後編2-No.367書状
福智長通書状
天正15年7月20日
確認度高
概要
福智長通が島津義弘方へ、上井伊勢守と同名の右馬頭のもとに「白唐犬」と「白野牛」がいると豊臣秀長が聞き、両方を所望していると伝えた書状。両人宛の書状を伊下野殿に託して依頼したが、まだ動物が到着しないため、書状が届かなかったのか、そもそも該当する動物がいないのかを確認するよう求める。入手できれば佐土原へ届けることとし、又七殿にも取り次ぎを頼んでいる。
登場人物
福智長通、島津義弘、豊臣秀長、上井伊勢守、上井右馬頭、伊下野殿、又七殿
宛先
島津兵庫頭殿(島津義弘)・同家臣中
キーワード
福智長通書状、福智長通、島津義弘、豊臣秀長、白唐犬、白野牛、上井伊勢守、上井右馬頭、佐土原、珍獣、又七殿
冊子頁
351~352頁
読込量
中
面白さ
★★★★★
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(4)315~456頁(天正15~天正17).pdf
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採用済みの翻刻・訳文
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原文写し
管理人採用済み「義弘公御譜中」
「正文在加治木衆圖師平兵衛吉昌」
追而申入候、仍上井伊勢守殿・御同名右馬頭殿、白唐犬・白野牛在之由被承及、秀長申請度由候條、即先度桑修兩人和書狀相調候て、伊下野殿へ相渡、懇ニ申置候、于今無到来候、若御兩人へ書狀不相屆候哉、又者物𦂬無之候哉、御尋候て一途御返事所仰候、御座候者佐土原迄御居肝要候、又七殿へ懇ニ申置候、但それさまより郡山まで於御居者、尚以祝着可被申候、御兩人以書狀可申入候へ共、それさまへ申入候、御心得所仰候、恐々謹言、
「朱カキ」
「天正十五年カ」
七月廿日
福三
長通(花押)
嶋兵樣
人々御中
- 根拠・参照箇所
- geminiによる原文写し
- 投稿者
- keicho
- 投稿日
- 2026-08-14
書き下し文
管理人採用済み義弘公御譜中」
「正文加治木衆図師平兵衛吉昌に在り」
追って申し入れ候。よって上井伊勢守殿(覚兼)・御同名右馬頭殿(兼政)、白唐犬・白野牛有之(これある)由承り及び、(豊臣)秀長申請(望み)たき由に候条、即ち先度桑修(桑畑・修哲)両人和書状相調(整え)候て、伊下野殿(伊集院下野守忠棟)へ相渡し、懇ろに申し置き候。今に至り到来無く候。若し御二人へ書状相届かず候哉、又は物残り無くこれ無き候哉、御尋ね候て一途御返事仰せられ度く候。御座候わば佐土原まで御居(おき)肝要に候、又七殿(島津家久)へ懇ろに申し置き候、但しそれさま(義弘)より郡山まで御居におかれては、尚以て祝着申すべきに候。御二人書状を以て申し入れるべく候えども、それさまへ申し入れ候、御心得仰せられ度く候。恐々謹言。
七月二十日
福三
長通(花押)
嶋兵様(島津兵部少輔義弘様)
人々御中
- 根拠・参照箇所
- geminiによる書き下し文
- 投稿者
- keicho
- 投稿日
- 2026-08-14
現代語訳
管理人採用済み追ってお知らせ申し上げます。上井伊勢守殿(上井覚兼)と、同族の右馬頭殿(上井兼政)のもとに「白い唐犬」と「白い野牛」がいるとお聞きになり、(豊臣)秀長様がそれを譲り受けたいとお望みとのことです。そのため、先日桑畑と修哲の二人が連名の手紙を用意し、伊集院下野守殿(伊集院忠棟)にお渡しして懇ろに頼んでおきましたが、未だに届いておりません。もしかすると、お二人(上井覚兼・兼政)へお手紙が届いていないのでしょうか。あるいは、その珍しい動物がもう残っていないのでしょうか。お尋ねいただき、はっきりとしたご返事をいただきたく存じます。
もし(珍獣が)まだおりますならば、ひとまず佐土原までお連れ(お置き)いただくことが肝要です。この件につきましては又七殿(島津家久)へも懇ろに頼んでおきました。ただし、あなた様(島津義弘)の方から郡山(加治木近くの拠点)までお連れ(お置き)いただけるのでしたら、いっそうありがたく心強く存じます。
本来ならお二人(上井覚兼・兼政)へ直接手紙でお伝えすべきところでございますが、あなた様へ申し入れさせていただきました。どうぞご承知おきくださいますようお願い申し上げます。恐々謹言。
7月20日
福智三郎(長通)
長通(花押)
島津兵部少輔義弘様
側近の皆様方
- 根拠・参照箇所
- geminiによる現代語訳
- 投稿者
- keicho
- 投稿日
- 2026-08-14