米価下落に関する御趣意之写
嘉永四年夏(題・末尾の表示)/原整理番号 178/整理ID 178
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概要
米価下落を受けて米の売払・代金返済と困窮救済を述べる長い御趣意の写し。先の四千石の取り扱いを踏まえ、五千石申請米の内二千石を安い値で売る相談を受け、今回は四千石も同じく下直で売らせ、上の金銭を受けていた場合は返すとして、立場の強い側の利益より人を助けることを重んじる。四千石の内の高や円内などを捨てず、残る部分も倉方で価格を立てて売払い、秋の収穫で米価が下がれば少しずつ割渡し、申請上納は今年から来年の五ヶ年の数に関わる扱い、納め難い者の年賦猶予にも言及する。御知行は国家の固と諸士への恩恵に関わり、利だけを考えて目前の損失を避けるのではなく、人心を穏やかにして困窮者を救うべきだと説く。外国船の来着が続く時期に礼儀・学文武芸を心得、奢侈を避けることも求める。町奉行・諸郷役人が船持・売買に関わる事情を承知し、他国の買米・唐物取締等を調べ、市中で一度に大量の売買をさせず、米や銭を小分けに置いて当座の融通を図るよう論じる。人心の動乱は米銭不勝手から起こるとして金銀の貯蓄・利ばかりを求めないよう諭し、当春の公辺の救米や筑前の前年凶作への下直救済も例に挙げる。嘉永四年夏に御側役へ語った趣意とする。
登場人物
御趣意の発言者(本文個人名不記)、御側役、表向の命令者、諸士、町人、大目付、町奉行、上納者、困窮者
宛先
御側役に語った趣意の写し。取扱いの担当者へ伝達することを求める
キーワード
米価下落、四千石五千石二千石、下直売払、代金返済、年賦、五ヶ年、困窮救済、人心動乱、御知行国家、人和、奢侈戒め、市中分置、救米
冊子頁
117~120頁
読込量
大
面白さ
★★★★☆
(1)例言・目次・本文1~147頁(天保6~嘉永6).pdf