追録6-No.2567その他文書旧記雑録暫定版・確認中
格式を子孫へ継ぐための隠居と若い侍従への政務補佐の意図を示す
天明七年二月(年は朱書)/原整理番号 2567/整理ID 2567
確認度中
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概要
隠居について、現当主が先代の遺意を継いで家の規定や領国内の統制を細かく命じてきたが、いまだ行き届かない点があり心を痛めていると述べる。他方、公儀との特別な由緒により、侍従の初めての御目見や月次礼での休息所の席など、太守と同様の取扱いを受け、両殿とも内外で大きな威勢を得ているとする。今しばらく勤めれば御縁女の父という事情でさらに特別の取扱いを受ける可能性もあるが、それが太守一代限りで家に残らず、侍従の代に引き替わる際に不都合が生じることを懸念する。そこで主要な取扱いを侍従にも受け継がせたいと考え、なお実現していない現在の席柄による月次の着座を願ったが、重大な事柄であり浚明院の代には実現しなかったと説明する。近年の家の願いはこの着座だけで、ほかはすでに認められているという。国政のため自ら早く隠居し、侍従へ家督を譲って政務を補佐し、現当主の代で実現しない事は侍従の代に時機をみて願い出られるようにしたいとする。代替わりがないと実現しにくいとの老中の厚い応答も踏まえ、公儀での取扱いを二代にわたり継げば諸事が整って子孫へ伝わると考え、家の長久のため隠居すると述べる。侍従はまだ若いので政務に心を添えるとして、この深意をくみ取るよう求める。
登場人物
島津重豪(太守)、斉宣(侍従)、御先代、御当代、御縁女、浚明院(徳川家治)、老中
宛先
宛名記載なし(隠居の内意を伝える書付)
キーワード
隠居、内意、家督、侍従、御縁女、格式、御目見、月次礼、御休息所、着座、政務補佐、家の長久
冊子頁
940~941頁
読込量
中
面白さ
★★★★★
原文を確認
(7)926~1054頁(天明7~寛政元).pdf