へ伺うと、留守中の但馬守の願い通り仰せ付けられたと知らせる。差し越された諸書付を返す。

登場人物
島津久甫ほか四名(目録。朱返答に独立署名なし)・総州・太守・但馬守・隼人・御記録奉行・頴娃内膳・伊勢兵部
宛先
頴娃内膳・伊勢兵部(八月三日主書への応答先。朱返答に独立宛名なし)
キーワード
九月廿一日朱返答、源姓復姓、記録奉行再調査、総州再願不要、隼人、太守伺い、但馬守願通、書付返却
旧記雑録拾遺 著作史料集1-文書ID 375-5送状・兵站文書旧記雑録拾遺暫定版確認度 高

飯米賦渡送状

十一月二十四日、赤米十八石三斗八升と真米二石三升三合を掲げる。天草一乱に伴い加世田内の小湊・小浦・片浦から仕立てた船の船頭・水手・上乗衆の飯米として、永山覚兵衛尉・三原源右衛門へ渡すよう篠原三左衛門・丸田内膳正へ命ずる。数量の横には前かき・右同と記す。

登場人物
永山覚兵衛尉 三原源右衛門 篠原三左衛門 丸田内膳正
宛先
篠原三左衛門・丸田内膳正
キーワード
飯米 赤米十八石三斗八升 真米 船頭 水手 上乗
旧記雑録拾遺 著作史料集5-文書ID F:209文書旧記雑録拾遺暫定版確認度 中

阿多旧簿

鉄炮五人の割当てを記した書付。池田内膳殿に五人、山田主水殿に同数を配し、夫賦や寺・家臣の名を列挙する。寛永十四年十一月十七日付。

登場人物
阿多旧簿、鉄娼五匁池之原伊与守、一同七匁池田内膳、田主水佐殴壱人萩原藤、坂元輿、池田内膳
宛先
捌一鉄娼五匁池之原伊与守、一同七匁池田内膳、主水佐殴壱人萩原藤右衛門、池田内膳
キーワード
阿多旧簿、寺社・宗教
追録3-No.1345文書旧記雑録暫定版確認度 中

島津久兵達書

島津久兵が、佐久間九右衛門から太刀・小サ刀の古代作の拵えを求められた件について、手元や神社にある刀とその付属品の状態を吟味し、拵えを調えて差し出すよう関係者へ達する。

登場人物
佐久間九右衛門、鳴津内膳、三宅彌市郎、伊集院蔵人、北郷作左衛門
宛先
佐久間九右衛門、鳴津内膳ほか
キーワード
古代作太刀、小サ刀、献上、刀身、柄、鞘、鍔、別紙
追録3-No.1346文書旧記雑録暫定版確認度 中

古代作太刀・小サ刀の差出し一件(1346-1~26の集合)

古代作の太刀と小サ刀を差し出すため、久貫・久兵らが拵えや神社所蔵品の適否を検討した一連の書状・覚書。職人による鍔・柄・鞘などの仕様書、古記録の引用、御納戸への受渡しも含む。

登場人物
鳴津内膳、三宅彌市郎、佐久間九右衛門、新田宮、木村探元、御納戸奉行
宛先
鳴津内膳、名越右膳、北郷作左衛門ほか
キーワード
古代作太刀、小サ刀、献上、拵え、鍔、柄、神社、御納戸、受渡し
追録3-No.1423文書旧記雑録暫定版確認度 中

伊集院蔵人書付(上米の米直成)

高一万石につき上米百石の基準を踏まえ、米直成と張紙の扱い、上米を金子で代納する場合の相場・換算方法を検討する。

登場人物
伊集院蔵人、島津内記、島津内膳、北郷作左衛門、名越右膳
宛先
島津内記、島津内膳、北郷作左衛門、名越右膳
キーワード
伊集院蔵人、上米、米直成、張紙、代金納、相場
追録3-No.1425文書旧記雑録暫定版確認度 中

在府大名の上米割合・御暇に関する連署書付

当年在府の大名の春の御暇と、以後の上米を御書付の割合に従わせること、家中の御用捨や使者による申越しの可否を申し述べる。

登場人物
伊集院蔵人、島津内記、島津内膳、北郷作左衛門、名越右膳
宛先
島津内記、島津内膳、北郷作左衛門、名越右膳
キーワード
在府大名、上米割合、御暇、使者、御書付
追録8-No.671-2関山の家老四名宛十万石返献願提出・預置きの報告書状旧記雑録暫定版確認度 中

十一日に御官名で提出した十万石返献願が参与不在のため預置きとなったことを家老へ報じる

王政一新の時節に、代々預かる御領地の内十万石を少しながら御用途へ返献したいとの願を、別紙のとおり御官名で差し出したと報じる。去る十一日に二条城内国掛へ留守居内田仲之助が出頭し、非蔵人鴨脚加賀へ面会して提出したが、上下参与方が出動していなかったため預置きとされた旨を伝える。書付等を添えて中将へ知らせてほしいとして、辰二月十七日に関山が家老四名へ報告する。

登場人物
関山(末署下一字留保、目録親書状は関山金生)、御官名、留守居内田仲之助、非蔵人鴨脚加賀、上下参与方、中将、嶋津圖書・桂右衛門・川上龍衛・町田内膳
宛先
嶋津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・町田内膳殿
キーワード
原671の2辰二月十七関山十万石御領地御用途返献願御官名去十一二条城内国掛留守居内田仲之助非蔵人鴨脚加賀面会提出上下参与方不出動預置書付添中将御聴四家老
追録8-No.692書付三十八通の題目一覧を伴う交付・伝達報告書状旧記雑録暫定版確認度 中

嶋津伊勢が書付三十八通の受領・伝達を報じ、既出題目を列挙して中将への取次を求める

去る三日の参内と衣冠、先月晦日の公使参内、願・伺・届の提出方法、行幸日の変更、公使警衛などから、計三十八通の書付の題目を列挙する。題目には奥羽鎮撫使・参謀、分捕金二万両上納、英国公使参朝途中の乱妨と取締、暗殺取締、外国交際と参朝、三職からの達・軍令、古金銀通用、入京免除、旅中応接、三職交名、東山道先鋒参謀、印鑑による通路往来、丹波の村名書、親征の安堵・生業、大坂先供と乾御門警衛も含まれる。三十八通は太政官代辨事局等から次々に渡されたもので、向々へ伝達し留守居の首尾書等を添えたとして、中将にも知らせ取次を取り計らうよう求める。三月八日に嶋津伊勢が家老ら五名へ報じる。末の編纂注は、添える書付を個々の日付で順に写し取り、前へ補入したとする。

登場人物
嶋津伊勢(広兼注)、中将、太政官代辨事局等、御留守居、嶋津圖書(久治注)・桂右衛門(久武注)・川上龍衛(久議注)・新納刑部(久脩注)・町田内膳(久慶注)、題目中の仏英蘭公使・大山格之助・高松頼聰・本庄彈正忠・伊地知正治・有栖川帥宮等
宛先
嶋津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・新納刑部殿・町田内膳殿
キーワード
原692雑録中辰三月八嶋津伊勢広兼書付三十八通題目去三参内衣冠先月晦公使願伺届二通辨事役所行幸五日変更仏警衛相国寺奥羽大山格之助下坂分捕金二万英乱妨取締不審召捕装具洋銀古金銀暗殺外国交際公使急参朝三職達軍令高松頼聰本庄彈正忠入京免旅中心得三職交名伊地知正治印鑑丹波村名安堵生業先供乾御門御留守居首尾中将五家老日付順写前補入編纂注
追録8-No.695-1主上の下坂・着御と太守の天機伺いを報じる家老宛書状旧記雑録暫定版確認度 中

嶋津伊勢が主上の大坂着御、太守の参内と翌日の天機伺い、中将の名代を家老らへ報じる

主上の親征・下坂は五日に出輦する予定を延ばし、二十一日五半刻に出輦、宿割に従って八幡・森口に泊まり、二十三日未ノ刻に大坂へ機嫌よく着御したと聞いた旨を報じる。天機伺いは別紙の指示によるとして、太守は二十一日に参内して天気を伺い、明二十七日にも禁中・大宮御所へ参内して伺うという。在国の者は重臣を名代として伺う指示、中将の名代は嶋津主殿が務めること、五節句等の祝儀の書付も伝え、中将への報告と取次を求める。重臣名代を許す書付は差し越さないという但書がある。三月二十六日、嶋津伊勢が家老ら五名へ報じる。

登場人物
主上、太守、中将(島津久光原注)、名代嶋津主殿(久等原注)、嶋津伊勢、在国者・重臣、五宛名(嶋津圖書・桂右衛門・川上龍衛・新納刑部・町田内膳)
宛先
嶋津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・新納刑部殿・町田内膳殿
キーワード
原695の1雑録中主上親征下坂五日予定延期廿一五半刻出輦八幡森口泊廿三未刻大坂機嫌能着御報別紙天気伺太守廿一参内済明廿七禁中大宮御所在国重臣名代中将久光嶋津主殿久等名代五節句祝儀重臣名代書付不差越辰三月廿六嶋津伊勢五家老
追録8-No.698主殿・伊勢連署の参内受命・京都留守守護と伝達取扱い報告書状旧記雑録暫定版確認度 中

主殿・伊勢が十七日の参内と京都三藩守護の受命、留守居協議と書類伝達の取扱いを報じる

十七日午刻に太守が重役を召し連れて参内し、衣冠で伊勢を伴い、加賀・阿波も同様に学問所で別紙の趣旨を承知したと報じる。菓子を頂戴し岩倉前中将の取次を受け、近藤との面会や留守居中への依頼を経て帰殿したという。さらに伊勢と加州・阿州の重役が岩倉ほか二卿から、御留守中の京都警衛と三藩の協議を命じられたと記す。加州上ノ京、太守側中ノ京、阿州下ノ京の区分で浮説・不穏を鎮めることを伝え、中将が承知した上で東園中将・坊城侍従へ飛札で礼を申上げる意向と、留守居から出す書付を右筆頭が吟味し飛札・日積で差し出す取扱いを求める。大奥其外にも申上げ、許しの伝達等を取り計らってほしいとして勅語・留守居首尾書を添え、二十六日に主殿・伊勢が家老ら五名へ報じる。

登場人物
嶋津主殿・嶋津伊勢(広兼原注)、太守、加賀中納言・阿波少将と重役、岩倉前中将・ほか二卿、近藤右兵衛尉、加州阿州留守居、中将、辨事参与職東園中将・坊城侍従、右筆頭、大奥其外(原の報告先表示)、五家老(嶋津圖書・桂右衛門・川上龍衛・新納刑部・町田内膳)
宛先
嶋津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・新納刑部殿・町田内膳殿
キーワード
原698雑録中辰三月廿六嶋津主殿伊勢広兼去十七午刻太守衣冠重役参内加賀阿波学問所承知菓子岩倉近藤面会留守居依頼二卿京都警衛三藩加州上京太守中京阿州下京浮説不穏協議中将承知東園坊城飛札礼留守居書付右筆頭吟味飛札差越日積差出大奥其外御聴許伝達勅語首尾添五家老
追録8-No.699-1七通の書付題目と交付伝達を伝える書状旧記雑録暫定版確認度 中

嶋津伊勢が海軍天覧・船出帆留め・巡邏・大赦など七通の題目と伝達を報じる

七通の書付題目を列挙する。大坂行幸後の海軍天覧に伴う軍艦・蒸気船の出帆留め、十八日の蒸気船兵庫港揚碇・関東差廻し、銃隊百人と駿州三嶋に関する件、留守中の高松家来の巡邏、朝敵を除く大赦、小枝橋近辺の百姓家が用に供され武家は下鳥羽・上鳥羽へ下陣する件、十四日の先帝山陵参詣願を題目に掲げる。太政官代辨事局から受け、向々へ伝えて留守居首尾書を添えたとし、中将にも知らせ取次を取り計らうよう求める。三月二十六日に嶋津伊勢が家老ら五名へ報じる。

登場人物
嶋津伊勢、太政官代辨事局、御留守居、中将、五家老(嶋津圖書・桂右衛門・川上龍衛・新納刑部・町田内膳)、題目中の主上・高松家来・朝敵・武家・先帝山陵参詣者
宛先
嶋津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・新納刑部殿・町田内膳殿
キーワード
原699の1雑録中辰三月廿六嶋津伊勢七通題目大坂行幸海軍天覧軍艦蒸気船出帆留十八兵庫港揚碇関東銃隊百人駿州三嶋高松家来巡邏朝敵除大赦小枝橋百姓家御用武家下上鳥羽先帝山陵十四願辨事局受領向々伝達御留守居首尾中将五家老
追録8-No.702十通の題目一覧を伴う書付交付・伝達報告書状旧記雑録暫定版確認度 中

嶋津伊勢が任命・高札・官位・慶喜・人数・返献等の十通題目と伝達を報じる

十通の書付題目を列挙する。中原猶介の海軍参謀任命、禁制高札、酒井雅楽頭の入京官位停止、慶喜が朝廷を軽蔑してその事情を採用し難いとする通知、九日の行幸に伴う列奉行脇路通行、在京人数報告、十万石返献は差当り不要とする件、十一日の出輦に関する列奉行伺書、王政復古・神武創業に基づく一新、大坂市中取締免と巡邏を題目に掲げる。太政官代辨事局から渡されたものを向々へ伝え、留守居の首尾書等を添え中将にも知らせるよう求める。三月二十六日に嶋津伊勢が家老ら五名へ報じる。慶喜への評価や返献等は題目の記載として扱う。

登場人物
嶋津伊勢、太政官代辨事局、御留守居、中将、嶋津圖書・桂右衛門・川上龍衛・新納刑部・町田内膳、題目中の中原猶介・酒井雅楽頭・徳川慶喜・列奉行
宛先
嶋津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・新納刑部殿・町田内膳殿
キーワード
原702雑録中辰三月廿六嶋津伊勢十通題目中原猶介海軍参謀禁制高札酒井入京官位止徳川慶喜朝廷軽蔑不採用九行幸列奉行脇路在京人数十万石返献先不要十一出輦列奉行伺王政神武一新大坂市中取締免巡邏辨事局御留守居首尾中将五家老
追録8-No.703-1関山・伊勢連署の誓約と京都守護大任・御筆の伝達報告旧記雑録暫定版確認度 中

関山・伊勢が太守の誓約と守護受命、率直な言上を求める御筆の承知・拝見を報じる

宸翰で重大な趣意が示され、主上が神霊に誓い、太守も御前で誓約したとして、一層職掌を尽くし大任を受けた意味を立て家名を失わないよう、伊勢を召して御筆で仰せ出されたと報じる。特に出輦後の京都留守守護を受命したため、取締りが行き届かなければ朝廷にも済まないとして、心付いたことは我々から一統まで差し置かず言上するよう直に命じられ、その趣旨を承知したという。二十日に諸役・諸士へ拝見を命じ、御筆と別紙添書を付けて伝えるので中将にも知らせ取次を求める。三月二十六日、関山紘と嶋津伊勢が家老ら五名へ報じる。

登場人物
主上、太守、伊勢・関山紘(金生原注)、御留守居、諸役・諸士、支配関係者、中将、五家老(嶋津圖書・桂右衛門・川上龍衛・新納刑部・町田内膳)
宛先
嶋津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・新納刑部殿・町田内膳殿
キーワード
原703の1雑録中宸翰主上神霊誓太守御前誓約伊勢召御筆職掌大任家名留守京都守護勅命万一取締不行届朝廷不相済我々初一統心付言上直承知去廿日諸役諸士拝見御筆別添書中将御聴辰三月廿六関山紘金生嶋津伊勢五家老
旧記雑録拾遺 著作史料集5-文書ID B:34-1文書旧記雑録拾遺暫定版確認度 中

島津久春申渡書

享保九年七月、島津久春が年頭の御礼着座を改めるよう申し渡した書付。従来の客居・主居の区別をやめ、対面所では客居側に一列に着座させる。各家の席順を挙げ、同格の家は本人や子の役職、役がなければ年齢などを勘案すると定める。病気などで欠席しても席を空けずに詰め、御書院の着座や城代・家老の列座にも新しい配列を適用する。

登場人物
島津久春、嶋津、嶋津周防、嶋津中務、中務、内膳、先役者中務、右将監
宛先
面所客居之方、嶋津周防、嶋津中務、附之引次月井御趨御座之間、中務、内膳、先役者中務、右将監、此中之通杢、且文杢、右弾正、嶋津仁十郎、入来院主馬、比志嶋隼人
キーワード
島津久春申渡書、記録・文書管理、寺社・宗教、役職・人事、入来院
旧記雑録拾遺 著作史料集8-文書ID W02_145書状旧記雑録拾遺暫定版確認度 高

役替御礼書状同案宛先控

前文書の役替御礼書状について、帯刀宛と御用達宛の同案であることを示す短い宛先控。

登場人物
伊地知季安、内膳、御用達
宛先
内膳様、御用達様
キーワード
伊地知季安書状・書状・御用・伊地知
追録8-No.597-1出兵についての建白を求める内膳の通知旧記雑録暫定版確認度 中

出兵の取沙汰を受け存慮があれば十分に建白するよう求める通知

今般の出兵について紛々とした取沙汰があると聞いたため、考えがある者は十分に建白するよう求める。先にもその旨を命じていたが、今の時節に下情を聞きたいとの沙汰があるので、存慮を持つ者は早く言上するよう向々へ通知する十月内膳の書付。内膳には町田久憲とする人物注がある。噂の内容や真偽、建白の実績は記されず、意見の申出を求める指示として示す。

登場人物
内膳(町田久憲とする原注・字留保)、存慮を持つ者、建白を聞く側(個人名不記)
宛先
存慮を持つ者と伝達関係の向々
キーワード
出兵紛々取沙汰存慮十分建白先度命令此節下情聞召早速言上向々通達十月内膳町田久憲原注
追録8-No.599献上報告書付の文書方保管命令旧記雑録暫定版確認度 中

中将の書棚・純子献上への満足の書付を文書方へ下して保管させる通知

中将から書棚と純子を近衛の取伝えで内々に朝廷へ献上し、満足した旨が別紙のとおり伝えられたので、その書付を文書方へ下して護るよう命じる十一月内膳の通知。慶応三年卯の朱注と内膳を町田久憲とする注を付す。献上品の報告そのものと、その報告書付を保管する命令を分け、原第598号と別の献上を新たに行ったとは数えない。

登場人物
中将、近衛、内膳(町田久憲とする原注・字留保)、御文書奉行
宛先
御文書奉行
キーワード
御文書奉行中将書棚純子近衛取伝内々朝廷献上満足別紙書付文書方相下格護十一月内膳町田久憲原注朱慶応三卯
追録8-No.629江戸邸・船戦報告と上京・警備・軍制・火用心を伝える五名申渡し旧記雑録暫定版確認度 中

江戸事件と船戦を伝え、早い上京・厳重な警備・火用心を命じる五名の申渡書

旧臘二十三日の江戸城西丸出火、二十五日未明の芝邸襲来と戦闘、品川での翔鳳丸と幕船の砲戦、二日の平運丸への和田岬付近の砲撃、四日の春日丸への阿波沖付近の砲撃と応戦を伝える。乗頭の報告だが戦闘の細部はまだ不明とし、守衛諸郷・私領人数には明七日に早く上京するよう求める。中将の沙汰を追って伝えること、軍制を厳重に守り動揺せず急変に備えること、別紙の指定場所へ着くことを命じる。町奉行兼帯には火用心を徹底し、市中の混雑を避けるよう指示する。正月六日に圖書・右衛門・帯刀・龍衛・内膳が連署して通達する。報告と命令を分ける。

登場人物
圖書、右衛門、帯刀、龍衛、内膳、徳川家、詰合者、船乗頭、翔鳳丸・平運丸・春日丸、中将、守衛諸郷・私領人数、町奉行兼帯
宛先
守衛諸郷・私領人数、町奉行兼帯と市中の関係者
キーワード
正月六圖書右衛門帯刀龍衛内膳連署旧臘廿三西丸出火廿五芝襲来戦闘翔鳳丸品川砲戦平運二和田岬春日四阿波沖乗頭報詳細未上京明七守衛諸郷私領人数中将沙汰軍制厳重動揺戒急変別紙指定場所火用心町奉行兼帯市中混雑避
追録8-No.655-1剣・勅書と戦死者祭祀金の到来を受けた祝儀登城の申渡し旧記雑録暫定版確認度 中

恩賞到来を知らせ、一門・諸士等へ九日四時の登城と太守・中将への祝儀を命じる

太守が先月九日に天朝から剣を拝領し勅書を頂戴したこと、殉国戦死者へ金五百両を賜い、厚く葬礼をし一社を設けて祭祀するよう勅命があったとの知らせが到来したと伝える。御一門・諸大身分・月次御礼の面々・諸士・兵具方士・諸與與力へ、明九日四時に登城し各席で家老へ祝儀を申し上げるよう命じる。太守・中将への祝儀も関係先へ伝達するよう、二月八日に右衛門・龍衛・内膳が署す。恩賞の伝聞到来、祭祀の勅命と祝儀の予定を分ける。

登場人物
右衛門・龍衛・内膳、太守・中将、殉国戦死者、御一門島津圖書・左衛門一列、諸大身分・月次御礼の者・諸士・御兵具方士・諸與與力(原)、御家老
宛先
御一門・諸大身分・諸士・御兵具方士・諸與與力等と伝達担当
キーワード
二月八右衛門龍衛内膳太守先月九御剣拝領勅書頂戴殉国戦死金五百両厚葬礼設一社祭祀勅命到来一門圖書左衛門大身月次諸士兵具方士諸與與力明九四時登城席家老祝儀太守中将通達外条略
追録8-No.763靖献霊社完成に伴う拝礼・弔調練・祭式の指定と太守直詣の実施注旧記雑録暫定版確認度 中

戦亡親族らの拝礼と軍の弔調練を指定し、六日の太守直詣を記す

戦亡の霊を祀る靖献霊社を設けたので、明後六日に太守が直詣し、続いて軍局士官と戦亡者の親族が拝礼できるよう命じる。一般の拝礼は随意とし、同日調練場で弔調練を行う。親族には霊社近くの宿を用意するので事前に来て出役の指図を受けるとする。先供は大砲五座・陸軍一大隊、跡供は陸軍二大隊と騎兵隊、海軍一小隊ほどの欄を掲げ、砲・陸軍・騎兵・海軍の調練、太守の調練場観閲を指定する。霊社神祭、悦之助様方の拝覧、英式行軍の兵隊拝礼、招魂祭等は別紙三通に従い向々と大隊長へ周知する。七月四日、内膳の署。編注は慶応四年辰正月の伏見・鳥羽戦死者のための霊社が完成し、同七月六日に太守が直詣したと記す。

登場人物
太守、軍局士官・戦亡人数親族、諸人、出役、陸軍・騎兵・海軍・大隊長、神祭担当、悦之助様方(久光男原注、注実名読みは留保)、内膳
宛先
向々と大隊長、拝礼参加者・戦亡親族、兵隊担当
キーワード
原763靖献霊社戦亡霊明後六直詣軍局士官親族拝礼一般勝手調練場弔調練親族宿事前差引先供砲五座陸一大隊跡供陸二大隊騎兵海軍一小隊位神祭悦之助御視英式行軍招魂祭別紙三通七月四内膳慶応四辰正月伏見鳥羽戦死創建成就七月六太守直詣注
追録8-No.801数寄屋附の兵具方統合と屋敷・附士足軽の身分取扱いを定める三条旧記雑録暫定版確認度 中

数寄屋附の兵具方統合、屋敷と各身分の取扱いを命じる

通達留の三条。第一条は時勢に応じ、数寄屋附士と仕坊主を兵具方へ合併し、数寄屋附を兵具方支配として兵具奉行・数寄屋頭に知らせ、向々へ周知するよう命じる。第二条は数寄屋附屋敷を今後は兵具所附屋敷とし、会計奉行らへ伝える。両条末は朱明治元辰十二月、内膳。第三条は附士を兵具方附士、仕坊主を足軽、家来身分の者を一代兵具方足軽とする一方、勤めのある者は当分従来通り勤めるとし、担当向へ知らせる。数寄屋一代附士は兵具方一代附士にするとの但書を付ける。末は朱明治元辰十二月廿三日、内膳。合併・役屋敷・身分取扱いの命令を示し、全員の異動完了や身分の世襲制度を原にない形で説明しない。

登場人物
内膳、御数寄屋附士・仕坊主・一代附士・家来身分の者、御兵具奉行、御数寄屋頭、会計奉行、可承向
宛先
御兵具奉行・御数寄屋頭、会計奉行、担当向
キーワード
原801通達留数寄屋附士仕坊主兵具方合併支配兵具奉行数寄屋頭十二月内膳屋敷兵具所附会計奉行附士兵具方附士仕坊主足軽家来一代兵具足軽当分従来勤数寄屋一代附士兵具一代附士但末十二月廿三内膳
後編6-No.105文書確認度 中

島津光久書状

島津光久が島津久慶へ、各方面に横目を二人ずつ置き、頴娃主膳・新納二右衛門にも同様の心得を伝えたとする書状。岩切縫殿助について久慶方の老若がどのように述べているか報告を求め、供衆に適任者が乏しいため黒葛原勝左衛門・田中内膳を派遣するので、両人が小身であることに配慮するよう頼んでいる。

登場人物
島津光久、島津久慶、頴娃主膳、新納二右衛門、岩切縫殿助、黒葛原勝左衛門、田中内膳
宛先
弾正大弼殿(島津久慶)
キーワード
島津光久、島津久慶、横目、頴娃主膳、新納二右衛門、岩切縫殿助、黒葛原勝左衛門、田中内膳、監察、供衆、派遣
追録1-No.1505書状旧記雑録暫定版確認度 高

久世広之書状

久世広之が島津光久へ、板倉内膳正の死去は言葉に尽くせないことであり、光久が様子を伺う使者を派遣したことを了承し、その深い哀惜と丁重さを関係者と相談して上聞に達したと伝えた書状。

登場人物
久世広之、島津光久、板倉内膳正(重矩)
宛先
松平大隅守(島津光久)殿
キーワード
久世広之、島津光久、板倉内膳正、板倉重矩、死去、使者、哀惜、書状