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『旧記雑録』前編・後編・附録10冊と追録1~8(暫定版)、『旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集1~9』『家わけ1』(暫定版)、関連史料(外伝)『島津世禄記』の46,754件を横断検索できます。検索範囲は史料群・巻を組み合わせて選べます。結果は50件ずつ表示します。

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539 件 (全巻)/ 1–50件を表示

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後編1-No.1124文書確認度 高

本田親貞署判知行坪付

日向国飫肥の坂谷・萩合門・向之丸などの田地を井黒主殿助へ宛行った知行坪付。本田親貞が署判した文書。

登場人物
本田親貞、井黒主殿助
宛先
井黒主殿助
キーワード
本田親貞署判知行坪付、本田親貞、井黒主殿助、日向国、飫肥、坂谷、萩合門、向之丸
後編3-No.131文書確認度 高

伊集院幸侃署判領知目録

伊集院幸侃が薩州菱刈大口之内、大儀寺之村の余分地から高六石七斗余を割り付けた署判領知目録。

登場人物
伊集院幸侃、宮里主殿助、大儀寺之村の受給者
宛先
宮里主殿助殿
キーワード
伊集院幸侃、宮里主殿助、薩州、菱刈、大口、大儀寺之村、知行、領知目録
後編4-No.1321文書確認度 高

野村久網起請文

主君に二心なく奉公し、私益を優先せず、旧主に関する事柄を正直に伝え、親類・遺恨ある者との徒党や私欲を避けて公平に報告することを神仏に誓った五か条の起請文。

登場人物
野村久網、別府主殿助
宛先
別府主殿助
キーワード
野村久網起請文、別府主殿助、忠誠、奉公、徒党禁止、私欲禁止、公平、神文、元和元年十二月吉日
後編2-No.1247文書確認度 中

小西主殿助書状

小西主殿助が、前日に届いた書状と見事な鉄砲一挺への礼を述べる。歳暮の挨拶に出向くべきところ、軍務で取り込んでいるため、来春早々に訪問して改めて礼を尽くすと約束する。 在陣武将間で鉄砲が贈答品となり、年末年始の訪問儀礼が重視されたことを示す書状。

登場人物
小西主殿助、羽柴兵庫頭
宛先
羽柴兵庫頭宛
キーワード
小西主殿助、羽柴兵庫頭、鉄砲、贈答、歳暮、来春、訪問、軍務、礼状、朝鮮在陣
追録6-No.2199その他文書旧記雑録暫定版確認度 中

許可された足袋使用を田沼主殿頭の同役へ使者を通じ知らせる

持病の下冷により出仕時の足袋使用を田沼主殿頭へ伺い、使用してよいとの指図を受けたため、使者を通じ同役中へ伝えておいてほしいと申し入れる三月二十五日の口上書。使者は四本長右衛門・山口佐左衛門。注記では御用の依頼先と使者を、目付山川下総守へ四本、末吉善左衛門へ山口と振り分け、二通を家老座で調えたことを記す。以後は留守居使番で吟味して同様に扱う旨を付記する。

登場人物
島津重豪(松平薩摩守)、田沼主殿頭、山口佐左衛門、四本長右衛門、山川下総守、末吉善左衛門、幕府同役老中、家老座、留守居使番
宛先
田沼主殿頭の同役老中(使者経由)
キーワード
島津重豪(松平薩摩守)、田沼主殿頭、山口佐左衛門、四本長右衛門、山川下総守、末吉善左衛門、幕府同役老中、家老座、留守居使番、足袋、下冷、出仕、許可、同役中、使者、目付、家老座、二通、留守居使番、口上書
追録8-No.542-3本文群(先陣惣督・副惣督への命令と一組召集)旧記雑録暫定版確認度 中

先陣の又六郎・主殿へ諸隊指揮を命じ一陣惣物主の一組を召す通知

長州征討に付いて、先陣惣督嶋津又六郎へ諸隊を指揮し機先を察して勝利と威武を保つよう命じ、先陣副惣督嶋津主殿へ惣督と相談して軍謀を誤らず指揮するよう命じる。続いて一陣惣物主島津隼人に伊集院一組の人数を召し付けて出軍させる指示を向々へ伝え、地頭・用達にも知らせる八月廿六日但馬の申渡。命令内容と組の召集を記録し、戦闘の結果や出軍人数はここから確定しない。

登場人物
先陣惣督嶋津又六郎、先陣副惣督嶋津主殿、一陣惣物主島津隼人、但馬、伊集院一組、地頭・用達
宛先
又六郎・主殿・隼人と関係の向々
キーワード
長州征討先陣惣督又六郎副主殿諸隊指揮軍謀相談、勝利威武指示、一陣惣物主隼人伊集院一組人数召付出軍、八月廿六但馬向々地頭用達周知
前編2-No.2322記事確認度 中

新納忠茂譜

島津勝久が鹿児島から没落した後、守護職を望む実久が豊州・北郷・肝付諸勢を動かし、志布志の新納忠茂・忠勝父子を攻めた経過を記す。忠茂方は島津貴久を支持して救援を求めたが、攻勢を支え切れず、柴主殿助らと伊東氏・豊州方へ退いた。新納氏の帰属と拠点喪失を示す譜記事。

登場人物
新納忠茂、新納忠勝、島津勝久、島津実久、島津貴久、島津豊後守、北郷氏、肝付氏、柴主殿助
宛先
—
キーワード
新納忠茂譜、新納忠茂、島津実久、島津貴久、志布志、豊州、北郷氏、肝付氏、柴主殿助
前編2-No.2326記事確認度 中

新納忠茂譜

守護職を望む実久が豊州・北郷・肝付と結んで志布志の新納氏を攻め、忠茂方が柴主殿助を南方へ派遣して救援を求めたが落城した経緯を記す。忠茂はのち薩州小野へ移り、さらに日当山を与えられた。

登場人物
新納忠茂、島津実久、島津貴久、島津豊後守、北郷氏、肝付氏、柴主殿助
宛先
—
キーワード
新納忠茂譜、新納忠茂、島津実久、志布志、柴主殿助、落城、薩州小野、日当山
後編1-No.54記録確認度 中

箕輪伊賀自記

蒲生城攻略に先立ち松坂要害を落とす作戦を詳述する。島津貴久父子と諸将約五千余騎が出陣し、忠平の提案で三千人をもって松坂を攻撃。梅北宮内左衛門の先登に続いて忠平らが攻め込み、忠平は敵将を斬り、鎧に矢五、六本を受けながら無傷で、二十二歳にして初の分捕を得た。中村父子以下を討って落城させ、市来内藤助を地頭に置いた。後の横尾口戦で勝部主殿助が戦死したことも記す。

登場人物
島津貴久、島津義久、島津忠平、島津歳久、島津忠勝、島津忠将、北郷忠相、梅北宮内左衛門、市来内藤助、中村父子、勝部主殿助
宛先
—
キーワード
箕輪伊賀自記、蒲生城、松坂要害、五千余騎、島津忠平、梅北宮内左衛門、三千人、鎧に五六矢、二十二歳、初分捕、中村父子、市来内藤助、横尾口、勝部主殿助、本文日付注記
後編1-No.1057記録確認度 高

友野元真奉公覚書

友野元真が高城合戦で島津義弘の横入の手に属し、竹内主殿介・伊地知刑部少輔らとともに戦った奉公覚書。河原陣を崩した日に二人を分捕りし、島津義久から辛労を賞する言葉と褒美を受けたことを記す。

登場人物
友野元真、島津義弘、竹内主殿介、伊地知刑部少輔、島津義久
宛先
—
キーワード
友野元真奉公覚書、島津義弘、高城合戦、河原陣、横入、竹内主殿介、伊地知刑部少輔、分捕、恩賞
後編1-No.1062記録確認度 高

友野元真奉公覚書

大友勢が高城へ布陣し河原陣が崩れた際、友野元真が島津義弘の横入の手に属し、竹内主殿介・伊地知刑部少輔とともに戦った。二人を分捕り、島津義久から辛労を賞する言葉と褒美を受けたと記す。

登場人物
友野元真、島津義弘、竹内主殿介、伊地知刑部少輔、島津義久
宛先
—
キーワード
友野元真奉公覚書、島津義弘、高城合戦、河原陣、横入、竹内主殿介、伊地知刑部少輔、分捕、褒美
後編1-No.1065記事確認度 中

殉国名薮

天正六年の高城・耳川合戦で島津方として戦死した者を列挙する名簿。本田親治、北郷久盛、村田経重、山中宗左衛門、鎌田大膳亮、海江田主殿、曲田伯耆守、市来軍介ら、根白坂・河原・追撃戦などで討死した諸士を記す。

登場人物
本田親治、北郷久盛、村田経重、山中宗左衛門、鎌田大膳亮、海江田主殿、曲田伯耆守、市来軍介ほか
宛先
—
キーワード
殉国名厳、天正六年、高城合戦、耳川合戦、戦死者名簿、本田親治、北郷久盛、鎌田大膳亮、海江田主殿
後編2-No.640記録確認度 高

池田貞安覚書

池田貞安が、島津久保の小田原出陣時に木村主殿佑・親六左衛門とともに御馬の別当を命じられ、供奉したことを記す覚書。 久保軍中での馬匹担当者と役割分担を具体的に確認できる。

登場人物
池田貞安、島津久保、木村主殿佑、親六左衛門
宛先
—
キーワード
池田貞安、島津久保、木村主殿佑、親六左衛門、小田原出陣、御馬別当、供奉、馬匹、覚書
後編5-No.94文書確認度 高

新納忠清書状

新納忠清が、平野六郎左衛門主従四人と美代主殿助主従三人の国元帰還に際し、当月分の賦銀、海道十五日分の賦銀、二十三日までの飯米を当地で渡したことを報告し、以後の海道飯米代銀の処理を依頼する。

登場人物
新納忠清、平野六郎左衛門、美代主殿助、上井東市正、渋谷四郎左衛門尉
宛先
上井東市正、渋谷四郎左衛門尉
キーワード
新納忠清、平野六郎左衛門、美代主殿助、帰国、賦銀、海道、飯米、旅費
後編5-No.173文書確認度 高

新納忠清書状

新納忠清が、平野六郎左衛門尉主従四人と美代主殿主従三人の国元下向に際し、当月分の賦銀、海道十五日分の賦銀、前日までの飯米を当地で渡したと報告する。今後の海道飯米代銀は受取側で手配するよう求め、同日出立した旨を知らせる。

登場人物
新納忠清、平野六郎左衛門尉、美代主殿、上井東市正、渋谷四郎左衛門尉
宛先
上井東市正殿・渋谷四郎左衛門尉殿 参人々御中
キーワード
新納忠清、平野六郎左衛門尉、美代主殿、帰国、賦銀、飯米、海道、出立
後編3-No.1165文書確認度 高

長井利貢書状

長井利貢が伊地知勝左衛門尉らへ、大坂では諸大名屋敷の門番が厳しく、人の出入りや帰国用の船・帆道具にも支障があると報じる。七月晦日夜から八月朔日にかけて松之丸や石田屋敷へ内応者が入り、本丸が落ちたこと、伏見城を守った鳥居・内藤・松平の三名、石田方の動き、伊勢方面の城と大坂城内の騒ぎなどを伝える書状。

登場人物
長井利貢、伊地知勝左衛門、石田三成、鳥居元忠、内藤氏、松平主殿
宛先
伊地知勝左衛門尉殿 人々御中
キーワード
長井利貢書状、伊地知勝左衛門、大坂警固、諸大名屋敷、帰国船不足、松之丸、内応、石田三成、本丸落城、伏見城、鳥居元忠、内藤氏、松平主殿
後編5-No.534文書確認度 中

水野勝成外四名連署書状

水野勝成ら五名が島津家久に、加藤忠広の領国召上げに伴い加藤家中の者が退去するため、彼らが薩摩領内へ来た場合には宿を貸して休ませても差し支えない旨を伝えた連署書状。追而書では家久父子の無事を承知したことも述べる。

登場人物
水野勝成、伊丹康勝、稲葉正勝、石川主殿頭、内藤左馬助、島津家久、加藤忠広、加藤家臣
宛先
松平大隅守殿(島津家久)
キーワード
水野勝成、伊丹康勝、稲葉正勝、石川主殿頭、内藤左馬助、島津家久、加藤忠広、肥後改易、加藤家臣、領国退去、宿泊許可
追録8-No.741-3参内軍列叡覧・賜品と急報による進発変更を報じる首尾書旧記雑録暫定版確認度 中

新納嘉藤二が六月5日の参内・賜品受領と兵隊進発の変更、礼の取次を報告する

天杯、錦御旗一流、御剣一振、扇子一本、反物一疋、勅筆御写一通、御直衣一領、御襯袖(ママ)一領、書付を添えた金三万両、達書一通の一覧を掲げる。当初は六月五日の辰刻に参内し、そのまま東征へ出馬して南門で軍列を叡覧する予定と承知していたとする。細袖細袴の軍装で議定職の席へ通り、天杯を頂き、中山前大納言を通じ賜品を受けたと報じる。勅筆は拝見後返上して御写を受け、酒肴を頂いた後、江戸大総督府の急報により太守の進発は追って沙汰し兵隊だけを直ちに出す旨が伝えられたとする。南門で軍列叡覧が済み七ツ時に帰殿し、賜品の礼を岩倉側が取り次ぎ奏聞したこと、中将側の礼も重臣と雑掌を通じたことを記す。私も供を務めたとして、辰六月五日に新納嘉藤二が主殿へ報告する。

登場人物
太守、中将、主上、中山前大納言(忠能原注)、正親町三條(実愛原注)、岩倉右兵衛督・岩倉側雑掌、江戸大総督府、留守居附役才領、新納嘉藤二、主殿様
宛先
主殿様
キーワード
原741の3天杯錦旗一流剣一振扇一本反物一疋勅筆御写一通直衣一領襯袖ママ一領金三萬両書附達一通辰刻参内軍装細袖細袴議定席中山忠能勅筆拝見返上御写正親町三條実愛酒肴江戸急報太守進発追沙汰兵隊直繰出南門叡覧七ツ帰殿才領岩倉礼取次奏聞中将重臣礼私供辰六月五新納嘉藤二主殿
追録8-No.746-5五月二十日の参内・書付受領・乗馬叡覧と礼不要を伝える首尾書旧記雑録暫定版確認度 中

新納嘉藤二が参内、議定職免と書付受領、乗馬叡覧・賞賜と礼の扱いを報告する

今日午半刻に召され衣冠で参内し議定の詰席へ通り、八景間で岩倉右兵衛督から別紙の書付と議定職免の書付を渡され承知したと記す。外様一同と御学問所の御前へ召され、馬術を叡覧に供し菓子・包物を頂き、七半時過ぎに帰殿したと報じる。礼の扱いを尋ねたところ申し上げるに及ばない旨を松室土佐から承知したこと、私も供を務めたことを、書付写を添え辰五月二十日に新納嘉藤二が主殿へ知らせる。

登場人物
太守、岩倉右兵衛督、外様一同、主上、松室土佐、新納嘉藤二、主殿様
宛先
主殿様
キーワード
原746の5旧ID746-4今日午半召衣冠車寄参内議定詰席八景別紙議定免岩倉右兵衛督書付受外様御学問所御馬術叡覧菓子包物七半帰殿礼不及松室土佐私供書付写辰五月廿新納嘉藤二主殿
追録6-No.181-78覚書旧記雑録暫定版確認度 高

家老座覚書

日光法会に伴う餞別品と用人への贈答を日付・相手ごとに記す。三月二十七日、松平右近将監へ押掛十懸・織熊障泥十掛・干鯛一箱を進める。法会のため日光へ越し、宿坊に滞在して御用を取り扱うことになったための餞別である。四月九日には、御側衆で御内用を頼む田沼主殿頭へ押掛十掛・織熊障泥五掛・干鯛一箱を同じ理由で進める。用人への品物は、三月二十七日に右近将監の用人宮川吉仲太へ琉嶋紬二反・銀五枚、四月九日に田沼主殿頭の用人井上寛司へ琉紬二反・銀五枚とする。両主君の供に召し列せられ、兼ねて御内用を承り付けてくれる者への贈答で、留守居が使者を通じて進める旨を記す。末尾に御使番の首尾との注がある。

登場人物
松平右近将監、田沼主殿頭、宮川吉仲太、井上寛司、御留守居、御使者
宛先
松平右近将監・田沼主殿頭(餞別先)、宮川吉仲太・井上寛司(用人への贈答先)
キーワード
松平右近将監、田沼主殿頭、宮川吉仲太、井上寛司、御留守居、御使者、法会出張者への餞別品と用人への贈答
追録6-No.1732覚書旧記雑録暫定版確認度 高

御鷹拝領例書(帰路道中の据置・捉飼)

田沼主殿頭の用人から留守居へ渡された、拝領御鷹を帰路の道中に据える際の覚書写。道中で差し支えのない場所では捉飼してよいこと、通過する領主方へ拝領御鷹を据えて適所で捉飼したい旨を通達すること、松平図書頭の先例どおりに行うことを示す。一方、次回の参府では御鷹を据える必要はないとする。安永十年二月朔日。

登場人物
田沼主殿頭意次、島津重豪、松平図書頭、留守居、諸領主
宛先
留守居(田沼主殿頭用人から交付)
キーワード
拝領御鷹、帰路、道中、据置、捉飼、領主方、通達、松平図書頭先例、参府、田沼主殿頭用人、留守居
追録6-No.1801願書旧記雑録暫定版確認度 高

御縁女引取りに伴い重豪が御目見を願う書状

御縁女が引き取られたことを受け、可能であれば御目見を願いたいと申し上げる。八月七日付。付記は、この願書を当日田沼主殿頭へ提出し、九月五日に同人から付札で御目見を仰せ付ける旨の指示を受けたと記す。願いの本文と、後日付記された指示を区別する。

登場人物
島津重豪、御縁女(茂姫)、田沼主殿頭
宛先
田沼主殿頭(願書提出先)
キーワード
島津重豪、茂姫、御縁女、御引取、御目見、願書、田沼主殿頭、九月五日、付札
追録6-No.1821伺書旧記雑録暫定版確認度 高

御縁女への御目見後の将軍・若君・御縁女・御部屋への礼を伺う書状

御縁女への御目見が済んだ際、将軍と若君へ礼を申し上げる品をどう扱うべきか、また御縁女と御部屋への礼についても差図を求める。九月二十九日付。付記は御用番田沼主殿頭へ有川勇馬から提出し、付紙の指示を受けたと記す。朱書には本丸へ登城して礼を申し上げることや、御縁女・御部屋への礼のため月番の留守居宅へ行く旨がある。礼の品の具体的数量は本文に記載しない。

登場人物
島津重豪、公方、若君、御縁女、御部屋、有川勇馬、田沼主殿頭
宛先
御用番田沼主殿頭(有川勇馬を通じ提出)
キーワード
島津重豪、御縁女、御目見、公方、若君、御部屋、礼、勤品、田沼主殿頭、有川勇馬、付紙
追録6-No.1858伺書旧記雑録暫定版確認度 中

御縁女への御目見に伴う献上物の扱いを伺う重豪書付

年始に御縁女への御目見を命じられた際、献上物をどのように扱うべきか差図を求める重豪の書付。天明二年二月十四日付、松平薩摩守名。御付札には巻物を差し上げる旨が示されるが、数量と読める箇所は判読を留保する。後記によれば留守居有川勇馬が田沼主殿頭に内見し、異存なしとの回答を受け、付札どおりに扱った。書付本文・御付札・後記を区別して読む。

登場人物
松平薩摩守(島津重豪)、有川勇馬、田沼主殿頭
宛先
照会先は田沼主殿頭(本文宛名未記)
キーワード
島津重豪、松平薩摩守、御縁女、御目見、献上物、御付札、巻物、有川勇馬、田沼主殿頭
追録6-No.1860伺書旧記雑録暫定版確認度 高

若君への植物・鳥類の献上品と差出方法を伺う書付

若君への献上品として、毛植ゑのころ一箱、櫻一鉢、桃白紅二鉢、若大鷹一居、鴛鴦一番を挙げ、献上と取扱いを内々に伺う。大鷹は松前に由来し、鴛鴦は唐国産を琉人が持ち渡ったとの出所注記がある。天明二年二月十五日付、松平薩摩守名。後記では同日田沼主殿頭へ差し出し、翌十六日に口達を受け、十九日朝の目録差出と吹上役所への出所書差出の手順を記す。品目・数量・出所と後日の事務記録を分けて読む。

登場人物
松平薩摩守(島津重豪)、若君、田沼主殿頭
宛先
田沼主殿頭(後記の差出先)
キーワード
島津重豪、若君、毛植ゑのころ一箱、櫻一鉢、桃白紅二鉢、若大鷹一居、鴛鴦一番、松前、唐国、琉人、田沼主殿頭、吹上役所
追録6-No.1872伺書旧記雑録暫定版確認度 高

大納言の元服祝儀における礼席の位置と太刀の礼式を伺う書付

大納言の元服に伴う祝儀の礼席について伺う。重豪は、大広間の中段に出る際、伊達陸奥守と同席で少将の儀に準じた例や、年始の礼席での太刀・席次の先例を挙げる。一方、今度の祝儀では三畳目に太刀の礼を申し上げるよう言われたため、かつての二畳目での礼や官位・席順との関係を含め、どの席次を取るべきか差図を求める。天明二年四月九日付、松平薩摩守名。後記には、伺書を田沼主殿頭方へ差し出し、十二日に切紙が届き、十五日の礼席に関して御用人から伝達された経緯を記す。記録中に最終席次を断定できる指示は読み取れないため、伺いと後記の範囲で保持する。

登場人物
松平薩摩守(島津重豪)、大納言、伊達陸奥守、田沼主殿頭
宛先
田沼主殿頭(後記の差出先。本文宛名未記)
キーワード
島津重豪、松平薩摩守、大納言、伊達陸奥守、田沼主殿頭、元服、祝儀、礼席、三畳目、二畳目、太刀、席次、先例
追録6-No.1950届書旧記雑録暫定版確認度 高

脚痛のため保養し快復後に帰国へ出発すると届ける

重豪は国元への暇を与えられたが、脚痛により長途の旅行が難しいため、しばらく保養し、快復したら早速出発すると届けた。天明三年四月十二日付。注記によれば、同日、留守居本城源七郎を通じて御用番田沼主殿頭へ提出した。

登場人物
島津重豪、本城源七郎、田沼主殿頭
宛先
田沼主殿頭(御用番)
キーワード
島津重豪、脚痛、帰国延期、保養、快復、本城源七郎、田沼主殿頭、四月十二日
追録6-No.2062書状旧記雑録暫定版確認度 高

御鷹の鶴拝領の謝恩使と目録どおりの献上を老中三名へ依頼する

公方と大納言が機嫌よく過ごしていることを喜ぶ。宿次奉書により御鷹の鶴を拝領したため、御礼を申し上げる使者として平田平太左衛門位就を江戸へ差し上せ、これに伴って目録どおりの品を献上するので、しかるべく取り成すよう求める。天明四年閏正月十六日、島津重豪から松平周防守・田沼主殿頭・久世大和守へ宛てた書状。

登場人物
島津重豪、公方、大納言、平田平太左衛門位就、松平康福(松平周防守)、田沼意次(田沼主殿頭)、久世広明(久世大和守)
宛先
松平周防守様・田沼主殿頭様・久世大和守様
キーワード
島津重豪、公方、大納言、御鷹、鶴、宿次奉書、謝恩使、平田平太左衛門位就、目録、献上、松平康福、松平周防守、田沼意次、田沼主殿頭、久世広明、久世大和守、閏正月十六日
追録6-No.2064書状旧記雑録暫定版確認度 高

高宮駅で御鷹の鶴拝領奉書を受け御請と取成を老中三名へ依頼する

今月七日付の宿次奉書が十六日に近江国高宮駅へ到来したので拝見し、公方と大納言が機嫌よく過ごしていることを喜ぶ。御鷹の鶴を拝領したことをありがたく思い、その請けを申し上げるため書状を送り、この趣旨をしかるべく取り成すよう求める。天明四年閏正月十六日、島津重豪から松平周防守・田沼主殿頭・久世大和守へ宛てた書状。

登場人物
島津重豪、公方、大納言、松平康福(松平周防守)、田沼意次(田沼主殿頭)、久世広明(久世大和守)
宛先
松平周防守様・田沼主殿頭様・久世大和守様
キーワード
島津重豪、宿次奉書、今月七日、閏正月十六日、近江国、高宮駅、公方、大納言、御鷹、鶴、拝領、御請、取成、松平康福、松平周防守、田沼意次、田沼主殿頭、久世広明、久世大和守
追録6-No.2083伺書旧記雑録暫定版確認度 中

病中の登城に際して足袋を用いる許可を伺う

松平薩摩守は病気で冷えがあるため、夏秋でも足袋を用いる旨を伺う。三月二十一日付の伺書に「足袋用可被申候」との許可が付く。附書には、留守居渋谷五郎右衛門が田沼主殿頭の用人山崎藤五郎へ書付を差し出し、主殿頭からの仰せで本城源七郎と武田織右衛門を介して許可が伝えられた経緯を記す。

登場人物
松平薩摩守(島津重豪)、留守居渋谷五郎右衛門、田沼主殿頭、用人山崎藤五郎、本城源七郎、武田織右衛門
宛先
田沼主殿頭(留守居を経由)
キーワード
病気、冷え、夏秋、足袋着用、許可、留守居、田沼主殿頭、用人
追録6-No.2198伺書旧記雑録暫定版確認度 中

持病の下冷により夏の出仕でも足袋使用を伺い許可を得る

持病の下冷を理由に、出仕の際には当夏も足袋を使用したいと伺う三月二十三日付伺書で、足袋用可被申候との付紙による許可を記す。注記によれば当日留守居矢野清右衛門が田沼主殿頭方へ提出して受理され、翌日呼出しを受けて渋谷五郎右衛門が出向き、用人武田織右衛門から付紙を渡された。さらに西丸老中へも書付で届け、先例がある旨を確認し、以後は届ける必要がないとされた経過を記す。

登場人物
島津重豪(松平薩摩守)、田沼主殿頭、矢野清右衛門、渋谷五郎右衛門、武田織右衛門、西丸老中
宛先
御用番田沼主殿頭(留守居経由)
キーワード
島津重豪(松平薩摩守)、田沼主殿頭、矢野清右衛門、渋谷五郎右衛門、武田織右衛門、西丸老中、持病、下冷、足袋、当夏、出仕、伺書、許可、付紙、先例、西丸、以後届不要
追録6-No.2288願書旧記雑録暫定版確認度 中

病気療養のため江戸滞在を続け、翌年の参府を延期したいと願う

重豪は体調不良により冬も滞府して療養してきたが回復が十分でなく、遠国への旅行と翌年早期の参府は難しいとして、引き続き滞府療養を願い出る。十一月七日付の願書と、六日に御用番田沼主殿頭へ差し出し九日に主殿頭が留守居を呼び出して返したこと、御用人らへの通達を記す付札を含む。

登場人物
島津重豪(松平薩摩守)、田沼主殿頭、矢野清右衛門、大竹三左衛門
宛先
御用番田沼主殿頭
キーワード
島津重豪、病気、滞府、療養、参府、願書、田沼主殿頭、留守居、御用人
追録6-No.2297伺書旧記雑録暫定版確認度 中

塔之沢湯治中の御機嫌伺いと使者・献上の扱いを伺う

重豪は相州塔之沢での湯治中、現地へ着いた際や帰府後に御機嫌伺いの使者を出すこと、湯治中の御機嫌伺いと公方様・大納言様への献上の扱いについて伺う。留守居矢野清右衛門が御用番田沼主殿頭へ差し出し、翌十六日に呼び出されて書付を返されたことを付記する。

登場人物
島津重豪(松平薩摩守)、御用番田沼主殿頭、矢野清右衛門
宛先
御用番田沼主殿頭
キーワード
島津重豪、相州塔之沢、湯治、御機嫌伺い、使者、公方様、大納言様、田沼主殿頭、矢野清右衛門
追録8-No.716行幸中の節朔参賀不要の通知を伝達漏れにより再申渡する布達旧記雑録暫定版確認度 中

親征行幸中の節朔参賀を不要とし、伝達漏れを四月1日に補う

親征の行幸中は節朔の参賀に及ばないと伝える。本来は去月三十日に伝えるはずの沙汰だったが、行き違いによって漏れたため、四月一日に改めて申渡すとする。辰四月二日、太政官代辨事局の呼出に永山左内が出頭し、松室甲斐から触下へ布告するよう書付を渡されたこと、触下へ廻達した趣を内田仲之助が主殿殿に報じたとの注を伴う。

登場人物
朝廷側、親征行幸中の主上、太政官代辨事局、永山左内、非蔵人松室甲斐、内田仲之助、主殿殿
宛先
触下・廻達する側への通知、首尾書宛:主殿殿
キーワード
原716雑録中親征行幸節朔不及参賀去月三十相達予定行違漏脱今日申渡四月一辰四月二太政官代辨事局永山左内松室甲斐触下布告廻達内田仲之助主殿首尾
追録8-No.717-1海江田彦之丞・岸良七之允を内国事務局用務のため当分雇う沙汰旧記雑録暫定版確認度 中

薩州の海江田・岸良両名を当分雇う沙汰の交付と請書提出指示を報じる

薩州の海江田彦之丞・岸良七之允を名書し、内国事務局に当分の用務があるため雇いを命じる。辰四月五日、太政官代内局の呼出に留守居附役田中清之進が出頭し、岩倉少将から書付を渡され、請書を差し上げるよう伝えられた旨を記す。その事情を承知した段を内田仲之助が主殿殿に報じたとの首尾書注を伴う。

登場人物
薩州、海江田彦之丞、岸良七之允、内国事務局、太政官代内局、岩倉少将、留守居附役田中清之進、内田仲之助、主殿殿
宛先
沙汰の対象:海江田彦之丞・岸良七之允、首尾書宛:主殿殿
キーワード
原717の1雑録中薩州海江田彦之丞岸良七之允内国事務局当分御用御雇辰四月五太政官代内局留守居附役田中清之進岩倉少将書付御渡請書差上指示内田仲之助主殿首尾
追録8-No.741-2太守の帰国暇の書付交付を主殿へ報告する首尾書旧記雑録暫定版確認度 中

新納嘉藤二が小野半左衛門の出頭と太守帰国暇の書付受取を報じる

太守の国許への暇を命じられた件につき、非蔵人口からの呼出に出頭し、大原左馬頭から書付一通を渡されたので報告しておく旨を述べる。この用務を留守居附役勤小野半左衛門が勤めたことを、辰六月八日に新納嘉藤二が主殿へ知らせる。

登場人物
太守、非蔵人口、大原左馬頭、留守居附役勤小野半左衛門、新納嘉藤二、主殿様
宛先
主殿様
キーワード
原741の2書付一通太守国許御暇非蔵人口呼出大原左馬頭御渡小野半左衛門留守居附役新納嘉藤二辰六月八主殿右一通
追録8-No.762薩州重役の勤労を褒める書付・晒一疋と交付礼の首尾、保管記旧記雑録暫定版確認度 中

重役の士気振作を褒め晒一疋を賜い、七月6日の交付と八月の保管を記す

白木御文書十一番箱中四十四番の薩州重役宛書付。積年の王事勤労と当春以来の出兵を褒め、藩主の精忠と重役の朝命奉戴・士気振作が行き届いたと評価し、賜品を与え今後も藩主を輔翼し忠節を尽くすよう求める。七月の書付一通と晒一疋の品目を掲げる。辰七月六日の新納の報告は、重役用務の呼出に代理出頭し、他の九藩も同様に小御所下之間へ召され、四卿列座のもとで書付を読み上げ渡されたと記す。礼は岩倉右衛門督・勘解由小路左中辨を通じ二卿へ述べると承知し、後に太守の承知を得て飛札で礼をする意向を主殿へ伝える。外包は慶応四辰八月十一日に内膳が町田孫大夫へ当座の格護を命じた旨を承知し、白木十一番箱へ納め置くと記す。評価と受渡は各書付・首尾の叙述として示す。

登場人物
薩州重役・藩主・士卒、主上、正親町三條前大納言・徳大寺大納言・越前宰相・宇和嶋宰相(四卿)、岩倉右衛門督、勘解由小路左中辨(資生原注)、新納嘉藤二、主殿、太守、内膳、町田孫大夫、同様出頭の長備加土尾因高田松代大垣各藩
宛先
賞賜書付:薩州重役、首尾・追札:主殿、礼先:正親町三條前大納言・徳大寺大納言
キーワード
原762白木十一箱四十四薩州重役王事勤労春出兵藩主精忠朝命奉戴士気振作褒賜七月書付一通晒一疋七月六新納代理長備加土尾因高田松代大垣四卿列座朗読交付岩倉右衛門督勘解由小路左中辨礼二卿飛札礼意向主殿追札外包慶応四辰八月十一内膳町田孫大夫格護納置
旧記雑録拾遺 著作史料集2-文書ID 199-1矢文旧記雑録拾遺暫定版確認度 高

矢文

肝付兼屋の従臣・緒方主殿介の覚書に写された矢文。城中から寄手の鍋島・肥後・豊後横目衆などを嘲る文句を列ね、二月十二日酉刻に城から付けた矢文とする。末尾に浮武士頭有馬亀之丞時貞・口之津左兵衛正利の名を記す。

登場人物
肝付兼屋、緒方主殿介、有馬亀之丞時貞、口之津左兵衛正利、鍋島殿、肥後殿、豊後横目衆
宛先
宛先なし(緒方主殿介覚書に写す城中からの矢文)
キーワード
肝付兼屋、緒方主殿介、矢文、城中、寄手、鍋島、肥後、豊後横目衆、二月十二日酉刻、有馬亀之丞時貞、口之津左兵衛正利
旧記雑録拾遺 著作史料集2-文書ID 267-1記事旧記雑録拾遺暫定版確認度 高

記事

肝付兼屋の従臣・緒方主殿の覚書に、原城から矢文を封じて射出したとあることを記す。次の文書267-2がその矢文。

登場人物
緒方主殿、原城
宛先
宛先なし(緒方主殿覚書の記事)
キーワード
肝付兼屋、緒方主殿、原城、矢文、封出、267-2
後編3-No.85文書確認度 高

小西行長・小西末吉連署状

小西主殿助行長・小西作右衛門尉末吉が島津又八郎方へ、朝鮮の使節が日本へ渡海するため、一両日中に西方から使節を乗せた船三艘が通る予定であると知らせ、心得るよう求めた連署状。

登場人物
小西主殿助行長、小西作右衛門尉末吉、島津又八郎(忠恒)、朝鮮使節
宛先
島津又八郎様人々御中
キーワード
小西行長、小西末吉、島津忠恒、朝鮮使節、日本、渡海、船三艘、通船、連署状
追録6-No.2291願書旧記雑録暫定版確認度 中

脚痛と持病のため相州塔之沢への三週間の湯治を願う

重豪は脚痛と持病の痛みが重なり、引き続き滞府して養生しても回復しないため、河野仙寿の勧める相州塔之沢で三週間湯治する許可を願う。十一月十二日付の願書であり、付札には十日の提出、十一日の矢野清右衛門による御用番への取次、十三日の留守居呼出しと杉本平馬への書付返却を記す。

登場人物
島津重豪(御名)、河野仙寿、田沼主殿頭、矢野清右衛門、杉本平馬
宛先
御用番田沼主殿頭
キーワード
島津重豪、脚痛、持病、滞府、療養、相州塔之沢、湯治三週間、河野仙寿、田沼主殿頭、願書
追録8-No.657-4島原藩主松平主殿頭の布告への請書・忠義の表明と執奏依頼旧記雑録暫定版確認度 中

松平主殿頭が布告を受け、私親への顧念なく国難に忠義を尽くすと表明し執奏を願う

朝命を受けて各藩に伝えられた布告を謹んで拝見し、畏まって受けたと答える。大坂での意外な挙動に自分も恐れ入るとし、不肖ながらこの時期に私親への顧念は毛頭なく、大義に従って国難に忠義を尽くす赤心があると表明する。その趣旨をしかるべく執奏してほしいと願う。末に二月、島原藩主の原注を伴う松平主殿頭の署と判の表示がある。署名の忠知には和カの注があり、目録は忠和とする。

登場人物
松平主殿頭(島原藩主原注、署忠知・和カ注、目録忠和)、朝廷、各藩
宛先
個別宛名不記(布告を伝え、執奏を取り次ぐ側)
キーワード
二月島原藩主松平主殿頭忠知和カ忠和判朝命各藩御布告拝見大坂表意外挙動恐入私親顧念大義国難盡忠赤心御執奏請書
追録8-No.698主殿・伊勢連署の参内受命・京都留守守護と伝達取扱い報告書状旧記雑録暫定版確認度 中

主殿・伊勢が十七日の参内と京都三藩守護の受命、留守居協議と書類伝達の取扱いを報じる

十七日午刻に太守が重役を召し連れて参内し、衣冠で伊勢を伴い、加賀・阿波も同様に学問所で別紙の趣旨を承知したと報じる。菓子を頂戴し岩倉前中将の取次を受け、近藤との面会や留守居中への依頼を経て帰殿したという。さらに伊勢と加州・阿州の重役が岩倉ほか二卿から、御留守中の京都警衛と三藩の協議を命じられたと記す。加州上ノ京、太守側中ノ京、阿州下ノ京の区分で浮説・不穏を鎮めることを伝え、中将が承知した上で東園中将・坊城侍従へ飛札で礼を申上げる意向と、留守居から出す書付を右筆頭が吟味し飛札・日積で差し出す取扱いを求める。大奥其外にも申上げ、許しの伝達等を取り計らってほしいとして勅語・留守居首尾書を添え、二十六日に主殿・伊勢が家老ら五名へ報じる。

登場人物
嶋津主殿・嶋津伊勢(広兼原注)、太守、加賀中納言・阿波少将と重役、岩倉前中将・ほか二卿、近藤右兵衛尉、加州阿州留守居、中将、辨事参与職東園中将・坊城侍従、右筆頭、大奥其外(原の報告先表示)、五家老(嶋津圖書・桂右衛門・川上龍衛・新納刑部・町田内膳)
宛先
嶋津圖書殿・桂右衛門殿・川上龍衛殿・新納刑部殿・町田内膳殿
キーワード
原698雑録中辰三月廿六嶋津主殿伊勢広兼去十七午刻太守衣冠重役参内加賀阿波学問所承知菓子岩倉近藤面会留守居依頼二卿京都警衛三藩加州上京太守中京阿州下京浮説不穏協議中将承知東園坊城飛札礼留守居書付右筆頭吟味飛札差越日積差出大奥其外御聴許伝達勅語首尾添五家老
追録8-No.719-4御臺所御門守衛免除と人数引取を伝える主殿の家老宛書状旧記雑録暫定版確認度 中

嶋津主殿が四月15日の守衛免除と人数引取を報じ、中将への伝達を求める

御臺所御門の守衛を免じる旨が去る十五日に軍防局から伝えられ、人数を引き取ることになったので、書付を添えて知らせるとする。中将にも聞き届けられるよう伝達を求める。辰四月二十一日、嶋津主殿から嶋津圖書殿・御家老中への書状。人数の引取はこの報告の記載として示す。

登場人物
嶋津主殿、嶋津圖書殿、御家老中、中将、軍防局、守衛人数
宛先
嶋津圖書殿・御家老中
キーワード
原719の4御臺所御門守衛免去十五軍防局仰渡御人数引取書付添中将伝達辰四月廿一嶋津主殿嶋津圖書御家老中
追録8-No.721諸藩政令改革通知を伝え、藩内での評議と中将への伝達を求める書状旧記雑録暫定版確認度 中

嶋津主殿が政令改革の書付を家老へ送り、藩内評議と中将への伝達を依頼する

朝政一新に当たり諸藩も趣旨を受けて政令を大きく改めるべきことなどが、別紙どおり太政官代辨事局から伝えられたので知らせるとする。中将にも伝えるよう求める。自分たちの側では既にこのような改革を命じていると述べつつ、向々への申渡なども改めて評議してほしいと依頼する。辰四月二十一日、嶋津主殿から圖書殿・家老中への書状。

登場人物
嶋津主殿、嶋津圖書殿、御家老中、中将、太政官代辨事局、諸藩、此御方様(藩側原表現)
宛先
嶋津圖書殿・御家老中
キーワード
原721雑録中朝政一新諸藩政令大変革宸襟奉安太政官代辨事局別紙交付中将伝達此御方既改革仰出向々申渡猶評議辰四月廿一嶋津主殿圖書家老
追録6-No.1202書状旧記雑録暫定版確認度 高

田沼主殿頭書状―端午御内書引渡しのため翌日家来を差し出す指示

端午の御内書を渡すので、明日五半時に御城へ家来を差し出すよう伝える。末尾は六月廿四日、田沼主殿頭、松平薩摩守宛、朱に安永三年。正文は文庫、出典は重豪公御譜中。この書は御内書そのものではなく、御内書の引渡しと受取りのための家来差出を指示する書状。

登場人物
田沼主殿頭(目録意次)、松平薩摩守、家来
宛先
松平薩摩守殿
キーワード
端午御内書、可相渡、明日五半時、御城へ家来差出、六月廿四日田沼主殿頭
追録8-No.548-2桂右衛門の大目附任命・役料席順通知旧記雑録暫定版確認度 中

桂右衛門を大目附に任じ役料二百石と主殿の次の席順を定める通知

桂右衛門を大目附へ役替えし、役料二百石を与え、席順は島津主殿の次とする九月六日但馬の通知。表方・奥掛御勝手方へ知らせるよう求め、当日向井新兵衛取次の記載を持つ。原注は桂右衛門を久武、島津主殿を久光の男とする。任命、役料の規定と席順の指示を別に示し、実支給済額や実際の在任期間は記されない。

登場人物
桂右衛門(注:久武)、島津主殿(注:久光男)、但馬、向井新兵衛
宛先
桂右衛門への任命と関係の向々
キーワード
桂右衛門久武大目附役替、役料二百石、席順島津主殿久光男の次、九月六但馬表方奥掛勝手方当日向井新兵衛取次、原548の2
追録8-No.720八題目の通知送付書状と行在参上時の混雑防止指示旧記雑録暫定版確認度 中

嶋津主殿が八項目の通知を家老へ送り、行在への同伴参入の人数を制限する指示を収める

行在参上の門外混雑防止、紀伊中納言ほか五人の京都取締、山陰道鎮撫使警衛免除、触頭二十四藩の月番、海江田・岸良の内国局雇用、行幸中の節朔参賀不要、八幡近辺警衛、石清水警衛免除の八題目を掲げる。太政官代から渡された書付を伝達するよう求められたので、別紙を添え中将にも伝えてほしいと、辰四月二十一日に嶋津主殿が圖書殿・家老中へ送る。続く御家老中宛の三月の指示は、行在参上の門外混雑を避け、柵門外一町ほど手前で兵隊・惣供を集め置き、近臣のみを召し連れて参入するよう求める。ただし御廓内住居者はこの限りでないとする。

登場人物
嶋津主殿(久等原注)、嶋津圖書殿(久寛原注)、御家老中、中将、太政官代、紀伊中納言外五人、海江田彦之丞・岸良七之丞(題目原表記)、参上者・近臣・兵隊・惣供・御廓内住居者
宛先
送付書状:嶋津圖書殿・御家老中、添指示:御家老中
キーワード
原720雑録中八題目行在門外混雑紀伊外五京師取締山陰鎮撫警衛免触頭二十四三藩月番海江田岸良内国局雇行幸節朔参賀不要八幡近辺警衛石清水警衛免辰四月廿一嶋津主殿久等圖書久寛家老中中将伝達三月行在柵門外一町兵隊惣供集近臣計参入廓内住居例外
旧記雑録拾遺 著作史料集1-文書ID 63-25覚書・馬船考証旧記雑録拾遺暫定版確認度 中

緒方主殿覚書

緒方主殿の島原従軍覚書から、四枚帆一隻に馬を乗せ、船頭室田利左エ門が天草久玉へ着いた記事を引く。後続考証では寛永九年の高割による騎馬五百騎と乗船・馬草の用意について、確かな証跡がないことや田中綱紀翁の言伝を述べる。忠恒の書状と新納忠増の船不足の記事を参照し、遠征先への馬輸送の困難を論じる。

登場人物
緒方主殿、肝付兼屋(見出し)、室田利左エ門、田中綱紀翁・忠恒・新納忠増(後続考証)
宛先
なし(覚書のため宛先なし)
キーワード
緒方主殿、島原従軍、四枚帆、室田利左エ門、天草久玉、騎馬五百騎、馬草、田中綱紀、新納忠増
旧記雑録拾遺 著作史料集1-文書ID 115伺書抜書・軍旗兵法旧記雑録拾遺暫定版確認度 高

肝付主殿伺書抜書

御旗・御馬印を吉例どおり用いるか、江戸での御旗や甲州流の作法をどう扱うかを伺い、御家兵道の格式を積帳で示すよう求めた肝付主殿の伺書抜書。11月21日付。

登場人物
肝付主殿
宛先
なし(抜書)
キーワード
肝付主殿伺書抜書、御旗、御馬印、甲州流、兵道、積帳