久世の上京と一橋越前の政務取扱、長州の早期協議周旋を求める三郎の脇坂宛書状写
6月16日(本文);伝来注:文久2年戌6月16日於江戸/原整理番号 366の2/整理ID 366-2
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概要
脇坂へ送った三郎の内用書状写。以前役場を離れて面会し存慮を述べた際の厚意に礼を述べ、熟考したので同列とも相談してほしいとする。第一は久世上京の勅命を受けても停滞していること、一橋・越前を人心が頼りにしているのに大老等の名目・先例へ拘束して政務の協議が半年にも及ぶことを憂える。早く決定して公武一和・国内一致を実現し、人心疑惑や浪人蜂起を防ぐよう求める。次に長州側の上書と上京をめぐる回答が不明瞭で、長門守の出府と大膳大夫との協議が決まらず、措置を翌春まで遅らせれば国中の紛乱を招くと懸念する。叡慮を体して早く上京し是非を相談することを促す。自身は家督者でなくても亡兄の遺言と天下への志から身命を投げて周旋するので、功名栄利の意図ではなく公武一和・国家一致を願う趣旨を汲んで取り扱ってほしいと結ぶ。六月十六日。末注は文久二年戌六月十六日に江戸で三郎が老中脇坂へ内々に出した書付とする。希望・懸念と政策実施を分ける。
登場人物
嶋津三郎久光、老中脇坂侯、同列、一橋、越前、久世、勅使、長州大膳大夫(注:毛利慶親)、長門守(注:毛利元徳)、浪人、亡兄(本文実名不記)
宛先
老中脇坂侯へ内々に差出す(伝来注);同列との談合を求める
キーワード
脇坂宛内用書状写、三郎久光、同列談合願、久世勅命上京停滞、一橋越前人心、名目先例拘泥大老、半年協議、早期政務取扱、公武一和国内一致、浪人蜂起懸念、長州上書上京不明瞭、大膳大夫長門守、翌春延期懸念、叡慮周旋、家督者ではない亡兄遺言、功名栄利否定、六月十六日、文久二年江戸内々差出注
冊子頁
263~265頁
読込量
大
面白さ
★★★★☆
(2)148~276頁(嘉永7~文久2).pdf