後編3-No.1594文書
島津龍伯書状
(慶長六年)十二月廿三日
確認度高
概要
島津龍伯が倉光主水佑へ、先日の返書を拝見し、猫の件を承知したので今度六匹を送り、田舎細工で見苦しいながら「ゑふくろ」二つも進上すると伝えた書状。猫とゑふくろの進上先は相手の判断に委ねる。自身は老衰しているものの、度重なる上洛要請を受けて翌年上洛する覚悟を固め、相模に関する件もその時に申し上げるので、この意向を披露するよう依頼した。
登場人物
島津義久(龍伯)、倉光主水佑
宛先
倉光主水佑殿
キーワード
島津龍伯書状、十二月二十三日、島津義久、龍伯、倉光主水佑、猫、猫六匹、ゑふくろ、田舎細工、贈答、老衰、上洛要請、翌年上洛、相模、披露依頼
冊子頁
796頁
読込量
中
面白さ
★★★
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(6)684~843頁(慶長5~慶長7).pdf
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採用済みの翻刻・訳文
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原文写し
管理人採用済み先日者御返書添令致拝見候、仍猫之事承候、今度六疋差上候、併ゑふくろ之儀田舎之細工雖見苦候、二ツ進上之申候、右之兩種ハ何方へも可有御進上候哉、尊慮次第候、兼又愚拙此比者弥老衰仕無正体候へ共、頻可致上洛之由被仰下候之間、來年ハ罷上へき覚悟ニ候、其時節相積儀共申上へく候、此旨宜預御披露候、恐ゝ謹言、
「朱カキ」
「慶長六年款」
十二月廿三日
嶋津修理入道
竜伯(花押)
倉光主水佑殿
- 根拠・参照箇所
- geminiを活用した原文写し
- 投稿者
- keicho
- 投稿日
- 2026-08-10
書き下し文
管理人採用済み先日(せんじつ)は御返書(ごへんしょ)添え拝見せしめ致し候、よって猫のこと承り候、今度六疋(ろくひき)差し上げ候、併(しかし)ながらゑふくろ(絵袋/餌袋)の儀は田舎の細工見苦しく候といえども、二つ進上申し候、右の二種は何方(いづかた)へも御進上あるべく候哉、尊慮の次第に候、兼ねて又愚拙(ぐせつ)このごろはいよいよ老衰仕り無正体(しょうたいなく)候へども、頻(しき)りに上洛致すべきの由仰せ下され候の間、来年は罷(まか)り上るべき覚悟に候、その時節相積もり候儀共申し上げ分(義)共申し上げべく候、この旨よろしかるべく御披露に預かり候、恐々謹言、
十二月二十三日
嶋津修理入道
竜伯(花押)
倉光主水佑殿
- 根拠・参照箇所
- geminiを活用した書き下し文
- 投稿者
- keicho
- 投稿日
- 2026-08-10
現代語訳
管理人採用済み先日は(そちらからの)お返事を添えて拝見いたしました。さて、ご所望の「猫」の件、承りました。このたび6匹お送り申し上げます。あわせまして、「ゑふくろ(猫の餌を入れる袋、あるいは絵入りの袋)」につきましては、田舎の手作りで見苦しいものではございますが、2つ差し上げます。これら2種類(猫6匹と袋2つ)は、どちらの様へご進上なさるのがよいでしょうか。そちら様のお考えにお任せいたします。
また私(義久)儀、近頃はいよいよ老衰いたしまして情けない体(正体のない状態)でございますが、しきりに「京へ上ってくるように」とのお言葉(上洛の命)をいただいておりますので、来年には上京しようと覚悟を決めております。その折に、積もるお話などを申し上げたく存じます。この趣旨を、どうぞ(近衛の殿様へ)よろしくお伝え(ご披露)くださいますようお願い申し上げます。恐々謹言。
「慶長六年款(1601年の手紙)」
十二月二十三日
島津修理入道 竜伯(島津義久より)
倉光主水佑 殿
- 根拠・参照箇所
- geminiを活用した現代語訳
- 投稿者
- keicho
- 投稿日
- 2026-08-10