有川貞厚首尾書
明和九年三月十一日/原整理番号 877/整理ID 877
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概要
駕の棒頭一人を羽織着・脇差帯で召し連れたいとの意向と、下乗まで駕の者四人のほか棒頭一人を召し連れる件について、御目付山村十郎右衛門へ留守居付澁谷五郎右衛門から頼み、用人宮地又右衛門を介して申し入れた首尾を記す。以前は駕の者すべてが羽織を着て脇差を帯びたが、近頃は差し留められていたので、まず棒頭一人について旧例を求め、下馬・下乗の出役へ伝えるよう依頼した。駕の者四人に棒頭一人を加える希望も伝えたが、下乗まで他家並みに召し連れる件は、供人が重なる近年の事情、出役の取締り、門を固める人数などから容易でないとして、同役への相談と書付提出を求められた。国者陸尺と当地渡の陸尺が混在し、多人数の供からの指図では諸事が半ばになるおそれがあるとして、棒頭を添えて締める趣旨も説明した。平日の供人数や下馬から下乗・玄関までの人数を尋ねられ、留守居と相談して人数書を認めて持参し、別紙のとおりの書付を十郎右衛門へ渡した。家柄に応じた中間の大小着用や陸尺の脇差帯の旧例についても話し合い、先月二十七日に五郎右衛門をもって提出した私名義の書付について、四人の陸尺のうち一人が下乗まで羽織着・脇差帯とする例はあるものの中絶していること、四人のほか棒頭一人を召し連れる意向が成り立つよう内々に同役へ相談して取り持つ旨を聞いた。昨日、十郎右衛門から五郎右衛門が出向くよう伝えられ、別紙の趣旨を口達し、さらに書付を渡されたので、今朝十郎右衛門へ参上して昨日の請取・謝礼などを述べた。旅中に申し越し、承知のうえ挨拶する旨を知らせる。注では、又右衛門から五郎右衛門へ渡した書付一通と、先に十郎右衛門へ差し出しておいた書付二通を添えて首尾を報告するという。三月十一日付、年は明和九年の朱注、有川勇馬の名を備える。控正文は江戸家老座にあるという。
登場人物
有川勇馬(目録貞厚)、松平薩摩守、山村十郎右衛門(御目付)、澁谷五郎右衛門(留守居付)、宮地又右衛門(用人)、十郎右衛門、五郎右衛門、務大輔、駕の者・棒頭・供目付・陸尺・中間
宛先
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キーワード
棒頭一人羽織脇差の旧例復帰希望、駕四人外棒頭一人、下馬下乗出役への依頼、山村十郎右衛門・澁谷五郎右衛門・宮地又右衛門、供人増加と取締り、国者陸尺当地渡陸尺、平日供人数書、先月27私名書付、陸尺四人内一人の着用旧例と中絶、同役内々取持、昨日口達書付・今朝請謝礼、旅中申越、添付一通と先提出二通
冊子頁
318~319頁
読込量
中
面白さ
★★★★☆
(3)310~450頁(明和9~安永4).pdf