SEARCH THE ARCHIVE

文書を探す

『旧記雑録』前編・後編・附録10冊と追録1~8(暫定版)、『旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集1~9』『家わけ1』(暫定版)、関連史料(外伝)『島津世禄記』の46,754件を横断検索できます。検索範囲は史料群・巻を組み合わせて選べます。結果は50件ずつ表示します。

検索範囲
すべての文書
読込量の目安
小
数行~半頁未満。短い書状、感状、証状、記事、本文省略や同文注記のみ。
中
半頁~1頁程度。一つの用件をある程度詳しく記すもの、複数項目を含む目録・交名。
大
1頁を超え3頁未満。複数の用件・事件・人物・地名を含む長文書、詳細な譜記事・合戦記録・日記・知行帳。
特大
冊子頁3頁以上。長大な日記・軍記・系図・知行帳・軍役帳。

22 件 (全巻)/ 1–22件を表示

ページ 1 / 1

追録4-No.2341知行目録旧記雑録暫定版確認度 中

小久保清七郎への高五十石の知行目録

小久保清七郎に高五十石の知行を与える目録。伊集院寺脇村、志布志月野村、谷山下福元村、真幸吉田亀沢村の所領を掲げ、御家中に召し出されたうえで高五十石を下置する旨と、従来どおり知行すべきことを記す。役人五名の連署がある。

登場人物
鎌太郎政直ほか、小久保清七郎
宛先
小久保清七郎
キーワード
小久保清七郎、知行目録、五十石、伊集院寺脇村、志布志月野村、谷山下福元村、真幸吉田亀沢村、連署
追録7-No.無番号_0016証状旧記雑録暫定版確認度 高

佐野善次郎約状(目録345の8)

佐野善次郎が清七へ出した一札。清七の娘かよを自分の姪分として、去る戌7月に松平豊後守方の抱奉公へ差し出したと述べる。結構に召し使われて御手当や御合力などが下される場合は、何事も清七へ相談し、自分だけで取り扱わないと約束する。等閑にした時は、どのように申し立てられても異存ない旨を記す。寛政3年亥11月、佐野善次郎印、清七殿宛。姪分は本約状の奉公取次上の表現で、実の親子・叔姪関係が確定したと読み替えない。

登場人物
佐野善次郎、清七、かよ、松平豊後守
宛先
清七殿
キーワード
佐野善次郎、清七殿、かよ姪分、戌七月抱奉公、松平豊後守、御手当、御合力、相談約束、独断取扱禁止、一札
追録7-No.無番号_0025申渡書旧記雑録暫定版確認度 高

二階堂行智申渡書(目録345の17)

清七夫妻と佐野父子への処置を、主計(二階堂行智注)から谷村孫右衛門取次で伝え、橋口與三次宅へ呼び出して桑山が申し渡した書付写。清七夫妻・善次郎父子はいずれも難有いと請礼したと記す。清七と妻には当分の容として高輪御下屋敷御借店裏明地に家を造り、住まわせる命令を示す。家作は自分調いとし、清七に年々金27両、但し15人扶持・米27石の賦とする注、妻に年々金30両を下す。申聞きを含む取扱いは御留守居、家作造立等の吟味は承向へ指示する。丑5月14日という記事日付と、命令末尾五月・主計署を伴う。前附書の処置案から、具体的命令と受命後の請礼へ進んだ段階である。

登場人物
主計(二階堂行智注)、谷村孫右衛門、橋口與三次、桑山甚助、鈴木清七夫妻、佐野縫右衛門、佐野善次郎
宛先
清七夫妻・佐野父子へ(橋口宅で桑山が申渡し)
キーワード
清七夫妻、佐野父子、二階堂行智主計、谷村取次、橋口宅申渡、桑山、年々二十七両、十五人扶持米二十七石、妻三十両、高輪裏明地、家作自分調
追録7-No.無番号_0019願書旧記雑録暫定版確認度 高

鈴木清七願書(目録345の11)

清七と妻きんが、実の娘と申し立てる嘉代の奉公後の消息と、困窮する自分たちの処置を願う書。去る戌7月に佐野善次郎を当宿として娘を屋敷へ奉公に出したが、便りがなく、善次郎にもたびたび頼んだと訴える。三、四年音信がないことから急に面会を願ってもかなわない事情を受け、国元で結構に暮らすと知った謝意と、機会があれば面会したい願いを述べる。夫妻は浪人で困窮し、娘の居所も分からないため、嘉代の奉公の縁によって御町屋敷内へ召し置き、浪人分として相応の扶持を見合って与えてほしいと願う。家内人数書を添える。寛政5年丑正月、清七印・妻きん印、薩州方役人宛。実娘は願人の申立てとして記す。

登場人物
鈴木清七、妻きん、嘉代、佐野善次郎、薩州様御屋敷役人
宛先
薩州様御屋敷 御役人中様
キーワード
清七夫妻願、妻きん、嘉代実娘申立て、佐野当宿、消息不通、面会機会願、浪人困窮、御町屋敷召置願、扶持願、家内人数書
追録7-No.無番号_0020書上旧記雑録暫定版確認度 高

鈴木清七家内人数書(目録345の12)

麻布山谷町吉兵衛店にいる浪人鈴木清七の家内を、清七印、同妻きん、同娘嘉代、同りんの順で列記し、右の通りと届ける人数書。丑正月21日付。張紙として載せられ、年次は同一件の寛政5年による。嘉代を清七の娘とするのはこの提出書の続柄記載であり、後の調査で示す兄甚五郎の娘という説明を消して親子関係を統一しない。

登場人物
鈴木清七、妻きん、娘嘉代、娘りん
宛先
独立宛名なし(人数書)
キーワード
家内人数書、鈴木清七印、妻きん、娘嘉代、りん、麻布山谷町吉兵衛店、丑正月二十一日、提出続柄
追録7-No.無番号_0009達書旧記雑録暫定版確認度 高

島津斉宣内意書(目録345の1)

お八百の奉公届と実の由緒が異なった件について、母・清七夫婦の一世養料と今後の取扱いを命じる内意を御取次が伝えた写し。初めは書院組同心佐野善次郎の実子として奉公を願って抱えられたが、実際には父甚五郎の娘で、五歳の時父を失い、母がその弟清七へ再縁したと判明した。清七は叔父で、再縁後に妹りんが生まれたと説明する。清七を八百の家本と取り違えないこと、由緒により母・清七へ一世の宛行を置くことを記す。ただし清七の身分格式は召し出さず、夫婦を一世養計し、りんは他の養女として相応の縁組を取り計らう。清七の後子は男女とも養子にできるが、在年に至って子ども等の養子の取扱いを等閑にしないよう相談させる。十二月、御取次佐次右衛門、岩下方恭の注。

登場人物
八百、亡父甚五郎、鈴木清七、八百実母(清七妻)、妹りん、佐野善次郎、岩下方恭(御取次佐次右衛門)、御家老中
宛先
御家老中へ
キーワード
八百由緒、佐野実子届、甚五郎実父死去、五歳孤、清七叔父継父、母再縁、りん、家本取り違え防止、一世養料、格式不召出、養子、縁組、岩下方恭
追録7-No.無番号_0010申渡書旧記雑録暫定版確認度 高

川上久致外六名家老連署申渡書(目録345の2)

お八百由緒の件の別紙命令を受け、清七は今後八百の家本として取り立てるべき者ではないことを家老同席で承知し、記録・後年継承を指示する申渡書。誰がどのように申し立てても取り上げず、将来若殿様が成長して仮に沙汰をした場合も、今回の趣旨を申し上げて命令と違わないようにする旨を記す。御記録奉行への命令に添書で申し渡し、由緒等は別冊に詳記するとする。同席中が承知し、後年間違いなく継ぎ送ること、さらに沙汰の趣を理解することを約す。寛政8年辰正月、久馬・求馬・播磨・勘解由・河内に続き次頁に右膳・伯耆を記す七官途署名。目録の外六名と対応する。

登場人物
久馬、求馬、播磨、勘解由、河内、右膳、伯耆、八百、清七、若殿様(斉興の注)、御記録奉行
宛先
独立宛名なし(同席中の承知・申渡し)
キーワード
八百由緒、清七家本不取立、申立不取揚、斉興若殿成長、命令維持、御記録奉行、別冊由緒、同席承知、後年継送、家老七署名、次頁右膳伯耆
追録7-No.無番号_0011系譜旧記雑録暫定版確認度 高

八百続書(目録345の3)

お八百の家族の続柄を一覧にした書。父は浪人で亡くなった甚五郎、家跡はないとする。母は鈴木清七の妻で、甚五郎死後に再縁したとの注を伴う。叔父は浪人鈴木清七、妹は同人の娘りんと記す。末尾は右の通りとする短文で、独立日付・署名・宛名はない。口裏はお八百続書。八百の父甚五郎と、母の再婚相手で叔父でもある清七を同一人物としてまとめない。

登場人物
八百、亡甚五郎(父)、甚五郎妻(母、後清七へ再縁)、鈴木清七(叔父)、りん(妹)
宛先
宛先なし(続柄一覧)
キーワード
八百続柄、父甚五郎亡、家跡なし、母清七妻、再縁、叔父鈴木清七、妹りん、浪人、続柄一覧
追録7-No.無番号_0013届書旧記雑録暫定版確認度 高

桑山甚助届書(目録345の5)

鈴木清七妻ぎんの訴えを聴取し、佐野善次郎側にも問い合わせた経緯と、双方の説明の不一致を報告する届書。寛政4年11月の鈴木清七一件書抜に含まれる。ぎんは、実娘嘉代を屋敷へ奉公に出し、善次郎を当宿としたが取次が途絶え、実の親と違う関係で扱われていると訴える。桑山は善次郎側に問い合わせ、嘉代を幼年時に引き取り奉公へ世話したこと、親類書は善次郎弟養伯の娘として書き上げたという説明を得た。清七を実父とする説明と、清七は入夫の継父だとのぎんの主張が食い違い、親類書・衣類送付・扶養・取次についても一致しないとする。娘との面会や安否確認を求める別紙願書と善次郎側の書付写二通を添え、取扱いは吟味次第に委ねる。11月26日、桑山甚助、橋口與三次宛。

登場人物
桑山甚助、橋口與三次、鈴木清七妻ぎん、嘉代(かよ)、佐野善次郎、上田角右衛門、作右衛門、家主吉兵衛、善次郎弟養伯(親類書説明の人物)
宛先
橋口與三次殿
キーワード
桑山甚助、橋口與三次、鈴木清七妻ぎん、嘉代かよ、佐野善次郎当宿、実娘養女の説明差、親類書、継父、取次不通、衣類扶養、面会安否願、二通添付、調査報告
追録7-No.無番号_0014願書旧記雑録暫定版確認度 高

家主吉兵衛願書(目録345の6)

麻布山谷町吉兵衛店の浪人鈴木清七方の願いを、妻ぎんが申し立て、家主吉兵衛が添印した願書。実の娘かよが当年22才であり、書院御番頭長谷川丹後守組の佐野善次郎を当宿として御屋敷奥へ奉公に出したが、以後の安否が分からないと訴える。善次郎へたびたび取次を頼んでも便りがなく、役人衆を通じてかよの安否を知りたいとする。御屋敷へ直接訴え、娘と面談し、差し置かれた次第を聞くよう慈悲を願う。寛政4年壬子10月20日、鈴木清七願付代として妻ぎんの願人記載、家主吉兵衛印、松平豊後守方役人衆宛。これはぎん側の願いで、娘の実父・身分をここで確定した裁定ではない。

登場人物
鈴木清七妻ぎん、嘉代(かよ、当年22才)、鈴木清七、家主吉兵衛、佐野善次郎、長谷川丹後守(御書院御番頭)、松平豊後守家役人
宛先
松平豊後守様 御役人御衆中様
キーワード
鈴木清七妻ぎん、実娘かよ22才申立て、家主吉兵衛添印、麻布山谷町、佐野善次郎当宿、長谷川丹後守組、御屋敷奥奉公、安否不明、取次不通、面会願、慈悲願
追録7-No.無番号_0015届書旧記雑録暫定版確認度 高

橋口与三次届書(目録345の7)

大奥女中嘉代の件で、麻布山谷町の浪人鈴木清七の妻から出された願書について、御留守居付役桑山甚助の報告を橋口與三次が受け、処置を吟味するに先立って願書を差し上げる届書。願書に対する取計いは吟味中として述べ、既に面会や扶持を許したとする文面ではない。11月26日、橋口與三次署名。張紙であり、朱注に本文を岩下佐次右衛門の取次で差し出したと記す。年次は前後の寛政4年一件書抜による。

登場人物
橋口與三次、桑山甚助、鈴木清七、清七妻、嘉代、岩下佐次右衛門
宛先
独立宛名なし(岩下佐次右衛門取次で差出し)
キーワード
橋口與三次、嘉代、鈴木清七妻願書、桑山甚助報告、大奥女中、願書先提出、取計吟味、岩下取次、張紙
追録7-No.無番号_0018届書旧記雑録暫定版確認度 高

橋口与三次届書(目録345の10)

清七妻の願いを都合よく取り計らうよう命じられたことを受け、橋口與三次が桑山を通じ夫妻に伝えた結果、謝意と別紙願書が出たと報告する。夫妻への手当と善次郎への吟味・取扱いを共に整え、嘉代については一生の養子取扱いをしても双方に問題がないようにするという意見を述べる。なお何も取り扱わずには済まないとし、当面は願いに沿って八官町御屋敷裏地、または高輪御屋敷裏地面に夫妻を召し置き、扶持方を見合って下すのがよいかと提案する。正月23日橋口署名。岩下取次の朱注を伴い、召置・扶持は実施済みの命令として断定しない。

登場人物
橋口與三次、桑山甚助、鈴木清七夫妻、佐野善次郎、嘉代、岩下佐次右衛門
宛先
独立宛名なし(岩下佐次右衛門取次で差出し)
キーワード
橋口與三次、桑山取次、清七夫妻内願、御手当、善次郎吟味、嘉代養子取扱、八官町裏地、高輪裏地、扶持方提案
追録7-No.無番号_0021届書旧記雑録暫定版確認度 高

小野半次届書(目録345の13)

清七の身分を内々に調べるため、小野半次が本人・妻きんを訪ねて聞いた内容を桑山へ報告する。清七によれば、亡父代は土井周防守家来であったが暇を得て浪人し、兄甚五郎は江戸に住んだ。清七は三州刈屋の土井兵庫頭家の伯父に実子がないため養子となったが、兄の病中世話で江戸へ出た後、伯父に子が生まれて離縁となり、甚五郎の妻きんへ入夫したという。きんもこれに同意し、嘉代は亡夫甚五郎の娘、りんは清七との娘で14歳と説明した。きんの出身は川崎宿いさこ町百姓六右衛門の娘とする。家の転居・当夏類焼後に吉兵衛店へ仮住まいした経緯も聴取する。正月、御留守居組小頭小野半次、桑山宛。夫妻から得た由緒説明として記す。

登場人物
小野半次(御留守居組小頭)、桑山甚助、鈴木清七、妻きん、亡兄甚五郎、清七伯父、嘉代、りん
宛先
桑山甚助殿
キーワード
小野半次、清七身分内々調査、夫妻聴取、土井家来、伯父養子離縁、兄甚五郎、きん入夫、嘉代兄の娘、りん十四歳、類焼仮住
追録7-No.無番号_0022届書旧記雑録暫定版確認度 高

桑山甚助届書(目録345の14)

小野半次の直前の身分調査を受け、清七の身分について御見合のため内々に承り合せたことを、桑山甚助が橋口與三次へ届ける短い書。正月21日付、桑山署名、橋口宛。朱注には、本文を橋口から岩下佐次右衛門へ差し出したとある。清七の由緒を新たに裁定する書ではなく、調査結果の取次である。年次は同一件の寛政5年による。目録345の14の日付は正月19日で本文の21日と相違するため、本文日付を採り差を留保する。

登場人物
桑山甚助、橋口與三次、鈴木清七、小野半次(直前調査書)、岩下佐次右衛門
宛先
橋口與三次殿
キーワード
桑山甚助、橋口與三次、清七身分、内々承合、御見合、調査取次、岩下へ差出、本文正月二十一日、目録十九日差
追録7-No.無番号_0023届書旧記雑録暫定版確認度 高

桑山甚助届書(目録345の15)

嘉代の件の願書と再願について吟味した処置案を、桑山甚助が橋口へ上申する。何も取り扱わなければ公訴・外聞にも関わるとし、当初は生涯の養女として宿元に置き、金子と永続的な暇遣いを行う案も考えたが、従前の内意とは違い、妹の取扱いを特別手厚くすると振合が難しいと論じる。清七夫妻はまず町御屋敷内に召し置き、浪人分の扶持を与え、以後の取扱いは追って吟味する案を述べる。善次郎は内々の懇意を利用して養女と申し立て、清七への詮索を不十分にした不束があるため、佐野中藏を早く屋敷へ召し出して中小姓に付すと今度親子が離れ外聞にも関わると指摘する。中藏の召置と善次郎の召入れ内定の扱いは御内用方掛りとも相談し、御沙汰を願う。正月27日桑山署名、橋口宛、岩下取次朱注。

登場人物
桑山甚助、橋口與三次、鈴木清七、妻ぎん、嘉代、佐野善次郎、佐野中藏、岩下佐次右衛門
宛先
橋口與三次殿
キーワード
嘉代一件、清七妻再願、外聞公訴、生涯養女案、扶持提案、町御屋敷召置、善次郎不束、佐野中藏中小姓案、親子引離、御内用方相談
追録7-No.無番号_0024届書旧記雑録暫定版確認度 高

橋口与三次届書(目録345の16)

桑山の吟味を受け、橋口與三次が清七夫妻と佐野父子の処置について上申する。夫妻の願いに対し嘉代が実娘であると述べ、何らかの取扱いが必要だが、外方へ置いて手当だけを与えると万端の面倒にも関わるため、当面は内願に応じ八官町・高輪町または御屋敷裏地面に召し置き、浪人分の扶持を見合って与え、後の処置を追って吟味したいとする。善次郎は嘉代を養女と偽った初発の不束があり、清七の困窮を調べず親として救う実情もなく、取究めが不十分だったと評す。善次郎の召入れを清七への処置へ引き替えることや、中藏の召出・中小姓任用は居合いを考慮すべきことを述べる。外方の振合も含め双方に無難な処置を望むが、橋口側だけでは手段を立てがたいとして御沙汰を願う。丑正月27日橋口署名。批評・提案と最終命令を区別する。

登場人物
橋口與三次、桑山甚助、鈴木清七夫妻、嘉代、佐野善次郎、佐野中藏
宛先
独立宛名なし(御沙汰を願う上申)
キーワード
橋口與三次、桑山吟味、嘉代実娘とする報告、清七夫妻扶持、八官町高輪裏地、善次郎養女届批評、中藏召出居合、双方無難、御沙汰願
追録7-No.無番号_0026申渡書旧記雑録暫定版確認度 高

二階堂行智申渡書(目録345の18)

新規に召し出され中小姓に付けられた佐野縫右衛門へ、当分の大奥奉公を命じる申渡書。かよが初めて抱えられた時の、父善次郎の不束な取究めが後になって分かったので処罰・申渡しの趣旨はあり得るが、善次郎の世話でかよが奉公するに至ったことを考え、当分はこの取訳で召し置くので有難く承知するよう伝える。また善次郎を隠居仕上で抱える内定もあったが、かよの身分の説明が誤っていた点を承服した上で、今後の扶持方等を清七夫婦・かよの実方へ与えるよう命じ、善次郎には以後御構いがないとする。御留守居から程よく申し聞かせるよう指示し、五月と記す。目録は二階堂行智申渡書だが、本文に独立署名はない。

登場人物
佐野縫右衛門、父善次郎、かよ、鈴木清七夫妻、御留守居
宛先
佐野縫右衛門(御留守居から程よく申聞かせる指示)
キーワード
佐野縫右衛門新規召出、中小姓、大奥奉公、善次郎不束取究、隠居抱内定、かよ実方、清七夫妻扶持、善次郎以後無御構、御留守居申聞
追録7-No.無番号_0027届書旧記雑録暫定版確認度 高

桑山甚助届書(目録345の19)

先の命令で清七夫妻へ年中御給金30両と御扶持米代金27両を下し、高輪御下屋敷御借店裏明地へ召し置くことが決まっていたところ、家ができたため勝手次第に転居するよう伝え、本日家内全てが移転を済ませたと桑山甚助が報告する。今後の居所については借店同様に扱い、御留守居付役から差引きをするよう命じたことも清七へ伝えたと記す。丑7月13日付、桑山署名、橋口宛。次頁に橋口が右の通り桑山からの申出を上申する同日書付を付し、朱注で谷村孫右衛門取次による差出しとする。目録345の19は7月23日だが、記事首・本書・橋口上申は13日なので本文日付を採り、差を留保する。

登場人物
桑山甚助、橋口與三次、鈴木清七、清七妻、谷村孫右衛門、御留守居付役
宛先
本書:橋口與三次殿。取次上申:独立宛名なし
キーワード
清七夫妻、桑山甚助、橋口與三次、家作完成、家内全転居、高輪裏明地、御給金三十両、扶持米代二十七両、借店同様、差引、谷村取次、十三日二十三日差
旧記雑録拾遺 著作史料集3-文書ID w9:114系図・平姓加世田氏旧記雑録拾遺暫定版確認度 高

平姓加世田氏系図

平姓加世田氏の長大な系図で、桓武天皇五代の平良文を祖とし、村岡・鎌倉などの系線から薩州へ続くとする家伝、各代の婚姻・養子・官途・法名を載せる。景通を源頼光朝臣の四天王の一人とし、信道らを代々川辺の城主と記す。益盛には十三歳で肥後の首級を得たこと、高城での働きと知行加増の記事があり、忠吉には平治元年の追罰による琉黄島への流罪を記す。後代では家長が慶長三年に朝鮮国の番船で戦死し、子がなかったため景昌が跡を継いだとする。末尾の別紙には加世田新兵衛尉の朝鮮国での戦死、弟次兵衛の別家創設、折田清七郎三男を養子に迎えたことを記し、嫡流と分家の継承を補う。

登場人物
桓武天皇、平良文、景通、信道、益盛、忠吉、家長、景昌、加世田新兵衛尉、加世田次兵衛、折田清七郎
宛先
なし(系図)
キーワード
平姓加世田氏系図、桓武天皇、平良文、村岡、鎌倉、薩州下向、源頼光四天王、川辺城主、益盛、肥後首級、高城、知行加増、忠吉、平治元年、琉黄島流罪、家長、景昌、慶長三年、朝鮮国番船戦死、家長無嗣、加世田新兵衛尉、次兵衛、折田清七郎、別紙、養子、分家
追録7-No.無番号_0017届書旧記雑録暫定版確認度 高

桑山甚助届書(目録345の9)

嘉代をめぐる清七妻ぎんの願いについて、去冬の報告後の聴取と再提出を桑山甚助が報告する。ぎんが度々訪れ、善次郎の不埒な取扱いを公訴として取り上げたいと訴える一方、桑山は清七夫妻の浪人暮らしと困窮を考慮し、願いを放置すれば外聞にも関わると述べる。正月18日に夫婦を呼び、嘉代が国元で結構に暮らすと聞いて有難いとする夫妻の意向を確認した。即時面会を強く望むのではなく、機会があれば願いたいことと、夫婦の今後の取扱いを内願として整えさせ、20日に清七が願書を持参したとする。別紙を添え、処置の吟味を願う。正月23日桑山署名、橋口宛。

登場人物
桑山甚助、橋口與三次、鈴木清七、妻ぎん、嘉代、佐野善次郎
宛先
橋口與三次殿
キーワード
嘉代、ぎん再願、公訴希望、佐野善次郎取扱、浪人困窮、正月十八日聴取、二十日願書持参、面会機会願、内願、別紙添付
旧記雑録拾遺 著作史料集1-文書ID 416編纂史料・籠城編成記事旧記雑録拾遺暫定版確認度 高

平塞録

熊本勢の接近を受け、一揆勢が天草上津浦を退き、島原側と合流して原城へ籠る経緯を記す。伊勢貞昌の本月十五日の江戸状も引用し、薩摩への出兵指示や肥後勢の進出を伝える。続いて天草四郎を本丸大将とする各郭の大将・番頭・鉄砲大将、武者・旗・鑓・使武者・夜廻・普請などの担当者と配置人数を詳記する。兵糧・兵器の取り込み、夜回り、防火、布製小旗、石積み・堀裏の穴など籠城防御の実施状況を述べ、総人数や一部の人物・日付には他史料の異説を併記する。

登場人物
天草四郎太夫貞時 益田甚兵衛 天草玄札 芦塚忠兵衛貞春 伊勢貞昌 山田右衛門佐 大浦四郎兵衛 上津浦助藏忠次 有馬亀之丞時家 堂崎村玄蕃次郎右衛門長助 芦塚忠右衛門貞家 渡邊傳兵衛還 赤星主膳道重 馬場監物入道休意 會津宗印 右京吉國 毛利平左衛門元貞 林七左衛門道家 松竹勘左衛門次元 次郎左衛門重徳 久田七彦右衛門有正 安村五郎八入道休宅 内田杢之丞並常 有馬掃部重正 千束善右衛門 上總助右衛門 三平 葛尾藏人正清 丹波清次郎 久太夫 田島刑部重吉 堂崎対馬次家 會津左兵衛正則 大塚四兵衛是時 大江源右衛門實光 布津吉藏吉重 北有馬久左衛門 有家三右衛門 清七 甚右衛門 本渡但馬安正 上津浦三郎兵衛種清 芝田六兵衛次重 大矢野三左衛門近守 大矢野七左衛門有定 栖本吉兵衛清春 蓑村右兵衛 木場作左衛門 深江次右衛門吉光 池田清左衛門光時 松島半之丞時元 布津村代右衛門 高来權八 楠浦孫兵衛 蟻川左京 森宗意 有江市之丞元家 芝田六藏種重 會津刑部定重 口津次郎兵衛 會津左兵衛 柳瀬茂右衛門 鹿子右馬 時枝隼人 大矢野善左衛門 片山善右衛門 志岐丹波 栖本右京 濱田三吉 柴田孫兵衛 藤頭小右衛門 蓑田仁兵衛
宛先
なし(記事)
キーワード
原城籠城 郭別配置 大将 奉行 兵糧 防火 異説
旧記雑録拾遺 著作史料集5-文書ID G:266-4記録旧記雑録拾遺暫定版確認度 中

記録所調書

記録所による家筋の調書。島津備前守忠清から新納家への系譜、養子・家督相続、所領の継承を史料に照らして検討する。

登場人物
関白秀吉、皆吉休、則寛陽院、慶安、之伊集院十、立野之祖母、一備前殿男子者慶安、依之備前
宛先
郎忠辰三人小西摂津守行長、肥後、此時御嘗地、則寛陽院、慶安、立野之祖母、一備前殿男子者慶安、二代之家督近、新納近、依之備前殿後嗣者断絶之、備前、龍伯公之御娘御平、寛陽院、忠清七一一、是者母堂御平、忠栄、一備前殿、御記録所、一御平、御平
キーワード
記録所調書、記録・文書管理、系図・由緒、朝鮮出兵、薩摩、朝鮮、肥後