風俗・言語・服装・勤務姿勢を改める口頭内意と家老らの承知を記す
天明四年正月八日/原整理番号 2032/整理ID 2032
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概要
御休息所で重豪が家老らに語った領国内の風俗・勤務の心得を記録する。浄国院以来の取締りと当代の申渡しが再び緩み、喧嘩・夜行・辻立が生じたことを挙げ、頭役が書付を伝えるだけで済ませず、日夜心に留めて末々まで実行させるよう求める。古い悪習を捨て、服装・容貌・言語を心得るべきだが、華美な新調や奇異な若者の様子をまねて目立つことをよしとしない。言葉は江戸・京のようでなくてもよく、九州に通じ、他国の者にも理解されるようにする。外聞に関わることは役の高下・尊卑を問わず共有し、参会では頭役が下役へ懸意を添える。役職の区別はあっても、威光で無理な取り計らいをしてはならないと戒める。下国の道中で公儀が声をかけた厚意を敬い、領国内でも恭敬し、礼儀の不周知による狼狽や過度に形式ばかり守る応対を改める。個別の世話で済ませず、命令する側の浮き立った心得も改め、古流だけに固執せず当時の振合で徐々に風俗を立て直す。近頃の田舎の鷹掛が概ね意にかなった例を挙げ、応言・言葉も含め皆が心得るようにする。日夜の教導を五年十年続け、役職者が存慮を尽くし意見を述べるよう求める。毛利覚右衛門に委ねて組頭から番頭へ徹底し、家老・若年寄・大御目附にも岩下佐次右衛門を介して相談させ、行き届かせる。年中の用筋で骨折りして勤める者は吟味し、褒美沙汰を申し上げるよう命じる。天明四甲辰正月八日に左中・杢・拙者が承知したとの追記があり、大進に島津久起の原注を付す。正文が家老座にある写しの内意書。
登場人物
島津重豪、浄国院(原注:島津吉貴)、毛利覚右衛門、岩下佐次右衛門、左中、杢、島津久起(大進)
宛先
左中・杢・大進(聴取者)
キーワード
島津重豪、内意、御休息所、家老座、浄国院、風俗、取締り、喧嘩、夜行、辻立、頭役、容貌、服装、言語、江戸、京、九州、薩摩、外聞、高下尊卑、懸意、威光、無理取計、公儀、道中、恭敬、礼儀、鷹掛、教導、五年十年、毛利覚右衛門、岩下佐次右衛門、組頭、番頭、家老、若年寄、大御目附、褒美、島津久起
冊子頁
717~718頁
読込量
大
面白さ
★★★★★
(5)616~767頁(天明元~天明4).pdf