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旧記雑録拾遺 著作史料集6の目録

暫定版です。原文との照合により、概要や文書の区切り等を修正する場合があります。

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  1. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::28 条目

    正徳四年の抜荷取締り条目。唐人と結んで密貿易を行う者や資金提供者を告発した者には荷物・財産や報奨を与え、同類者でも自首・告発すれば罪を免じる。密貿易品を隠した者は本人同様に処罰するとして、密貿易の発見と摘発を促す。

  2. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::29 長崎実録

    享保三年、以前から筑前・豊前・長門沿岸へ流れ着いた唐船が抜荷や竹木伐採などをしたとする報告を受け、渡辺外記が派遣されて筑前で唐船を追い払い、長崎へ戻った経過を記す『長崎実録』の記事。

  3. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::30 幕府評定所達書

    享保三年四月の抜荷取締りをめぐる建議。従来の死罪・獄門など重罰では告発者が出にくいため、重い者は家財没収、軽い者は遠島とする案について意見を述べる一方、唐船と日本人の接触を緩めれば密談が増えるとの懸念も記す。名主・五人組による日常的な吟味と告発者への褒賞を提案する。

  4. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::31 幕府評定所達書

    享保三年四月、唐船の抜荷を扱う評定所・長崎奉行らが、従来の死罪・獄門などの重罰では告発が出にくいとして、重い者を家財没収、軽い者を遠島とする処分案への意見を述べる。一方、唐人と日本人の接触規制まで緩めれば密談を招くとの懸念も示す。

  5. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::32 戸田忠真幕府達書

    唐船や日本船が密貿易のために接近することを禁じ、船頭・船問屋から誓文を取り、海辺の奉行・役人・領主が平素から吟味するよう命じる。違反があれば外部から知られる前に処分し、その結果を報告するよう求め、享保三年六月七日に戸田山城守から渡された旨が付記される。

  6. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::33 井上正岑外三名幕府老中連署達書

    享保三年六月二十八日付の老中連署達書。抜荷売買を一律死罪とすると告発が出にくく密貿易がかえって増すため、家財没収・追放・遠島などの処分を用い、同類の追及と摘発を進めるよう説く。宗門関係など悪質な場合には死罪もあり得るとし、吟味の手を緩めないよう命じる。

  7. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::34-1 伊地知季安覚書

    季安が享保三年までの抜荷取締り史料を読み、幕府の禁制は唐船と日本人の密貿易や宗門上の懸念を主に対象とし、従来許されてきた琉球経由の唐物とは異なると論じる覚書。琉球唐物まで抜荷同様に禁じれば琉球の経済が立たず、先島などがロシア・イギリス船との通商に向かうおそれがあると警告し、天保十一年六月二十三日、益…

  8. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::34-2 伊地知季安覚書

    季安が益満新十郎へ送った琉球唐物考証の草稿について、清書の複数本が長崎・大坂などへ送られ、史官にも調査を頼んだ経過を追記する。別冊にあった薩摩の唐物蔵の記録にも触れ、天保十二年に願立てへ用いられたと聞いたことを「聞得候」として書き留める。

  9. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::35 唐物品替願立年月日書付

    琉球の困窮を受け、島津重豪・斉宣・斉興らが唐物の取扱品を替える許可を幕府に求めた年次を列挙する書付。文化元年から文政三年までの願立てと、文化六年の八種許可、文化十五年の四種許可、文政三年八月の再許可を区別して記す。

  10. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::36 島津重豪願書

    文化十四年九月の願書で、重豪が琉球の唐物売買を巡る品替を繰り返し求める。従来の紗綾・白糸では利益が出ず、鱉甲・蘇木・虫糸などを願ったが長崎交易への支障を理由に認められず、試行許可の八種でも救済は足りないと訴える。宮古島では干ばつと暴風による飢饉で男女千五百六十余人が餓死したと報告し、琉球と島々の救助…

  11. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::37 島津重豪願書

    重豪が脇坂安董に、琉球と島々の干ばつ・暴風による飢饉で千五百六十三人が餓死し、薩摩からの救米も遠海まで行き届かないと述べる。唐物品替の許可を願い出たので、関係役人にも困窮を伝え、幕府内で取り成してほしいと依頼する。

  12. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::38 脇坂安董書状

    文化十四年十月二十六日、脇坂安董が重豪に、琉球救済の品替願いが幕府の利害にも関わる重大案件であることは理解したと返答する。しかし自分の当時の立場では摂津守への働き掛けは難しく、無益に日数を費やしてかえって妨げるおそれがあるとして、仲介を辞退する。

  13. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::39 島津重豪願書

    重豪が脇坂安董の辞退を理解しつつ、琉球の困窮は年々深まり薩摩の扶助にも限界があるとして、改めて摂津守への相談を頼む書状。脇坂が朝鮮関係の取扱いや唐紅毛諸品の取引事情に通じる点を挙げ、唐物品替が認められなければ琉球の旧式の勤めにも支障が出ると訴える。

  14. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::40 幕府達書

    文化十五年四月朔日、琉球の困窮を救う唐物の品替願いに対し、幕府が申請品の一部は長崎交易に差し支えるとしつつ、桂枝・厚朴など代替四種を三年間、毎年長崎へ回して売ることを認める。年間売買高や会所への歩銀、抜荷取締りは長崎奉行と詰めるよう指示する。

  15. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::41 島津重豪願書

    幕府の四品目の期限付き許可では琉球王と国民の救助に不足するとして、島津家が追加の五品目を願う書状。長崎での売買高を確保するため、厚朴の許可七千斤は買い付け困難なので二千斤程度に減らし、その分を別の品目に振り替えるよう求める。

  16. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::42 幕府達書

    文政三年八月十日、幕府が琉球救済を理由とする唐物追加願いに対し、許可済みの厚朴七千斤を二千斤へ減らし、代わりに前瑠八百斤と白手龍脳百斤を三年間、長崎へ回して売ることを認める。売買高・歩銀は先の指示どおりとし、抜荷取締りも求める。

  17. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::43 抜荷取締一件届書

    文政四年六月二十七日、琉球救済を理由とする唐物の品増し許可を受け、薩摩藩が領内の陸地・港に番人を置き、入津・出帆する船や国産砂糖・唐物の抜荷を調べていると幕府へ届ける。先年の指示を踏まえ、琉球でも役人を総動員してさらに取締りを強めると報告する。

  18. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::44-1 幕府達書

    正徳四年五月、長崎に向かう唐船の一部が定路を外れて私貿易や沿岸での略奪を行うとの報告を受け、幕府が港の警備を命じる。暴行する船は捕らえ、抵抗する者には応戦して速やかに届ける一方、難風で漂着した唐船は従来どおり長崎へ護送するよう区別して指示する。

  19. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::44-2 幕府達書

    正徳四年五月、唐船の私貿易を防ぐため、幕府が沿海の領主に毎年領内の船数や通行切手を調べ、密売者に船を貸す者を捕らえて報告するよう命じる。私商売に関わる者が出れば領主の監督責任も問うとし、海上の取締りを徹底させる。

  20. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::45 肝付兼柄達書

    正徳五年十一月朔日、肝付兼柄が幕府の唐船取締り命令を薩摩領内に伝え、各地でいっそう念を入れるよう求める。外国船の乱暴に対して船を捕り乗員を斬るとの文言については、拙速な行動がかえって難題を招くので、可能な限り地頭・領主に相談して状況を見極めるよう注意する。

  21. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::46-1 種子島久基・比志島範房連署書状

    享保二年五月十日、種子島久基と比志島範房が、豊前・長門沖を漂う唐船は抜荷を企てている疑いがあるとして、漂着時には武装した番船・追船を増やし厳しく追い払うよう伝える。唐船から発砲された場合は応戦も許されるが、長崎奉行への届出と、藩船が唐船に近づいて密売品を買わないよう沿岸での監督を求める。

  22. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::46-2 幕府達書

    享保二年五月十日、冬以来唐船が各地に漂流しているため、領内に着けば番船や追船を増やし、唐人にも分かるほど厳しく追い払うよう命じた短い達書。取次は中神与五左衛門。

  23. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID I::47 某達書

    甑島に漂着した唐船が「長崎で商売を終え帰国中」と説明したが、長崎側は事実と違うと知らせたため、以後同様の漂着船は通行を証する信牌の有無で確認するよう指示する。信牌がなければ吟味して従来どおり処置する旨を記すが、本文は途中で「以下ナシ」となる。

  24. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID 無番号_0002 諸家忠死略抄

    伊地知季安が藩命により編んだ、島津氏家臣諸家の「忠死」を列挙する人物録。冒頭目次は戦死四百三十人・子孫二百五十八人と記し、本文は伊集院氏から上井・諏訪氏まで、家ごとに当人の諱・通称、戦死・殉死の年月日と場所・事情、子孫の名と家格を記す。承久の乱や蒙古襲来から戦国期の木崎原・根白坂、朝鮮出兵、関ケ原、…

  25. 旧記雑録拾遺 著作史料集6-文書ID 無番号_0003 南聘紀考

    伊地知季安が琉球と薩摩・日本・中国との関係を上・中・下巻で年次順に考証した長編。上巻は琉球の位置・島名・王統を日中の史書や島伝承と照合し、察度・尚巴志の時代から明への朝貢・冊封を追う。中巻は琉球王の継承、明使節、薩摩との通交・贈答・儀礼、寧波の日本使節衝突、秀吉の朝鮮出兵に伴う負担と薩摩の出兵準備を…