平田正輔書状
〈寛延四年〉七月十六日/整理ID 旧記雑録追録5_文書0938
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概要
平田靭負正輔が七月十六日、主殿久柄・伊勢兵部貞起・義岡相馬久中・主鈴久郷・鎌田典膳政昌・河野八郎左衛門通興へ、有徳院の遺物拝領と謝礼について報告し、国元の指示を求める。十日に上使小出信濃守から、太守・隅州へ脇差各一腰、菊姫へ御手鑑一帖が授けられ、同日の飛脚で知らせた。刀の外箱を整え、御馬廻川上喜藤太、新番荒武蔵右衛門、御歩行五代喜左衛門、愛甲嘉兵衛、足軽八人を付け、護送に差し立てた。川々の渡しを慎重に扱い、佐屋経由では日数を定めず油断なく参着するよう申し合わせた。 両殿は在国のため、取次の小左衛門・長澤牛兵衛を通じ、加賀守忠雅の名代御礼と上使への礼使札を相談した。十日に小左衛門が参上し、上使の書状を受け取り、両殿の謝礼使者について加賀守が承知したと伝えたが、牛兵衛の説明に食い違いもあり、翌朝七時ごろに改めて確かめた。遠国在住の両殿へ上使が遺物を授ける例は家中になく、謝礼は今後の家格に関わるため、御一門から名代を頼み、老中・若年寄などへは名代が廻勤し、側衆・物頭へは使者で御礼すること、国元でも先に定めた名代御礼の筋を通すことを求める。留守居と星野久務に内談し、平田半之丞・赤松甚右衛門の連絡も挙げ、上使への挨拶で誤解を生じないよう相談する。 さらに、両殿の名代御礼の節に京都諸司代・大坂城代へ通知するか、長崎へ留守居の使者と書状を送るかを尋ねる。十一日に小左衛門を通じ、御用番酒井左衛門尉から太守・菊姫・隅州の御礼を記した御付紙を渡す旨を聞き、御付紙の銘と書付二通、留守居の首尾書一通、佐々木の案文二通を送る。菊姫の表立った謝礼は御用番へは不要とされたが、御留守居から申し出た扱いと松平右近将監・上使への謝礼を照会し、深姫にも言及する。日光宮・御三家・御一門その他へ拝領を知らせるため、使者を通じた通知と隣国への伝達を相談する。末尾に印鑑一枚と別紙五通を送ると記す。
登場人物
平田靭負正輔・小出信濃守英智・太守・隅州・菊姫・深姫・嶋津加賀守忠雅・長澤牛兵衛・山澤小左衛門・川上喜藤太・荒武蔵右衛門・五代喜左衛門・愛甲嘉兵衛・足軽八人・星野久務・平田半之丞・赤松甚右衛門剛正・佐々木・酒井左衛門尉忠寄・松平右近将監・松平陸奥守宗村・有徳院・御三家・御一門・老中・若年寄・側衆・物頭
宛先
嶋津主殿久柄・伊勢兵部貞起・義岡相馬久中・嶋津主鈴久郷・鎌田典膳政昌・河野八郎左衛門通興
キーワード
有徳院遺物、七月十日上使、脇差各一腰、御手鑑一帖、護送、足軽八人、川々渡し、佐屋、名代御礼、礼使札、家格、京都諸司代、大坂城代、長崎、御付紙、首尾書、菊姫謝礼、日光宮、御三家、隣国通知、印鑑一枚、別紙五通
冊子頁
316~319頁
読込量
大
面白さ
高
(3)311~473頁(寛延4~宝暦4).pdf