有川貞厚首尾書(取次への覚付)
安永元年十二月十日(首尾報告の日付・冒頭覚は無日)/原整理番号 968/整理ID 968
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概要
水野壱岐守の取次をする御側御用人荒木源右衛門へ示す覚と、交渉の首尾を左中へ報告する書状を収める。浄岸院の遺骸を国許へ送ることにつき、遠国への道中は火災その他の心配もあるので一日も早く当地を出棺し、国元での葬送を滞りなく済ませたいと願う。雲林院の仙台への引越の先例も引き合いに出し、幕府から附添の役人が命じられることを望むが、昨日まで沙汰がなかったため、一日も早く出棺できるよう取り計らってほしいと内々に頼んだ。源右衛門が出会って承知し、壱岐守へ伝えるという返答を得たが、遠国のことは殊に火事が多いので心配していると聞いた。今日の評議で願いどおりとなるよう話があり、壱岐守も気にかけている一方、附添の者はまだ命じられず、その点で差し支えはないという。右近将監の内意を受け、用番へ出棺日限を届ける方法を相談し、附添役人の決定を待たず日限を定める必要を伝える。季節柄、急いで支度しなければ日が延びるので、早く附添役人を命じてもらうのが都合よいとし、すでに出棺日限もあること、附添役々が命じられるのが五日前でも供を務めなければならない事情を伝えた。太守から家中にも心得を伝え、御前へ報告する旨を承知して、源右衛門を通じて急ぎの取り計らいを頼んだところ、事情を聞き届けてもらったと報告する。十二月十日付、年は安永元年の朱注、左中様宛、有川勇馬の名に留守居・貞厚の注を伴い、今朝の相勤首尾と結ぶ。
登場人物
有川勇馬(留守居・貞厚注)、左中、水野壱岐守、荒木源右衛門(御側御用人・御取次)、松平右近将監、太守、浄岸院、雲林院(松カとの注)
宛先
荒木源右衛門(冒頭覚の取次先)、左中様(首尾書の宛)
キーワード
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冊子頁
343~344頁
読込量
中
面白さ
★★★★★
(3)310~450頁(明和9~安永4).pdf