早春参府に伴う御鷹の鶴の拝領順年・旅中拝領についての内々の照会報告
安永六年十月十四日(年は朱)/原整理番号 1489/整理ID 1489
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概要
来年の参府が早く、宿次御奉書による御鷹の鶴を拝領する順年が御流れになるのではないかを内々に聞き合わせるよう命じられたことから、その折衝を報告する。まず右近将監方で、正月中旬頃に国元を出発するなら来年の拝領はない筋かもしれないと聞いたが、右近将監本人へはまだ内々の問い合わせをしておらず、断定し難いとする。去六日朝、松倉左中に会い、在国年の格年に拝領してきたこと、去々年の順年には拝領がなく当年は拝領されると思っていたこと、早春出発・三月中参府を願った経緯を述べた。宿次の鶴は極月末又は正月に当地から送り出され、遠国のため旅中で頂戴する場合と、出発が早く拝領がない場合の二筋があり得るとして、拝領の有無と御礼使の扱いを相談した。松倉は都合のよい方で差し支えない旨を述べ、旅中で頂戴する場合は役人に相談し、御着服・外表向・外廻りの扱いにも触れる。有川は旅宿での拝領、在府後の拝領、後年に障らない延期等の扱いを尋ねた。松倉は国元を発つ前の拝領を心積りとし、当年在国中に拝領がなくても後年に障ることはない旨を述べた。右近将監への内密の問い合わせ、八日朝の再訪、九日頃の飛脚を見込んだ返答の催促、先例や若年寄方の調べが続く。後段では国鷹の順年に当たる家が早春に発駕する場合の話を聞き、早春出発による順年繰替の例はなく、鶴は捉飼次第で年内に下されることも翌年になることもあるという説明を載せる。年内に国元で拝領する心積りや当年者相除ケ方との取り調べの方向にも触れるが、十月十四日の記載時点では松倉方からまだ何分の連絡も受けておらず、まずこの旨を報告すると結ぶ。有川勇馬、主計様宛。差出の貞厚・留守居、宛所の家老二階堂行旦は原注にある。
登場人物
有川勇馬(留守居・貞厚の原注)、松平右近将監、松倉左中、野崎(本文姓)、若年寄(無名)、二階堂主計(家老行旦の原注)
宛先
主計様(家老二階堂行旦の原注)
キーワード
参府早い宿次鶴順年御流れ照会、去六日朝松倉左中・八日朝再訪・九日比飛脚見込、極月末正月仕出旅中頂戴又は無し、服役人礼使内相談、国元在府延期及び先例若年寄調、捉飼次第年内翌年・繰替例無、十月十四未回答有川勇馬主計宛
冊子頁
535~537頁
読込量
大
面白さ
★★★★★
(4)451~615頁(安永4~天明元).pdf