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追録6-No.1183達書旧記雑録暫定版・確認中

増上寺火之番心得―登城時の処置・出動待機・火事の合図

安永三年四月(末朱、日なし)/原整理番号 1183/整理ID 1183

確認度中
この文書は暫定版です

現在、内容を確認中です。概要・人物・宛先・キーワード等は後日修正される可能性があります。

概要

増上寺辺で出火した際の処置と、屋敷の合図による出動・待機を定める。登城中に御霊屋へ心遣いが必要な火事となったときは、御目付と間合いを相談して退出し、直接増上寺へ向かう。大目付・御目付への連絡には屋敷からの人数を追って差し出すので、自分が退城する旨は大目付へ直に伝え、御目付へは留守居をもって届ける。下馬まで出火の注進があれば、供の日附の内で城中の口へ取り会う者が留守居を介し刀番へ連絡する。城から直接増上寺へ行く場合は、どこででも立ち寄って着替えてよい。殿中向が全員火事装束となるような場合には坊主部屋でも着替えるが、なるべく別所へ立ち寄る。登城前や途中の出火で御霊屋に心遣いが必要なら、増上寺へ直行して登城せず、殿月番老中へ刀番使者をもって届ける。登城していなければ当番御目付へ届ける。上野への参詣中も同様の出火なら増上寺へ直行し、参詣しない旨を宿坊へ表方使者で知らせる。他所へ出ていても御霊屋に心遣いが必要な出火なら直接向かう。以下、屋敷の合図を定める。掛板五つは遠近を問わず出火を知らせる合図。掛板を静かに打つときは拍子木を打ち回し、定駈人数は備場へ、一番・二番駈付人数は装束を整えて宿々に控える。駈出を打つときは鈴を振り、定駈付一組は増上寺へ、一番・二番駈付は備場へ出る。二度目の駈出では一番駈付が増上寺へ向かい、三度目では二番駈付も向かい、供方は備場へ出る。半鐘と掛板を一度に打つときは銅羅を打ち回す。これは増上寺近火・屋敷方限内、または限外でも急火・風並の悪い場合の合図で、定駈付一番手が早く増上寺へ、一番駈付は備場で控え、合図に応じて向かい、二番駈付は備場に控える。一番・二番が増上寺へ差し越した後、風並により一組が屋敷へ戻って防ぎ、供方は勤場へ出る。掛板が打たれなくても、拍子木・鈴・銅羅の合図を心得て間違いなく勤場へ出る。屋敷内の疑わしい煙には銅羅だけの合図もある。この場合は誰でも装束を待たず早く現場へ駈け付けて消し留め、手が足りなければ引き取り、受持の場所へ出る。櫻田・高輪・三田・汐留・南八丁堀・大圓寺の出火では掛板三繰、拍子木を三つずつ打ち、所在から出て合図に応じて差し越す。用心駈付人数だけが備場所へ出て、次の合図で出動する。半鐘五つは鎮火の合図。末朱は安永三年四月。人数の実数は記さず、一番・二番という組区分、音具ごとの数と出動段階、直行と連絡・待機の条件を別々に記す。

登場人物

火之番当番、御目付、大目付、留守居、刀番、殿月番老中、坊主、定駈付・一番二番駈付、供方、増上寺、上野、櫻田、高輪、三田、汐留、南八丁堀、大圓寺

宛先

火之番の勤仕関係者(独立宛書なし)

キーワード

登城中・登城前途中・上野参詣中の処置、御目付大目付留守居刀番への届、着替え、掛板五・静打、定駈付一組・一番二番、鈴と駈出一二三段階、半鐘掛板同時・銅羅、風並による屋敷防衛、疑敷煙、六地名の掛板三繰拍子木三宛、半鐘五鎮火

冊子頁

427~428~429頁

読込量

中

面白さ

★★★★★

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(3)310~450頁(明和9~安永4).pdf